「いろいろ違うよ今と昔」
1月28日(土)の練習は雪で中止となりました。
雪ではどうしようもないんですが、前日にグラウンドを見に行っていただいた夏原グラウンドマネージャーから「まだグラウンドに雪が積もってます」という報告が入り、尚且つ夜のうちから雪が降り出すという予報でしたので前日に中止が決まりました。
ただ、この日も体験の予約がありましたので「無理してやったろか」と思ったんですが、無理はいけません。
来週また体験に来てください!待ってます!
情報によりますと、3Aの選手の何人かは、家で寝転んでボール投げを始めているらしいです。
いいね~!やる気がみなぎってきてるねぇ~!楽しみながらやってるとすぐに上達しますよ。
ある日、何人かの3Aのお父さん方とお話しさせていただいて分かったんですが、40才前後のお父さん方でも野球の情報は意外と古いです(笑)こんなこと言ったら怒られますけどね(笑)
例えば、バッティング。
昔は右打者の場合は「左手でボールをとらえろ!」なんて言いました。
お父さん方もそうだと信じておられたようでした。
今は右打者は「右手で打て!」「利き腕で打て」という考え方です。
左手でリードすると形は綺麗なんです。
この綺麗さが間違っちゃう原因なんですね。綺麗ではありますがボールを捉える確率はやや低くなり、かなりの確率で力強い打球は飛びません。
しかし、器用な右手でボールを捉えに行くと捉える確率は上がりますし、力のある右手でボールを叩くと力強い打球が飛ぶんです。
考えてみれば当たり前の話でして・・・テニスで言うならバックハンドとフォアハンドとどちらが強く打てるかということです。フォアハンドに決まってます。
もう一つ言うと左打者有利説。
確かに1塁ベースに近い左打者は内野安打の確率が高くアベレージも残しやすいです。
でもわざわざ右利きの選手を左打者に変える必要はないんです。要するに利き腕がフォアハンド状態で使えないと力強い打球は飛ばないんです。
今は内野安打を量産しにくいんです。
どうしてかと言いますと内野の守備位置が大きく変わったんです。
プロ野球でも高校野球でもここ10年~15年でセカンド・ショートの守備位置が大きく下がっているのをお気付きでしょうか。
分かりやすいのは甲子園球場で、今は芝生の切れ目にセカンド・ショートが守っています。
これを書くと長くなるんですが・・・まいっか(笑)かいつまんで書きます。
これはヒットゾーンを減らすための守備位置なんです。
じゃあ前の弱い打球はどうするんだ?という疑問が湧きますよねぇ。
今の内野手のフィールディングを見て気付かれてると思いますが片手で捕りに行ってますよね。
強烈な打球以外で体の正面で両手を添えて捕球しているところをほとんど見なくなりました。
片手で捕ることで昔より早く送球できるようになったんです。(この理論は面白くて長くなるんで詳しくはまた言います)
なので、少し守備位置を下げても内野安打を防ぐことが可能になったわけです。
こうなるとセカンドショートは外野手とも近づくわけです。
その結果内野安打もポテンヒットも激減しました。
ショートが三遊間のゴロを横っ飛びして1塁送球!アウト~!というプレーは消滅しました。横っ飛びをした時点でアウトにできないほど深い守備位置なんです。
この深い守備位置で打者がゴロのヒットを打つには、強烈な打球を打つ以外なくなったんです。
最近のゴロのヒットは痛烈にファーストの横を抜ける、三遊間を痛烈に破る、ピッチャーの足元を痛烈に抜けるヒットです。
少しでも打球が弱いとセカンドショートが追いつきます。
アベレージヒッターが当てるだけではアベレージを稼げなくなったんです。
こうなれば外野を超えるか強烈な打球を打つしかないのです。
ま、そういう訳で力強い打球を力のある利き腕で打ってください。となるわけです。
かいつまみました(笑)
まだまだ「いろいろ違うよ今と昔」ということはたくさんあります。
またの機会をお楽しみに。