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お盆特別ブログ~瀧本監督と私~

皆さん、お盆はいかがお過ごしでしょうか。

さて今回はお盆特別企画としまして、私(田中)と瀧本監督との関係というか思い出に触れてみたいと思います。

私、よく子ども達に「会長って瀧本監督と仲ええん?」って聞かれるんですよね。

「なんで?」って聞くと「あんまり二人でしゃべってへんから仲悪いんかなって思って」っていうのが一番多い反応でしょうか。

そう見えてるんだ、と思います。

もちろん、仲は良いです。というか完全に仲良しです(笑)

これはどう表現したらしっくりくるのか分かりませんが、野球に関してはお互いを尊重し合える関係なんだろうと思うんです。ですからそんなにグラウンドでは口を挟まないんですかねぇ。

それでもグラウンド以外では意見交換を頻繁にしてるんですよ。

私と瀧本監督の出会いは今から遡ること45年前。とてつもなく昔すぎてホントにそんな前に出会ったんか?と思ってしまいます。

しかし、付き合い長っ!45年て💦

二人は立命館中学校の1年生でした。

学校の野球部に入部した時に初めて出会ったんです。多分。

一番大きな思い出は甲子園に出場したことでしょうか。

二人とも高校に進学し硬式野球部に入ります。

高校時代は瀧本監督(ややこしいので以下瀧本にします)が1番センター、私が3番ファースト。

どちらもチームの中心選手でした。

私は3番を打たせてもらっていましたが、瀧本の方が野球は上手かったんです。

彼は高校1年生の夏からレギュラーを獲り3年生に混じって試合に出ていました。

私は1年生の夏はベンチには入っていたものの背番号18番で瀧本の姿を「こいつすごいな、3年生と同じグラウンドでやってるで」と尊敬しながら見ていました。

私は1年生の秋からレギュラーとなり瀧本と同じグラウンドでその後2年間、何十試合したのか分かりませんが、ずっと二人は試合に出させてもらうことになります。

高校時代、記憶に残っている瀧本との会話がいくつかあります。

これは甲子園の開会式前日の宿舎での一コマです。

私と瀧本は就寝前に後輩にマッサージをしてもらっていました。

向かい合って寝ていたと思います。なぜそんな話になったのかは覚えていませんが甲子園で勝つことの意味について議論をした記憶があります。

瀧本は「甲子園に出たんだから絶対勝ちたい」と。

私は「出られただけでええ」と。

マッサージを受けながら延々にこの議論をしたような気がします。

どちらも頑固なんで議論は平行線のまま白熱していったような・・・

マッサージをしていた後輩はたまったもんじゃなかったでしょうね。

「どっちでもええから仲良くしてくださいよ」って感じでしょうか(笑)

瀧本は甲子園に行くことを信じて努力してきた選手。私は甲子園ってほんまに行けるんか?と半信半疑で練習してきた選手。

その違いが考え方の違いだったのでしょう。

今にして思えば瀧本の方が真剣に野球に取り組んでいたのがよく分かるやり取りです。

全く違う場面ですがこれも記憶に残っています。

おそらく練習試合だったと思うんですが、相手も場所も忘れました。

2アウトで瀧本がセカンドランナー、私が打席に入っていました。

瀧本から「ストレート」のサインが出ていました。あ、今では反則になりますがその当時はセカンドランナーがキャッチャーのサインを解読して打者にサインを出しても良かったんです。

で、私がタイムリーヒットを打ちました。

それだけなら普通のこととして記憶に残っていないんでしょうが、その回が終わって瀧本が私に「よう打ったなぁ、カーブやったのに」って言うんですよ。

私驚きました。ストレートに見えたんです。「カーブやったん?」って思って衝撃を受けました。そんなことあるんですね。瀧本を信頼していた私は瀧本がストレートだって言うんだからストレートなんだと思い込んでいたんでしょう。カーブをストレートだと思ってヒットにしてるんです。いったいどんなタイミングで打ったんでしょうか?不思議な体験でした。

思い出すときりがありません。

面白い話はいろいろありますが、また書きます(笑)

お互いに結婚して子供が生まれ時は流れます。

瀧本とは何年も会ってなかったんですが、私3年前に瀧本に連絡をしました。

「TKドラゴンズを手伝ってほしい」と。

私もTKドラゴンズを創って15年、55才になっていました。

TKドラゴンズ会長 田中 肇氏の背景用画像

自分でチームを作っておきながらも、それまではいつ辞めようかと思っていた時期もありました。でも3年前に「TKドラゴンズはずっと自分が責任を持って見る」とやっと心に決めたんです。

そう思ったとき「最後は一番信用できる瀧本と野球がしたい」と自然に思いました。

たまたまですがタイミングも良かったんです。瀧本が丁度お嬢さんのバレーボールも終わり、暇になったその間隙を縫って私が連絡をしたようです。まぁそういうもんですね。

瀧本も私の申し出を真剣に受け止めて、一生懸命に取り組んでくれています。本当に感謝しています。ただ、彼がここまでハマるとは思ってなかったんですが・・・(笑)

ということで瀧本監督とはそんな関係なんです。

まあ公開できない話の方が多いので、おもろい話は何かの機会に皆さんにお話しします(笑)瀧本は嫌がりますがね(笑)

これからTKドラゴンズは何年続くのかTKドラゴンズはどんなチームになっていくのか、それは誰にも分かりません。

それでも、よぼよぼになった私と瀧本がグラウンドをうろうろしている姿は目に浮かびます(笑)夏原さんもいるんでしょうか(笑)

さて、お盆中に瀧本監督と私、おじさん二人でご飯を食べに行ってきます(笑)TKドラゴンズの方針について話をするために。

良いチームにしていきましょう!