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エース森!2試合連続完投勝利!・4番本地!先制打含む3安打!

10月10日(日)横大路グラウンドにおいて竹の子リーグ公式戦が行われ、TKドラゴンズが洛東ベースボールさんに10-5で勝ちました。
森が2試合連続完投勝利で5勝目。本地が先制打を含む3安打で活躍。

TKドラゴンズ     2 0 8 0 0   10
洛東ベースボール 0 0 2 0 3  5
(勝 森 5勝4敗、 本塁打 西浦3号、増田1号)

1回表、1アウトから2番森がセンターオーバーの2ベースを放ち出塁。

3番西浦が四球を選び、1アウト1塁2塁。
4番本地の2球目に、森・西浦でダブルスチールを敢行。1アウト2塁3塁。形は整った。
あとは4番5番に任せるというのがTK野球。
4番は一人でも出塁すると、初回からチャンスで打席が回ってくる。このファーストチャンスをものにするかしないかで、試合の流れは大きく変わる。
それだけ初回の先制点は大きな意味を持つ。
前日土曜日の練習試合で、チャンスに回ってきた本地がショートライナーで無得点に終わった場面があった。
この時、本地は良い当たりのショートライナーに満足そうな表情を見せたので、彼を呼んだ。
「良い当たりを打って満足してるようじゃ、お前は4番ちゃうな。ポテンヒットでもどんな汚い当たりでも、なんとかして点を取るのが4番の仕事や。点を取ったろうという気持ちが足らんわ。」
「はい・・・」
とこんな一コマがあった。
で、この日の最初のチャンスの打席だ。
2ストライクのあと、ファウルでねばったあとの4球目。
やや高めの速球を差し込まれ気味だったが、センターにはじき返した!先制点!

追い込まれたため、ミートポイントを近くに持ってきて力でぐしゃっとセンターに打ち返した、と言うよりは、なんとかしようという気持ちが、ボールをミートできるギリギリまで見て打つという動作になったのかもしれない。ベンチから見ていても、本地の気持ちが伝わってくる素晴らしい一打だった。
その後2打席目3打席目とヒットを放ち、本地はこの日3安打。
4番の働きを十分にしてくれた。

3回表、先頭3番西浦がライトへ3号ソロを放ち追加点を奪った。

この追加点は大きい。
その後1点追加し、1アウト1塁で打席には7番増田。
クルクルと空振って2ストライク。
「こりゃあかん」と思って見ていたのだが、ややアウトコース寄りの高めのクソボールをずっこーんと捉え、自身初となるレフトオーバーのダメ押し2ランホームランを放った。

これは笑った。どう見てもタイミングは合ってないし自信のない顔をしてるし、打てる雰囲気は全くなかったのだが、打った。
増田はわからない。
クルクル空振りする割には三振が少なく、ランナーがいると前に飛ばすので5番に据えているのだが、意外性のある選手だ。でもよく打った。
増田はベース1周してベンチに帰ってきて、ゼイゼイ言っている。ウエイトがあるので当たったら飛ぶが、走ると息は切れるようだ(笑)

先発森には、試合前から完投指令を出していた。
なんせ投手がいないのだ。
西浦のフォームが笑っちゃうほど崩れている。すぐに治るかと思ったが、結構時間がかかりそうだ。
あとは川本・・・打者一人か二人だろうな。三人以上に投げると、相手に野球を知らないことがばれてしまう。川本はもう少しかかる。
鈴木は肘が故障気味ということもあり、体力づくりで3Aで調整させているし、どう考えても投手が足らないので、瀧本3A監督と相談して投手を一人上げる予定だ。
なので、森が投げ切らないと試合にならないのだ。
期待に応えて、森は完投で5勝目。
森はここ2試合でエースの風格が出てきた。
本性を出して投げ続けてもらいたい。
この日の森は序盤は飛ばして、中盤から終盤で抜くところは抜いていた。しかし、途中気持ちを入れるところは指示をした。森の全力投球の球威は凄い。
試合の流れで、ここだけは全力で行かないといけない場面がある。
あと少しの期間だが、指示をしなくても全力でいくところは自分で感じ取ってほしい。それが分かれば野球が面白くなる。

来週の練習で成績表を配りますが、タイトル争いが激しくなってきています。
首位打者、打点、本塁打、最多安打ともに1番から4番を打つ千間、森、西浦、本地に絞られてきました。この日の試合も1番千間2安打、2番森2安打、3番西浦2安打、4番本地3安打と4人が打ちまくっています。
最多勝は森でしょうね。防御率は鈴木がダントツですが、このままだと規定投球回数不足になります。体力、体重の増え方次第でメジャーに戻すつもりですが、彼次第です。