叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

笑顔が絶えない!ファームチーム合宿!

6月29日(土)から30日(日)まで、丹波自然公園にて合宿を行いました。

待ちに待っていた合宿ということでファームチームの選手達はいつも以上に元気はつらつ!でもアップ前は、ボールではなくバッタを一生懸命探していましたが(笑)

心配していた雨も1日目はなんとか耐えてくれたので、天下一品杯に向けての楽しく有意義な練習が出来たと思います。

合宿にご参加下さったサポーターの保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。

さて、ファームチーム合宿の練習の中身に入ります。

合宿1日目

アップを終えてまず最初のメニューは、内野、外野に分けての守備練習から開始しました。天下一品杯も刻刻と近づいているということで、各ポジションの動き、役割などを覚えてもらうことが重要であるとスタッフ陣で判断しました。

また、この守備練習と並行して森·安念·杢谷·渡辺の4人は投球練習を行いました。

先日、田中会長からピッチングの極意を教えてもらった投手陣ですが、森·杢谷は明らかに球質が変わっていました。

森は、先日のピッチング練習から身体の軸、軸足のタメ、グローブの使い方など着実に意識付けされていて、もともとコントロールの良い投手でしたが、それにプラスして球威が明らかに増しています。

杢谷は、肩の横回転を身体が覚えており、杢谷が苦労していた、上に抜けるボールが減少しています。それに伴い、低めにズドンと決まる重い球が確実に増えました。

渡辺·安念は、まだこの2人に比べると意識付けが足りないですが、少しずつ自分自身の投球スタイル、投球フォームを理解しつつあると思います。

天下一品杯は、この4人の投手陣の成長が鍵となります。

次のメニューは、4ヶ所でのロングティー。
全選手が白いホームランポールを目標に強打していました。

山崎は、まだ小さい身体ですが、体重を軸足にしっかり乗せてタメが作れているので、力強い打球が飛ばせていました。

佐藤は、インパクト時に強くスイングしようと上半身が前に倒れる癖がありましたが、まだ完全ではないものの、後ろ脚の股関節に体重を乗せることで飛距離が出ることを理解していました。

小倉は、パワーをためる段階の動きであるテイクバックがしっかりとれているため、小柄ながら強振できるパワーが生まれ、パワフルなスイングが出来ています。今後の課題としては、バットを遠回りさせず、最短距離でボールにインパクトを与えることです。

その他の選手達も少しずつですが、着実に自分の一番のスイングを見出そうと努力しているのが伝わりました。

 

軽くホームランポールは越えるだろうと思って私もロングティーに挑戦しましたが、力んで力んで全然前に飛びませんでした(笑)

選手達の前に自分自身のスイングを見つめ直します(笑)

ここで、午前の練習は終了。

午後は、ゲームノックと紅白戦を行いました。

野球は、一球一球に間があり、考えるスポーツです。

「もし自分のポジションに打球が飛んできたら、捕球してどこへ投げるべきか」「ランナーを刺せる位置かどうか」「中継が必要かどうか」など、あらゆる場面を予測、準備してプレーに移行していかなければなりません。

まだ野球のルールを熟知していないファームチームの選手達には難しい練習かもしれませんが、ゲームノック·紅白戦を通じて、あらゆる場面も想定してプレーに繋げることが出来る判断力、どんなにピンチでも動揺しない精神力、爆発的なプレーを生み出すことの出来る集団力を身に付けて欲しいと思います。

ゲームノック·紅白戦を終え、ピッチャーが選手達、バッターがお父さん方で急に親子対決が開催されました。

私は客観的に見ていて、どのお父さん方もまだ息子には負けられないというプライドと大人げなさがひしひしと伝わってきました(笑)

三振を奪われたお父さんもいましたが、合宿ならではのこういった対決は、選手達だけでなく、サポーターの保護者の皆様の良い思い出になったと思います。

合宿2日目

ロングティーを終え、白崎コーチがピッチャーで2打席ずつフリーバッティングを行いました。

まず、桝添は、スイング時の目線の高さにブレがないので、際どいコースでも崩れることなくボールをミート出来ていました。また、強打しようとすると、引っ張りに入ってしまい、ボールを引っ掛ける打球が多くなりますが、桝添はコースに逆らわず、押し手の手首を押し出すように上手く使えていました。

鈴木は、タイミングの取り方が上手い。良いタイミングは、自分の打ちたいポイントでボールをインパクト出来るタイミングです。鈴木は、身体が泳いだり、窮屈になることなく、投手が投げるコースに応じて自分のポイントで気持ちよくスイングしているように見えました。

千間は、バットが遠回りせず最短距離でスイング出来ています。これは、無意識にボールをグリップで捕まえるという感覚があるからだと思います。この感覚をマスターすれば、最終的にはスイングがムチのようにしなやかな軌道を描くようになり、飛距離が出るようになります。

ロングティー、フリーバッティングを終えた所で予想通り大雨が降り、練習は中止となりました。

ただ、1日目、2日目の午前と私の合宿の目標でもあった楽しく有意義な練習が出来ていたと思います。

これは、サポーターの保護者の皆様のおかげでもあります。改めてありがとうございました。

サポーターの保護者の皆様には、選手達の「野球が上手くなりたい」という気持ちを尊重して頂き、キャッチボールやバッティングセンターなど些細なことでもいいので、選手達にお付き合いして頂ければなと思います。よろしくお願い致します。

少し間は空きますが、次の練習もさらなる上達のために頑張りましょう!