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オンライン指導・選手のカルテ

5月2日(土)4回目のオンライン指導を行いました。
この日は4年生5名と6年生の2回目5名の計10名の指導を行っています。
4年生は初めての指導でした。私、普段から4年生以下の指導は2Aの監督やコーチ陣に任せていますので直接指導することはほとんどないんですね。
4年生にはあまり難しいことを言っても伝えにくいし、コミニュケーションをとるだけでもいいかなという気持ちで指導をしてみました。
でもみんな「もっとうまくなりたい」という気持ちが強いのか、しっかり聞いて「なんとか言われたようにしよう」という姿勢が伝わってきました。
姿勢ができていると、こちらも指導に熱が入ります(笑)もう少しサクサクいくつもりだったんですが、結局5・6年生と変わらないボリュームで指導させていただきました。

4年生でもしっかりバットを振れている選手もいましたし、すぐにでもメジャーチームに上げたい選手もいました。
まだバットを振るということに慣れていない選手もいるようでしたが、じっくり指導していきますよ。
バットを振るのに慣れていない選手でよく見かけるのは、ハンマー投げみたいにバットを振る選手ですかね。ボールを叩きに行くというよりもバットを飛ばすんか?みたいな(笑)
腕を突っ張ってハンマー投げをするのではなく、ひじや手首を柔らかく使ってバチで太鼓を叩くみたいにバットを操るイメージでバットを振ってみると良いかもしれません。

6年生はかなり頑張って振ってくれています。本当に良くなってきました。
一つの修正をクリアすると、次のステップへと進んでもらっていますが、私が思っているより早いペースでステップアップしてくれてるんで驚いています。
オンライン指導の翌週には動画を送ってもらってチェックしていますが、動画でも指導ができています。オンライン指導以外でもステップアップしてくれているんですよね。

実は私、先週ぐらいからちょっと慌てだしまして・・・
4週間で約30名の選手の指導をしているわけですが、オンライン指導、動画チェック、動画指導を各選手に複数回していると誰に何を指導したのかわからなくなってきまして・・・動画チェックで修正箇所が治っていると「ん?何を修正したっけ?」みたいなことになりかけていたんです(笑)

この写真は、昨年の11月に行った合宿でのミーティングの風景ですが、これぐらいの人数を個別に指導しているのが今の状況なんです(笑)全体ミーティングよりも遥かに効果的ですが・・・
最終的に40名以上に指導するとなると完全にこんがらがってしまうぞ!ってことで、先週は、各選手ごとにノートに書き留めていたオンライン指導の内容と、携帯で動画チェックをしたあとのコメントと、次のステップでやることのコメントを整理して選手一人一人の指導カルテをまとめる作業をしておりました。けっこうな仕事量です(笑)仕事が暇なので問題なくできましたが(笑)
で、最近は各選手のカルテを見ながら動画チェックやオンライン指導をしていますのでスムーズな指導ができております(笑)

カルテを見ていると面白い発見があります。
選手がどんどん成長していく過程が見られるのも面白いんですが、指導者として興味深いのは「ここの形が崩れているのはここに原因がある」とか「この部分を修正をするにはこういう言い方や表現をすると効果がある」とか「ここを直せば連動してここも治る」といった今までは経験や直感で指導していたことが記録として残ることです。目に見えるデータを残すことで、形を崩す病原菌やそれを直す処方箋がはっきりと見えてきています。
また「ここを直すとここが崩れる。でもそれはステップアップした証」などの成長痛みたいな通らざるを得ない段階を確認することもできています。
これらは指導をする上で、今まで感じていたことの裏付けにもなり自信もつきますし、新たな発見として蓄積していくこともあります。
今後、いろいろな指導に役立つような気がします。

話は変わりますが・・・毎回清水コーチにも来てもらって助手兼指導者研修をしてもらっています。
彼もなんだか成長しています。指導の実践についても少しずつ経験を積んでもらっています。

私も一人で3時間のオンライン指導をするのはあまりにも寂しいので、清水コーチがカメラを持ってくれたり、時間が少し空いたときの話し相手になってくれるんでホント助かります。私が不思議な指導をすると質問もしてくれますし、興味を持って見ていてくれるんで私もやりがいがあります。
このオンライン指導で、彼のスキルも随分上がったんじゃないでしょうか。こうなると、もっともっと指導者としてのスキルを上げさせたいと思ってしまいます(笑)

さて、来週もオンライン指導です。
4年生の後半と5年生の未指導の選手と・・・ついに3年生!
3年生については西川路1AMGとも話し合い、スイングかキャッチングかどちらかを選んでもらって指導することになっています。
楽しみです。