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ランダウンプレーと3人のキャッチャーと塁審講習

6月16日(土)御所グラウンドにおいて練習を行いました。

この日は、先週の試合で出たミスを防ぐ練習にかなりの時間を費やしました。

まず、授業ではランダウンプレーについて。野手とランナーの動きを解説。

その後、実際に練習で全員に守備役とランナー役をやってもらいました。

ランダウンプレーは内野手の基本的なプレーの一つなんで、定期的に練習する必要があるんです。

 

この日、レギュラーチームは17名。

現在、レギュラーチームは18名の選手で構成されているので、ほぼ揃っていました。

スタメンの内野手はランダウンプレーができて当たり前ですが、外野手も控え選手もまずまずできています。

「人数が少なければ、全員がスタメンで出場してもおかしくない力は持ってるよなぁ」と思いながら見ていました。

 

次に、ランナー3塁でピッチャーとキャッチャーのどちらかが処理する打球の練習。

このプレーでは野球の知識も必要ですし、判断力、経験値、スピードが要求されます。これを試合でできるようになれば「優れた捕手」という印象を与えるでしょう。

この日から、キャッチャーを栄木、樋口、熊谷の3名で練習することにしました。

これで、今考えられるあらゆるポジションのパターンに対応できます。

その後、ゲームノック、ミニ紅白戦と続くんですが、それに連動して瀬古コーチにお願いしてスタッフへの塁審講習を行ってもらいました。

今までなかなかできなかったんですが、スタッフも揃っていたんで丁度いいタイミングだと思い、やってもらいました。

瀬古コーチ、スタッフの皆さんお疲れ様でした!

見てる間に皆さん審判らしい動きになってました。さすがです。

基礎が分かれば、自信を持ってジャッジしてもらえると思います。

瀬古コーチには、審判の動きなどをまとめて、スタッフラインでも流してもらっています。ありがとうございます。

分かりやすいので、スタッフの皆さん参考にしてくださいませ。

 

しかし、主審も含めて野球の審判っていうのは難しいですよね。

プレーヤーとして野球を経験していても審判の動きはわからないもんです。

私も10年ほど前に審判講習を2回受けています。

審判の基礎を知ることで、自信を持って審判をすることもできますし、監督として審判に抗議することもできます。

練習試合ではしませんが、公式戦では審判の間違ったジャッジには抗議する必要がありますしね。

 

余談ですが・・・

特に野球の審判は試合の雰囲気を左右する力を持っています。

正確なジャッジをするのはもちろんですが、試合展開によっては重要な盛り上げ役を担うことがあります。

 

例えば、こんな場面はどうでしょう。

最終回ツーアウト満塁、守備側が1点リードしていたとします。守り切ったら優勝!みたいなことだとします。

さあ、やってる方も見てる方も手に汗握るすごい場面ですよ!

ピッチャー投げた!打った~!打球は!ショートの横に痛烈なゴロだ!ショートがダイビングキャ~ッチ!すかさず1塁へ送球!微妙なタイミングだ~!判定は~~~!!!!

セーフなら同点、アウトなら試合終了というとてつもなく大きな判定なんですが、こんなすごい場面で1塁の塁審が小さな動きと小さな声で「アウト」なんて言ったらどうなるでしょう。守備側の選手も応援団も「ん?・・・アウト?・・・あ、優勝?」ってな感じになって、喜んでいいのかどうなのかわからなくなってしまいますよね。

こんな時、1塁審は「大きく力強い素早い動き」と「大きな迫力ある声」でアウトーーー!でしょう。

その瞬間、守備側の勝ったチームは喜びが爆発、応援団は歓喜の渦ですなぁ(笑)

審判は自信と威厳を持って、選手たちに不安を抱かせないジャッジをしてもらう必要があるのと同時に、試合展開に相応しいアクションで、選手達に気持ちよく野球をさせてあげるという役割を担っているんです。

少年野球や高校野球では「審判は必要以上にオーバーアクションはしないこと」という注意がされており、プロ野球のような激しいアクションは避けるようにするんですが、必要以上のド派手なアクションはしないにしても、必要最低限の魂の入ったアクションはしてほしいですよね。

さて、

いよいよ来週は、きぬかけ杯に向けての強化合宿です。

2年ぶりの優勝を目指して、ギアを上げていきますよ~!

楽しみです。