楽しいチームで野球を好きになってほしい!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

西浦、投手としての第一歩

11月9日(土)、ファームチームは御所グラウンドにて練習を行いました。

この日は一段と冷え込み、あのエネルギッシュな選手達も半袖でプレーすることは少なくなりました。

京都の冬は底冷えする寒さとよく耳にしますが、本当にその通りで、東北出身の私でも京都の寒さは芯から冷え、きついなと感じます。

選手達には週一回の練習を無駄にしない為にも、外で元気よく遊ぶことは重要ですが、家に帰ってからの手洗い・うがいを忘れずに心がけて欲しいです。

学校の先生のような始まりになりましたが、ファームチームの練習の中身に入ります。

この日の守備練習はゲームノックを行いました。ゲームノックは、実戦に近い試合展開で守備側としても攻撃側(ランナー)としても選手達に必要な試合勘や試合の流れを上手く掴んでもらう為に有効な練習です。

やはりランナーを使ってのノックとなると、ランナーに目が行き、ランナー状況や試合状況、次のプレーまで把握出来ているはずなのに肝心なボールを捕球ミスすることが多数ありました。

とはいえ、捕手の増田や遊撃手の桝添が中心となり、試合状況の確認や次のプレーの予測まで堅実に行っていることは、守備のミスを減少させるためにも非常に重要です。

現段階では、増田や桝添の野球知識に長けている二人が主にプレーの声がけを行っていますが、そういうプレーの声がけがチーム一人一人から出来るようになるとさらに強く手堅いチームになります。その為には、常に野球を観察しましょう。

フリー打撃では、三年生の西浦を投手として抜擢しました。三年生としては球速があり、コントロールも非常に安定しています。

本日の練習は、少し早い時間帯に田中会長が来てくださったこともあり、西浦は、会長直伝のピッチングの極意で修正点を提示してもらい、より一層投球に磨きがかかりました。

西浦の投球の修正点としては、軸足のタメです。

軸足のタメを怠ってしまうと、体重移動の動作を妨げ、体重移動が不十分なまま投球してしまうので、体の開きや突っ込みといった現象に繋がります。結果、抜け球や腕の振りが安定しないことが多くなり、投手としての生命線であるコントロールや球速を失う可能性があります。

要するに、軸足の股関節にしっかりと体重を乗せ、タメを作り、そのまま軸足を主導させてバッター方向へ進むことで、フォームが安定し、球威のある球へと進化するということです。

西浦は野球に対して素直で器用な選手なので、まだまだ投手としては完璧ではありませんが、すぐにポテンシャルを発揮出来ると思います。ファームチームの次期エースとして期待しています。

それでは来週も寒さに負けず頑張りましょう!