5月9日(土)5回目のオンライン指導を行いました。
この日は4年生2名、3年生4名、5年生2名の計8名。
ついに3年生へのオンライン指導が開始されました。

3年生と言えば、新型コロナ騒ぎの前は2年生ですからねぇ。とりあえず思いっきりバットを振ってもらうことが指導内容の中心だろうと思っていたんです。
ところが蓋を開けてみると高学年と変わらない指導ができる土台ができてるじゃないですか。驚きましたね。
現在、TKドラゴンズに入団してくる選手や保護者の皆さんは、入団する時から前向きに野球に取り組む姿勢のある皆さんが多いです。
膨大な量のブログやホームページに書かれている指導方針やチーム方針を細部まで読んで体験に来られる方が多いので、そうなるんだと思っています。
そりゃ低学年の選手と言えどもかなり前向きになるはずです。

今回のオンライン指導では、3年生で面白いケースがありました。
右投げ右打ちなんですが、スイングを見ると右手よりも左手が強いような印象を受けました。
左足に体重が乗って体が前に突っ込むので、左足だけで立ってバットを振らせてそれがダメな理屈を体感してもらうつもりだったんですが・・・あれ💦片足でも振れるっちゃぁ振れてるんですよね(笑)
右利きは右手が強いので左足で立って主に右手でバットを振るんで重心がバラバラになってしまい振った後立ってられないんですが、主に左手でバットを振ってるんで立ってられるんですよね。で、右足だけで立って振らすとバランスが崩れる・・・こんな右利き見たことない(笑)
左打者は右利きからの転向が多いので、左打ちであっても右手が強い選手は結構います。ですが、右打ちで右手より左手の方が強い選手はほとんどいません。右打者はほぼ全員が右利きなので右手が強いのが当たり前なんです。
不思議に思って聞いてみると「書くのも箸を持つのも自然に左になるんで右に直した、野球も同じく」ということでした。これはつまり・・・左利きです(笑)
体の軸などをもう少し詳しく調べる必要はありますが、利き目が右目なのでとりあえず左打者に転向させるつもりで指導を進めていくことにしました。

他の3年生も指導中に随分よくなりました。大したもんです(笑)集中して聞いてくれるんで私も熱が入りました(笑)

さて、6年生はオンライン指導を2回、その間に週に一度動画を送ってもらいコメントや指導をしています。
2回オンライン指導をした選手については、ここで一旦区切りをつけようと思っています。
指導すればするほどスイングの形は良くなっていきますし、力強さも出てきます。個人指導なので集中力が増し、私が思っていた以上の効果が出たのも事実です。
ですが、これを続け過ぎると選手の自立心や考える力が薄れていきます。「言われたことをただやる」のではなく「言われたことを参考に自分なりに工夫する」ことが大切なんです。良い選手に育てるという意味では、最終形を自分で探してもらうことが最も大切な要素なんです。
私が指導を続ければ私が理想だと感じる形にはなります。はたしてそれが本当に正解なんでしょうか?
私は私の感じたことしか指導できません。しかし、選手一人一人には個性があり、その個性を最大限生かす工夫があれば、これがその選手の理想的なスイングなりピッチングフォームになるのです。
選手達一人一人に、今それぞれに必要な基本的な理論や体の動きは伝えました。
選手達に「私を信用するな」と言っているわけではなく、基本や理論を分かった上で、その次に進むには「自分の感覚や手ごたえを信じて工夫してほしい」と言っているのです。

私は、完璧に型にはめるのではなく、考えたり工夫できる余白を残しておくことが指導者の務めだと思っています。
型にはめてしまえば、試合には勝つかもしれません。でも、それだけです。
選手の向上心や伸びしろがなくなってしまいます。面白味がなくなってしまいます。魅力がなくなってしまいます。

これまで指導してきた選手の中には「完成形です」と言ってある選手もいます。しかし、それは今の完成形であり、将来においてもそれが完成形であるとは限りません。完成形の上を常に目指して工夫してほしいと思っています。

分かりやすい例を出しましょうか。
現役のプロ野球選手で言うと、ソフトバンクの柳田選手。西武の森選手。
この二人のスイングを「良し」とする指導者は絶対にいません。なのに魅力あふれるトップ選手です。
「ありえへん!」と思えるスイングでも自分の工夫で個性をいかし、「ありえるんや!」にしてしまったのです。

今後もお子さんの練習に付き合い応援して下さる保護者の皆さんには、ぜひお願いしたいのですが、「今まで私が指導したことが完ぺきだとは限らない」「お子さんが工夫してたどり着いた形が正解かもしれない」と心に刻んでおいていただければと思います。

この日の夜に、オンラインでスタッフミーティングを行いました。
いつからグラウンドでの活動を再開するのか、再開するために必要な取り決めは何か、合宿はどうするのか、きぬかけ杯は行うのか、団費はどうするのか、指導者の振り分けはどうするのか・・・など解決しなければならないことを話し合いました。もう少し検討に時間を要する案件もありますが、今月末頃までには各MGから順を追って連絡が行くと思いますので、ご協力をお願い申し上げます。

スタッフミーティングを9名ほどで行いましたが、TKドラゴンズは良い組織になってきたなと感じました。
私はTKドラゴンズというチームは、アスリートとして育成すべき選手達と、その選手達をサポートするスタッフという二つの異なった組織を同時に作っていくことが必要だと思ってきましたし、今でもそう思っています。
しかし、別々の組織であっても、目指す方向や根底にある理念は同じであり、それに向かって、選手もスタッフも自立した状態で、それぞれが責任や目標ややりがいを持ってやるべきことに取り組む。これが出来た時、TKドラゴンズは選手にとってもスタッフにとっても「楽しい野球」ができるチームになるのだと思うのです。

ミーティングで様々な意見が出る雰囲気や、各担当者の責任感のある姿勢や、私が最終結論を出しても尚それを覆すような意見を出すことができるスタッフに私は敬意を表したいです。ほんとすごい(笑)会社にしたいぐらいですわ(笑)
今後、スタッフとしてご協力いただけませんか?と、お声がけさせていただく保護者の皆さんもおられるかと思います。その時は楽しくやりましょう!

あ、最後にもう一つ。
今週より、清水コーチのブログが始まるようです(笑)
楽しみにしています。