叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

TKドラゴンズ、団員50名到達!


11月16日(土)上鳥羽グラウンドにおいて練習を行いました。

この日は、次の日に5年生以下のBチームの試合が控えていたこともあり、5年生中心の練習になりました。

6年生は最後のきぬかけ杯に向けて来週の合宿で調整します。

 

団員50名に!

この日5年生が1人入団してくれたことで、TKドラゴンズの団員が50名に到達しました。

14年前に団員わずか3名から始まったTKドラゴンズが、京都の少年野球チームでは最大規模の団員を有するチームになりました。

今年の初め、今年度中に団員が50名に達する予測を立て、5月頃を目途に団員50名に対応可能な組織作りを進めてまいりました。

多くのスタッフの皆さんとともに知恵を出し合い、その努力が実り今の体制を築くことができました。スタッフの皆さんには感謝しかありません。

来期についてはまだ詳細は考えておりませんが、組織作りをもう一歩進めて行く予定です。

 

TKドラゴンズ設立当初からの目標は「楽しい野球、将来通用する野球を教えたい」ということでした。それは今でも変わりありません。

これからも「一人一人が輝く野球」を基本理念に野球の指導をしてまいります。

 

TKドラゴンズの指導方針や基本理念に賛同していただき入団していただいた方も多いと思います。

この機会に「一人一人が輝く野球」「楽しい野球」について少し触れてみたいと思います。

 

私はやらされる野球は嫌いです。やる野球が一番楽しいと思っています。

TKドラゴンズではやらされる野球ではなく、自らやる野球を一貫してレギュラーチーム、ファームチームにおいて指導しています。

 

自らやる野球とはなんでしょうか。

もちろん、基礎知識や技術は教えてもらわないと身に付きませんので、基本技術指導や知識については指導を行うことが前提となります。

 

野球は、というか、どんなスポーツでも同じだと思いますが、選手本人に向上心が芽生えない限り上達することはありません。

その一番大切な向上心を引き出すことがTKドラゴンズの命なのです。

 

指示されたプレーを忠実に行うことがやらされる野球であるならば、自分の判断でプレーを選択することがやる野球だと言えます。

指示されたプレーを100%こなすことができる選手は優秀な選手です。

しかし、その指示が選手の能力の上限を決めてしまうこともあります。

選手は、指示されれば最高でも指示通り、それ以上のプレーは考えません。

自分の判断でプレーをする選手は、場合によっては判断ミスもおかしますが場合によってはベンチが考える以上のプレーをする可能性があります。

この場合、選手の能力の上限は未知数です。

自分の判断でプレーする選手は、考え得る限りの最高のプレーを追求しだします。こういう選手は魅力的な選手ですよね。

 

優秀であっても魅力的ではない選手、ミスはおかすが魅力的な選手。

やってて楽しいのは後者ですし、見ていて楽しいのも後者です。

 

野球は他のスポーツと比べて圧倒的に失敗の多いスポーツです。どちらかのチームが成功した場合、もう一つのチームは失敗している訳ですから、一つの試合の中で成功と失敗が同じ数だけ存在します。

失敗が多いからこそ、失敗から学ぶ機会が多いのも野球の特徴です。

失敗をどうとらえるか、そしてどう成功に結び付けるかが野球なのだろうと思っています。

 

TKドラゴンズでは、失敗するリスクを承知で自分の判断でアクションを起こした選手は、その結果にかかわらず褒めます。

逆に失敗することを恐れてアクションを起こさなかった選手は叱ります。

失敗しない選手は、成長しません。

 

多くの失敗から学んだことを自分なりに解釈して、努力して克服したことがプレーに現れます。

「一人一人が輝く野球」という基本理念の意味するところは、「輝かせてもらうのではなく自ら輝く力を持つ」ということです。やらされるのではなくやるのです。

それが一番楽しい野球だと思います。

そういう選手を育てることがTKドラゴンズの基本方針であり、そのバックアップや後押しを行うことが私たち指導者の役目であると考えています。

 

具体的な話ではないので、分かったような分からないような話ですが(笑)

 

具体的な指導内容のお話は、今週の合宿で保護者の皆さんにお話しする機会を作るつもりです。