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㊗第13回きぬかけ杯・3年ぶり3度目の栄冠!

12月7日(土)御所グラウンドにおいて第13回きぬかけ杯が行われ、TKドラゴンズが3年ぶり3度目の優勝に輝きました。

今回は4チームによるトーナメントで行われ、TKドラゴンズは1回戦アカスポさんを5-3で破り、京都ルーキーズさんを破り勝ち上がってきた上鳥羽友愛ジュニアさんとの決勝戦を8-2で制し優勝!また3年ぶりに、きぬかけ杯夏冬連覇を達成しました。

準優勝は上鳥羽友愛ジュニアさん、第三位はアカスポさん、第四位は京都ルーキーズさんとなりました。

では試合を振り返ってみましょう。

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1回戦

TKドラゴンズ 0 0 2 0 0 3  5

アカスポ    2 0 0 0 0 1  3

(勝 井出9勝5敗1S、 セーブ 大島6勝4S)

「井出5回力投!井上同点タイムリー!大島勝ち越しタイムリー!」

今年アカスポさんには1月の新人戦で敗れているのだが、それ以降対戦する機会がなく、互いに手探りの一戦となった。

きぬかけ杯独特の緊張感の中、試合は始まった。

冬のきぬかけ杯は6年生の卒団試合という意味合いもある特別な大会。緊張しないはずがない。

1回裏、サード大島のタイムリーエラーとセンター井上がフライを捕球後にライトの金城と激突するアクシデントで2点を先制される。井上は大事にはいたらずプレーを再開できたものの、立ち上がりから非常にいやな流れとなった。

攻撃も1回表0アウト2塁3塁のチャンスを逃し、2回表にも内野安打で出塁した7番井上が盗塁のスタートを切ったのだが8番内藤のライトフライで1塁へ戻れずダブルプレーをくらいチャンスを逃がすなどちぐはぐな攻めが続く。

3回表、攻撃の前に相手投手攻略の指示を出した。

1アウト後、3番金城がサードエラーで出塁。続く4番井出が2球目を捉えた!センターオーバーだ!タイムリー2ベース!ようやく1点が入った!

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2アウト後7番井上が1ボール2ストライクと追い込まれながらショートに内野安打!同点だ!よっしゃー!追いついたー!

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4回5回は両チーム0。

狙い球は絞っていたもののTK打線は相手左投手を打ちあぐねていた。緩急を使われ、落ちる球、曲がる球を投げられ(腕をひねっていないので変化球として扱うのは微妙)苦しんでいた。特に1番瀬古、2番吉村の左打者はアウトコースに逃げて行く球に手も足も出ない。

一方、井出も2回以降力投を続けていた。「こういう時はエースが踏ん張れ」という私の言葉に応えてくれていた。2回3回4回5回を1安打3奪三振で無失点。5回を終えて69球。気迫のピッチングだった。

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その井出の力投がついにTKに流れを呼び込む。

6回表、先頭7番井上が四球を選びこの試合3度目の出塁をしてくれた。

続く8番内藤に代えて代打に堀部を送った。相手投手の球がそんなに速くないので、堀部のミートポイントなら捉えられる気がした。

堀部打った!サードゴロ!と思ったらエラー!ランナーがたまった!よく出たぞ堀部!
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その後ワイルドピッチで0アウト2塁3塁の絶好のチャンスが訪れた。

打席は9番大島。

フルカウントから大島が打った!レフト前!勝ち越しタイムリーだ!この試合初めてリードを奪う値千金のヒット!よく打った大島!

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続く1番瀬古が四球、2番吉村のセカンドゴロエラーで堀部が帰りもう1点追加!

最後は1アウト満塁で4番井出がライトへの犠牲フライを放ち瀬古が帰りこの回3点目だ!

息詰まる試合、終盤にきてついに3点のリードを奪った。

「6回に1点でも勝ち越せば行くぞ」と大島に言ってあった。

5回裏に少し疲れの見えていた井出に代わり6回裏のマウンドに立ったのはエースにしてクローザーの大島だ。

大島が先頭打者から奪った三振は圧巻だった。球がうなっていた。今シーズン最速の球速100km越えだったろう。こんな大島見たことないと思うくらいの気迫あふれる投球だった。

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その後ランナーを出し犠牲フライで1点は取られたが、全く危なげなかった。最後の打者をピッチャーゴロに打ち取り試合終了~!

井出はハーラー単独トップに立つ9勝目。大島が4セーブ目。

苦しかった・・・しんどい試合だった。

よく逆転した。負ければ終わりというプレッシャーの中、選手たちは本当に頑張った。よくやった。

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決勝戦

TKドラゴンズ   4 3 1 0 0 0  8

上鳥羽友愛ジュニア 0 0 0 0 0 2  2

(勝 大島7勝4S)

「大島・エースの貫禄!井出・先制走者一掃3ベース!」

決勝戦。初回から相手エースにTK打線が襲い掛かった。

決勝戦では打順を組み替えたのだが、初回から機能した。

先頭1番井上がセンター前ヒット!

2番瀬古もレフト前ヒット!3番樋口が四球を選び0アウト満塁のビッグチャンスがいきなり訪れる。

打席には4番井出。頼む!

やってくれました~!3ボール1ストライクからの5球目をフルスイング~!センターオーバーーー!!満塁の走者一掃だーーー!!3ベーーーーース!!!

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6番吉村もセンター前―――!

いきなり4点だーーー!

2回表にも先頭1番井上が四球を選びこの日5度目の出塁。

2番瀬古が技ありのライト前ヒット。3番樋口もこの日初ヒットとなるセンター前で続き0アウト満塁!再びビッグチャンスだ。たまらず相手投手交代。

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1アウト後5番金城。火の出るような当たりがセンター前に飛ぶ!5点目。

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6番吉村のレフト前タイムリーとレフトのエラーで7点目!

3回表にも井出のタイムリーが飛び出し8点目。

序盤で8-0と大きくリードした。

先発大島は安定感抜群のピッチングだった。

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ピンチは一度だけだった。

1回裏、先頭打者に3ベースを打たれる。0アウト3塁で2番打者がセーフティスクイズ。投手前に転がった打球を大島が落ち着いて捕球、サードランナーを目で殺し1塁へ送球し1アウト。送球の間に本塁に突っ込んだ3塁ランナーを見てファースト瀬古が本塁吉村に送球、タッチアウトでダブルプレーとなりピンチをしのいだ。

その後、波に乗った大島は貫禄のノーヒットピッチング。

6回2アウトとなり完封勝利目前だったっが、タイムを取り瀬古をマウンドに立たせた。

マウンドに内野陣が集まる。

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「お疲れさん。よく投げた」と大島に告げる。「打者二人まで。思いっきり楽しめ」と瀬古に言った。「二人で試合が終わらなければ井出につなぐぞ」と。

瀬古は今シーズンの前半戦をエースとしてチームを引っ張ってくれた。夏以降調子が出ない試合が続き大島と井出のダブルエースの台頭でマウンドに立つ機会が減ったのだが、最後は瀬古に投げさせたかった。

相手クリンナップに挑んだ瀬古。約束の二人を過ぎて三人まで投げさせた。2失点。でも内容は良かった。瀬古の球は走っていた。よく投げた。

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最後は井出に試合を締めてもらおう・・・と予定通り再びマウンドに行くと・・・大島がプレートを踏んでマウンドに立っていた(笑)

いやいや、井出って言ったやん💦大島としては投げたかったんだろうが(笑)・・・十分に投げてくれたよ。

最後の打者を井出がセンターフライに打ち取り、井上がスライディングキャッチ!試合終了!

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大島が7勝目。

TKドラゴンズが3年ぶり3度目の栄冠に輝いた!

おめでとう!

ありがとう!

本当によく戦ったよ。

君たちは間違いなく、TK史上最強のチームでした。

本当に強いチームになってくれた。

君たちを誇りに思います。

[su_image_carousel source=”media: 3913,3839,3840,3842″ slides_style=”photo” crop=”3:2″ align=”center” max_width=”800px” link=”lightbox”](※画像をクリックすると拡大します)

早朝からグラウンドの落ち葉除去、グラウンド整備をしていただいたスタッフの皆さん、きぬかけ杯実行委員として動いていただいた6年生保護者の皆さん、審判をしていただいた学生コーチの皆さん、応援に来ていただいた保護者の皆さん、本当にありがとうございました。

合宿からきぬかけ杯と忙しい中ご協力いただき、おかげさまで優勝の栄冠に輝くことが出来ました。

心から感謝申し上げます。

個人賞と受賞理由は以下の通り

[su_image_carousel source=”media: 3851″ slides_style=”photo” crop=”1:1″ align=”left” max_width=”150px” arrows=”no” dots=”no” link=”lightbox”]最優秀選手・・・井出

1回戦5回2失点の力投で勝利投手。決勝戦先制3点タイムリーなど2試合で3安打6打点と文句なしの大活躍。最優秀選手賞初受賞。

[su_image_carousel source=”media: 3859″ slides_style=”photo” crop=”1:1″ align=”left” max_width=”150px” arrows=”no” dots=”no” link=”lightbox”]優秀選手・・・大島

1回戦勝ち越しタイムリーとセーブポイント。決勝戦5回2/3を無失点の好投で勝利投手となり背番号「1」にふさわしい活躍。優秀選手賞初受賞。

[su_image_carousel source=”media: 3858″ slides_style=”photo” crop=”1:1″ align=”left” max_width=”150px” arrows=”no” dots=”no” link=”lightbox”]優秀選手・・・井上

1回戦同点タイムリー。2試合で3安打2四球と5度の出塁と2盗塁で攻撃のチャンスメーカー、ポイントゲッターとなる活躍。優秀選手賞初受賞。