叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

1安打完封負け・京都府知事杯初戦敗退

3月1日(日)柊野グラウンドにおいて、京都府知事杯一回戦が行われました。
待鳳ドラゴンズさんとのドラゴンズダービーでしたが、なんにもできず完封負け。おまけにコールド負け。出塁したランナーは二人だけ(笑)でした。

京都府知事杯1回戦
TKドラゴンズ 0 0 0 0 0 0   0
待鳳ドラゴンズ 0 1 5 0 0 2x  8
(負 吉村 1勝1敗)

1安打ではどうしようもない。2試合連続完封負け。
初回、1番上川がセカンドエラーで出塁。
2番吉村。
試合前のキャッチャーのセカンド送球を見て、盗塁を刺す自信はあるんだろうなと思っていた。盗塁を刺したいバッテリーの配球は読みやすい。
2球目まで相手バッテリーが盗塁を刺しにきたウエストボールには動かず2ボールとなり、3球目に盗塁を仕掛ける。ショートがベースカバーに入るタイミングで、吉村のショートゴロがヒットとなり0アウト1塁2塁。
で、クリンナップがピッチャーフライ、ピッチャーゴロ、ファーストフライ。チャンスはこれだけだった。
クリンナップはノーサインで打たせる。でないとクリンナップの意味がない。
野球らしい解説ができるのはこの場面ぐらいしかなかった(笑)

TKドラゴンズは、バントはしない。
でも、これじゃバントもしたくなるわなぁ・・・

先発吉村の立ち上がりは良かったが、エラー3つで自責点0の失点3。
ただ、3回に2アウトから連続四死球を出したところで我慢できず立石をワンポイントでマウンドに上げたのだが、サードエラーで満塁にされたあと一発を食らった。
打てる打線だと、ここは続投させるところだが、こうも打てないと早いタイミングで流れを切りに行くしかない。それが裏目に出たらドカンとやられる。

いずれにしても打てないと投手陣にかかるプレッシャーが大きすぎる。
6回8失点だが、自責点2なら投手陣は誰も責められない。
1点取られたら負け、打たせたらエラーでは投げようがない。
が、これが今のチームの実力。

打撃と守備を立て直すのと同時に、この先今期のチームには、野球選手として必要ないろんなことを植え付けないと勝てないだろうな、と感じた試合でした。

不思議なもんで気持の弱い野手の所に打球は飛びます。
今日もエラーした後「ごめん」と謝っていた選手がいましたが、すぐに叱りました。おかしいと思われますかねぇ。一般的には叱ったらだめですよね。
ガチな野球経験のない方には理解しにくいかもしれませんが、野球の道徳観は一般的な道徳観とはかなり違います。
野球選手はエラーして謝ったら終わりです。
野球にはエラーはつきものです。エラーのない野球なんてありえません。だからこそ、エラーを怖がらずアウトを取りに行く選手だけが生き残るんです。
他の選手に謝った時点で守るにふさわしくない気持ちの弱いプレーヤーだとみなされ、その選手はフィールドから消えることになります。
レギュラー争いをしている選手が不用意に謝れば、自分のポジションを失くします。
守っている以上「自分が一番上手い」「俺がエラーしたならしょうがない」と思っておかないと、優勝のかかった場面なんかでは、守備についている途中で失神してしまいますよ(笑)
それぐらいしんどいんですよ。プレッシャーとどう戦うかが野球選手の宿命です。
謝るのは楽です。ですから、謝る選手は伸びません。
どうすれば良いのかと言うと、自信がつくまで練習するしかないんです。そうなれるまでは自分からストイックに取り組まないと上手くはなりません。
最終的には「あいつがエラーしたんなら誰も捕れない」と思わせるプレーヤーになればいいのです。

以上はほんの一例ですが、こういった勝ち抜くための野球の根本が薄いような気がするんですけどね。今期のチームには。
なぜか、野球をやらされている選手が多いと感じます。自らやる野球を基本とするTKドラゴンズなのにね。
自分でやる野球を指導していきましょう。
夏頃には変わるでしょう。今期は気長に行きます。