叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

竹の子リーグ2連勝

10月6日(土)は御所グラウンドにて練習を行い、7日(日)には竹の子リーグのリーグ戦に初参加させてもらい2試合行いました。

竹の子リーグはトーナメント戦が間もなく始まりますが、1年間をかけて行われているリーグ戦に参加させてもらいました。結果は2連勝。幸先のいいスタートが切れました。リーグ戦は終盤に差し掛かっているため、あまり試合数は消化できませんが、タイミングを見て試合をこなしていくつもりです。

 

試合では、先日の打撃指導、ピッチング指導を各自が自分のものにしかけている印象を受けました。自宅でも反復練習をしていた成果が出ていました。

打撃は活発で、2試合で2本塁打、2三塁打、2二塁打を含む13安打と各選手よく振れていました。

投手陣も渡辺、池本がそれぞれ完投勝利し、順調な仕上がり具合と言えそうです。

 

 

竹の子リーグ第一試合

 

TKドラゴンズ  3 0 0 0 6 3   12

園部ドリームス  2 0 0 0 0 0   2

(勝投手 渡辺 1勝1敗、 本塁打 池本3号・石原寛太1号)

 

1回表、1アウト1塁3塁のチャンスで4番池本が右中間を深々と破る3ランホームランを放ち先制した。初回のチャンスで4番の一発は効く。相手チームに与えるダメージも大きいし、試合の主導権を握ることが出来る。4番と言えども常にチャンスで長打が打てるわけはないのだが、池本は初回であろうが終盤であろうが、チャンスに強い。初めて対戦する投手の球筋を1球見ただけでとらえる力と集中力を持っている。だから不動の4番なのだが。

 

先発は渡辺。渡辺には、この試合は5失点までOK、6失点で交代すると告げていた。1試合通して投げさせるつもりだった。

初回は上半身に力が入りコントロールが定まらず、4番に2点タイムリーを打たれ2失点。2回もまだバランスが悪く、四苦八苦していたがラッキーなダブルプレーで満塁のピンチをしのいだ。

3回からは別人のようなピッチングを見せてくれた。ピッチング指導通り、いや、それ以上の出来だったかも。緩急を使い打者を翻弄させる。追い込んでからのストレートがスピードを増す。かと思えば抜いて打者を崩す。なんだかピッチングらしくなってきた。

おそらく渡辺本人も3回から6回の4イニングのピッチングは面白くて仕方なかっただろう。「これがピッチングなんか」と実感しながら楽しそうに投げていた。この感覚を忘れずに投げ続けてほしい。

 

4回を終わって3-2。

5回表、追加点が入らない状況をなんとかしたのがこの回の先頭打者、1番石原寛太。糸を引くような打球が左中間を破り、ほしかった4点目が入った。

中盤、試合の流れが止まるということはよくある。次の1点をとったチームに流れができる。その場合、なぜかかなりの確率で、守備側のエラーか四球、攻撃側の一発で試合が動き出す。この試合を動かしたのは寛太の一発であった。先々週に打撃フォームを変えたのだが、この結果で本人も納得しただろう。

その後2四球をはさみ、4番池本の右中間スリーベース、5番渡辺の右中間ツーベース、7番熊谷のレフト前ヒットと続き一気に6点を追加。試合を決めた。

 

この日、久々に7番キャッチャーでスタメン出場していた熊谷。2打席凡退のあとの5回表の3打席目。4点取って尚1アウト3塁の場面なんで、普通ならフリーで打たせるところなのだが、彼にはTKスペシャルを出した。

熊谷がここしばらくスタメン落ちしているのは、技術的な面というよりも「失敗したくない」という守りの気持ちが大きく「打ったるで」という攻めの気持ちが欠けていることが最大の原因なのである。なんとかその「無難にやり過ごしたい」という甘ったれた感じを払しょくする指導をしているのだが、ここ数試合が勝負だと思っている。

そういうこともあって、見逃せばランナーはアウトになるので、振るしかない状況を強制的に作った。結果的には良い方に転び、その後、このヒットを含め2試合で4安打したが、どれだけ自分に厳しくなれるかどうかが熊谷の今後を左右するだろう。

 

渡辺が初完投、初勝利。きぬかけ杯に向けて先発陣は揃った。

 

竹の子リーグ第二試合

 

松尾ジュニア・嵐山東連合 1 0 2 0 0   3

TKドラゴンズ      0 1 4 0 0X  5X

(勝投手 池本 3勝)

 

竹の子リーグのリーグ戦で松尾ジュニア・嵐山東連合チームさんは2位を走っているとのことだったので、先発にはエース池本を持って行った。

池本にはいくつか課題を与えている。調整しながら投げていたが、良い感触はつかんでいるようだ。

初回、珍しくサード石原の送球エラーから1失点した。この日はサードゴロがやたら多く、2試合でなんと11個。寛太がエラーしたのはこの1つだけ。10個のサードゴロは非常に上手くさばいている。彼の守備に関しては「完璧な守備だ」以外に言うことは何もない。

後で、池本マネージャーとも話をしていたのだが、池本がマウンドに立つとエラーが出る。私もいろいろ考えてみたのだが、その答えは一つしかない。

池本の小学生離れした存在感に尽きる。そういうものが出るような指導をしてきたのは私なので、苦笑いするしかないのだが・・・

池本のブラックホールのような超重力に引っ張られることなく平常心で守備ができる小学生はおそらくいない。プロになれば守備陣にも重力が存在するので、そこへ行くまで、この状況は池本につきまとうのかもしれない。

 

2回、いったんは6番熊谷の同点タイムリーで追いついたが、3回に2点を取られ1-3。

3回裏、1アウト満塁から4番池本のタイムリー、5番渡辺の逆転タイムリー3ベース、6番熊谷の5点目となるタイムリーが連なり一気にひっくり返した。

この試合、4番池本5番渡辺6番熊谷で5安打。中心打者が良く打ってくれた。

バッティングについては、三者三様、一人ずつ違う指導しているが、各選手とも結果を出してくれた。

しかし渡辺の打球はやばい。綺麗な打球ではなく「ボカッ」と当たった途端にいきなり外野を超えている感じ。小学生でこの打球を打てる選手は少ないよ。まだ8割ぐらいのスイングだが「これフルスイングできるようになったらどんだけ飛ぶんや?」と思ってしまう。

 

勝つには勝ったが、この試合では走塁のミスが出まくっている。目を覆いたくなるような変なタッチアップや、2塁と3塁の間にランナーが3人いて渋滞してるとか、前のランナーを見てない走塁とか・・・・これだけミスが出れば普通は勝てない。たまたま打撃力で勝たせてもらったが、修正箇所が多すぎて・・・一つずつ潰していくしかない。

 

池本は復帰後、無傷の3勝目。エースの役割を果たしている。

審判をしていただいたスタッフの皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

 

 

さて、次の土曜日も練習試合を入れる予定です。

竹の子リーグのトーナメント戦が終わるまで、6年生中心のオーダーで試合を重ねます。