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第11回きぬかけ杯

12月2日(土)わかさスタジアム京都において第11回きぬかけ杯が開催され、TKドラゴンズは残念ながら最下位に終わった。

一回戦     ○アカスポT VS ●TKドラゴンズ  1-8
三位決定戦   ○アカスポB VS ●TKドラゴンズ  1-2

優勝 アカスポTチーム
準優勝 上鳥羽友愛ジュニア
第三位 アカスポBチーム
第四位 TKドラゴンズ

優秀選手
TKドラゴンズから
金城 維治

受賞理由
第一試合1回、先制タイムリーヒット

河野 温斗

受賞理由
第一試合1回、チャンスを広げる右中間へのヒット

金城は順当だったが、二人目の優秀選手は迷った。

受賞者二名以外の優秀賞候補者は第一試合でヒットを打った、細川と池本。
立ち上がり2イニングを無失点で抑えた市橋。
三位決定戦でヒットを打った三品と栄木。

この中で細川のヒットだけが得点に絡んでいるので河野か細川かというところだったが、大きな声で内野を盛り上げていた河野に決めた。

さて、
試合を振り返りたいところですが、
悔しすぎてまともなことが書けそうにないので、省きます。
コメントぐらいは絞り出せますが、振り返ると体調が悪くなりそうなのでやめておきます。

敗軍の将は兵を語らず。
全て私の責任。
6年生には楽しい思い出を作ってあげることができず申し訳ない。
この反省を来シーズンのチーム作りに生かさせていただきたい。

来年はきぬかけ杯を必ず取りたいですね。

あまりにもそっけないのは申し訳ないので・・・
印象に残っている場面を書いてみます。

第一試合、
6年生を信じて3番4番5番のクリンアップを任せたんですが、1回裏に3連打で1点をもぎ取ってくれました。
これは嬉しかった。

三位決定戦
6年生最後の打席に立った三品がまさかのセカンド内野安打。
このヒットでベンチはお祭り騒ぎになった。
ド素人でも懸命に練習をしてバットに当たるようになったんだ。
わかさスタジアムでヒットを打ててよかったな。

5回表、0-0、ノーアウト三塁の場面で、4回表を0に抑えた瀬古に代わって突然マウンドに立った三浦。
TKドラゴンズに入団して初マウンドで私に言われた言葉が「3人三振にとれ」
涼しい顔で「はい」と言った三浦はその後の二人を連続三振にとる。
三人目も追い込んだが当たり損ねのショートゴロがエラーとなり点をやってしまった。
惜しかったが、そんなことはどうでもいい。
十分に光り輝いていた。

3回裏の攻撃、4回表の守備で来年の主力選手候補を続々とフィールドに送り込んだ。
すでにフィールドに立っていた池本、栄木に続き、瀬古、中村、三浦、野見山、渡辺、立石、長尾・・・
6年生には、三位決定戦の前に「6年生全員スタメン。最後の1打席を悔いのないように楽しんでほしい。打者一巡した後は新メンバーを投入する。」と伝えていた。
大きな声で全力でフィールドに立つ新メンバーを目を細めて見させていただいた。

それと、
場内アナウンスを栄木さんの友達の斉藤さんにお願いしたのだが、これがとんでもなく素晴らしかった。
三位決定戦の試合前。
グラウンド整備の間にスタメンが紹介される。
1番から7番まで6年生を並べた。
自分の名前がアナウンスされるのを聞いておくように6年生に言っていた。
1番から名前とポジションがアナウンスされ、ベンチからスタンドから拍手が沸く。
その音を
そのざわめきを
その歓声を
胸に刻み込んでほしかった。

高知県の高野連でウグイス嬢をされていた斉藤さん。
現在住まれている神奈川からわざわざご夫婦で京都まで来ていただいたのだが、前日の打ち合わせ・・・夜の10時にとあるカフェで「3番ファースト田中君って言ってみて」とおっさんのわがままなリクエストをした。
「では甲子園風にやってみます」と、にわかに姿勢を正して表情が変わる。
「3番 ファースト 田中くん」
本気で言ってくれた。

まいった。
鳥肌が立った。
35年前に甲子園で背中に聞いたアナウンスが不意に甦った。
甲子園では「田中くん」の「くん」の発音が独特なのだそうだ。
きぬかけ杯は甲子園風の「くん」でやっていただくことにした。

このアナウンスを子どもたちにしてあげられるんだと思ったら、興奮してきた。
35年を経た今でも、私の胸の中には甲子園の場内アナウンスが響き続けているのだから。

斉藤さん、本当に素晴らしい場内アナウンスをありがとうございました!

きぬかけ杯終了後、薄暗くなったスタジアムの前で上鳥羽の黒ちゃんに
「大変やったやろ~、ようやったなぁ・・・わしはようできんわ、こんなこと。お世話になりました。」
という言葉をもらって、
ほんまに、このおっさんの愛情を感じました。
黒ちゃんとは京都北シニアでお互い同じ学年の子どもを面倒見てもらっていた頃から10年の付き合いになるが、知らんうちに分かり合える本気の戦友になっている。

最後になりましたが、
わかさスタジアムの手配とスタジアムでの打ち合わせを重ねていただいたアカスポ代表の木村さん、
公式戦が入るかどうかわからんけど試合が入ったら棄権してきぬかけ杯に参加すると言っていただいた上鳥羽の黒飛さん、
ありがとうございました。
また来年、戦いましょう!

準備、打ち合わせ、撮影等で奔走してもらった池本マネージャー、金城監督はじめスタッフの皆さんありがとうございました。
再来週の卒団式まであと少し。
よろしくお願いいたします。

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