叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

今年もあと半分を切りました!!

いや~まだ梅雨明け前なのに暑すぎますね~。

これから夏本番ですので、さらに暑い日が続きます。

と、いうことで7月入り、今年のチーム体制も後半に突入です。早いですね。

TKドラゴンズでは、チームの柱である『ひとり一人が輝く野球』をテーマに年初から取り組んできました。

その取り組みの大事なキーワードが『楽しい野球』です。

今年の1月は総勢18名でスタートしたチームですが、7月の段階で31名まで増加。新たに13名が仲間として参加していただきました。

ありがたいことです。

あらためてTKのチーム体制を紹介すると、高学年を中心としたメジャーチーム、低学年を中心とした3Aチーム、そして入門ちびっこたちの2Aと三階層で構成されています。

わたくしもこのチームに携わって既に3年目ですが、小学校低学年から高学年までの様々な成長の違いのある子供たちを一つのチーム体制で運営することは非常に難しいと実感しました。

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2Aでは、初めてボールに触れて、純粋に投げたり、バットを思いっきり振ってボールに当たれば『やったー』と喜ぶ。という時期ですので、その純粋な野球に触れる『楽しさ』を体感してもらうためのメニューとなっています。

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3Aでは、さらにステップが進み、まだ体力的にも技術的にも育っていない子供たちですが、集団スポーツである野球を通して、メンバー間のコミュニケーション能力を学ぶこと、そしてメンバー間でもある意味競争が発生するなか、悔しさを経験しながらお互いが成長する時期に合わせた体制です。

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そして最上位クラスのメジャーチームは体力も技術も意識も高くなり、何よりチームとして試合に勝つための各選手の努力を自らやる選手たちの集まりです。

とはいっても勝利至上主義にならないよう、この一年の目標を各選手には伝えています。

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『楽しい野球』の楽しいの意味は2A3Aとメジャーでは少し異なりますね。

以前にも書きましたが、仲良しクラブで「楽しいなぁ~」ということではなく、各選手たちが成長を実感すること、そして目標の達成感を感じることの結果の『楽しい』ですね。

上のステップへ上がれば野球のレベルも上がり、目標を達成することはより難しくなります。

そして、何度も失敗して悔しさ、挫折を経験します。でも大事なのはその後の選手たちの思いや取り組む姿勢です。悔しさがないと目標を達成するために努力には繋がりませんよね。

ということで我がTKドラゴンズの3つの階層でそれぞれの子供たちの成長に合わせた指導方法をとっている素晴らしいチームだと思います。(手前味噌ですが(笑))

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タイトルの通り、今年も半分を切りましたので、メジャーチームの前半の振り返りと今後の取り組みについて触れようと思います。

まず年間を通して変わらないのは基礎の徹底です。

野球を行う上でもっとも大事なキャッチボールの徹底。

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これに関しては年初から選手たちには事あるごとに伝え、練習量も特に多く費やしてきました。その結果、選手たちの制球力、投げるボールの力は格段に向上してきました。(ほんとですよ!)

でも、まだまだ上を目指してほしいと思います。

仮にピッチャーでも野手でも試合で相手の的に確実に1球投げるためには、練習で連続して3?いや5球以上成功させないと難しいでしょう。それだけ本番では雰囲気、緊張感で実力が発揮できないからです。

言い換えれば、練習で連続10球投げることができた!!という自信が試合の時の不安感を払拭してくれるんですね。

上達に近道はない、コツコツと努力している選手が上達するんです。

 

次にバッティングですが、前半のテーマはスイングスピードとテイクバックからのスイングの軌道です。

毎週選手たちにさせたメニューで、カラーボールの連続10球打ちがあります。

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この練習は非常に効果的で、テーマの2つのことを同時に達成できるいい練習法です。

そのこともあり、全員のバッティングは非常にレベルが上がっています。多分試合の応援にきていただいている親御さんは実感されているのではないでしょうか?

 

そして取り組みです。

基礎の徹底は継続です。(当然)

それにプラスして後半は連携プレーや試合形式の実戦練習の量を多く入れてまいります。

年初に比べ、だいぶ試合での動き方はできているものの、まだまだ次のプレーへの準備。アウトカウント、ランナーの位置、そして飛んできた打球の方向に対して自分ならどうプレーするか。

野球は1プレー毎に一旦止まります。その時に自分の次のプレーに対して準備を行えるスポーツです。

より高度なプレーを経験してもらい、卒団しても次のステージでも即戦力として活躍できる選手たちを育てる予定です。

昨日は、朝日新聞杯でした。結果は

TKドラゴンズ   0 2 1 3 3     9

深草ビクトリーズ  1 0 2 8 × 11

で負け。

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相手の3安打に対して、TK12安打。圧倒的に打ち勝っていましたが、与えた四死球が12

いわゆる自滅ですね。

でも負けてよかったのです。この試合で勝っていれば、「はぁ良かった」で終わってしまいます。

今一度、守備力の強化、特にキャッチボールの大切さを意識できるいい機会だったのではないでしょうか?

 

TKドラゴンズでは1週間で4時間の練習時間です。それ以外でコツコツと練習する選手もいると思いますが、全体練習では週4時間です。

他のチームはもっと練習時間が多いチームもあるでしょう。そんなチームにも負けないためには、いかに4時間の密度を濃くすることです。

1日の練習でキャッチボール、守備をしていればひとりあたり150200球は投げているかもしれません。

その全球すべてを集中することは難しいですが、一球でも多く『あそこに投げてやる!!』と意識が増えれば、このチームはほんとうに強くなれると思います。

 

選手のみなさん、このチームで過ごすのもあと5ヶ月です。あっという間です。悔いのないように、やっていてよかった。と言える時間にしましょう!!

我々スタッフも精一杯サポートしていきます!!

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