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雨男、今年はいません

 

6月15日(土)御所グランドにて練習を行いました。

天気予報では大荒れの天気が予想されていましたが、私、降らないと思ってました。

今年はなぜだか、京都市内は土曜日の午前中には雨が降らないのです。

練習を中止にしたとたん、晴れてきて「できたがな~」というのが一度あります。

今年は雨男らしき人がいないんです。

去年はいましたよ、学生コーチの梅ちゃんが。今考えたら名前に梅雨の一文字が入っているんです。降るはずですよねぇ。

社会人一年生、頑張ってるんでしょうかねぇ(笑)

練習の序盤、樋口を呼んで10分間ほど話し合いをしています。

1番打者、キャッチャー、ショート。

このポジションは本人が望んでも簡単に任せられるポジションではありません。彼はTKドラゴンズの主力選手の一人です。当然実力もありますし、信頼しているからこそ重要なポジションを任せています。

ただ、これまでのところ彼は普段の力の60%くらいしか試合で出せていないんです。

私は、普段の実力の80%くらいを試合で出せれば良いと思っています。
試合では緊張もありますし、相手もあります。
100%の力を常に出す方が難しいです。そりゃあ、たまには120%の力が出る場合もありますが、それは予期せず出るもので、初めから期待するものではありません。

樋口が80%の力を発揮すればチーム力は上がります。

守備や打撃、要するにプレースタイルの考え方についてアドバイスをしました。弱気をひっくり返す考え方です。もちろん彼の考えや、私の見立てに間違いがないか?も確認しています。

今後の樋口に注目してみたいと思います。

詳しくは、会長のひとり言で、いずれ書いてみたいと思います。

この日はグランドが緩かったので、バッティング練習に終始しました。

ロングティー、トスバッティング、フリーバッティング、レギュラーバッティング。

バッティングの崩れている選手には、最近出来ていなかったバッティング指導もできました。

合間でバッテリーのために、基本的な配球のミーティングも行っています。

バッテリーを集合させたら、ピッチャーとキャッチャーを練習してる選手が2人、ピッチャー専門が3人、キャッチャー専門が1人、計6人。

なんという贅沢なチームなんでしょう(笑)指導も楽しいですわ。

レギュラーバッティングでは、各投手二人の打者に対し、キャッチャーの指示に従った投球をしています。

既に試合でも実践しているのですが、今後はキャッチャーだけでなく、投手陣にも配球を意識して投げて欲しいということなのです。

野球というのは本当に難しいです。

強豪チームは打者のレベルも高いので、速いだけの球では打たれます。バッテリーは頭を使って勝負する必要があるんですよね。

このような細かい点を地道に指導するわけですが、身に付くまでは時間と根気が必要になってきます。
興味を持って聞いてくれるかどうかなんですが、この時期は意識のバラツキがありますし、興味の出てきた選手から指導していくという感じでしょうか。
興味が湧いていないタイミングで細かい指導をしても、あまり効果はないですから。

練習の最後に、内野フライでバトルロイヤル的なことをしています。

全員が三遊間あたりに守り、私が内野フライノックを打ち、2本捕った選手から練習終了。
最後の一人になってしまった選手は罰ゲームとしてロングダッシュ、というもの。

実際こんなプレーは試合ではありえませんが「俺が捕る!」のグイグイ行くぞ版ですなぁ。

見ていると、性格がでますねぇ。
とりあえず何でも捕りに行く選手、群衆の後方でノックのブレを待つ選手、何人か抜けるまで様子を見る選手・・・。

私としては、何でもグイグイ捕りに行く選手になって欲しいと思っていますが、背の高い低いも影響しますので、やってる方はいろいろ大変なんです。

群衆の中で2本捕りきった選手は「俺が捕ったぞ!」と言わんばかりの良い顔をしていました(笑)

しかし感心なのは、故意に邪魔する選手がいなかったこと。
みなさん真っすぐ育ってますねぇ。
ひねくれていると、捕球の邪魔をして喜ぶ子や、陰で蹴りを入れる子が出てきたりするんですよ。

次の試合でのフライ捕球が楽しみです。
みんなが捕りに行って、ぐしゃぐしゃになったりして・・・(笑)

エラーになったとしても、必死で捕りに行くプレーは、見ていて面白いし楽しいです。