2月3日(土)。御所。練習。

この日の練習では、6名の体験者が来てくれました。入団してくれるのを楽しみにしています!

2月4日(日)小畑川グラウンドにおいて竹の子リーグの練習試合を行いました。2試合行う予定でしたが、2試合目の2回表が終わったところで強い雨が降り出したため、第2試合はノーゲームとなりました。

第一試合(練習試合)

TKドラゴンズ   1 1 0 6 5   13

陵ヶ岡・山科連合  0 0 0 0 0   0

(勝投手 瀬古 1勝)

瀬古のピッチングが素晴らしかった。

今シーズンからワンランク上のピッチングを目指して指導をしているが、いきなり成果が出た。家でも自分でフォームのチェックをしているらしく、理想的な投球フォームになってきている。

最終回2アウトから最後の打者にセンター前に打たれるまで、ノーヒットピッチング。5回1四球1安打52球。う~ん、言うことない。完璧だ。

目で見た感じではあるが球速は5km以上、上がっている。伸びもあるし球威もある。いや~、こんなに変わるんですねぇ・・・

瀬古に関しては、骨もそこそこの強度に成長してきたと思うんで、球速の出る最終的なピッチングフォームにしてみたのだが、ハマった。あとは〇〇(秘密(笑))筋が強くなればなるほど球速は増す。小学生なので、今はこれ以上球速を増すと骨への負担が大きくなるため、○○筋を必要以上に鍛える必要はないし、他の筋肉もバランスよく鍛える必要が出てくるので急ぐ必要はない。

緩急も使ってましたねぇ。これは瀬古・樋口のバッテリーで勝手にやっています。自分たちで配球を考えて打者を打ち取るというのは気持ちいいもんです。私は「お、やってるな」とニヤニヤして見てるだけです。基本的にコースや緩急の配球は、選手の成長に合わせて指導していきますが、今の時期はまだ細かい指導はしていません。でも勝手に考えてやってくれることは大いに結構なことなのです。

先制点にも瀬古は絡んでいる。初回2アウトランナー無しから3番瀬古がライトオーバーの3ベースヒットを放った。続く4番金城がファースト強襲のヒットで先制点を奪った。2アウトランナー無しからの1点は大きかった。

4番金城がこの日も打ってくれた。2打数2安打1四球。

彼の場合、フルスイングから生まれる打球が良い。野手は捕りづらいと思う。守っていて一番嫌なのが強い当たりだ。詰まっていても打ち損じであってもフルスイングした強い打球ほど捕りづらいものはない。金城に強襲ヒットが多いこともうなずける。

6番大島のバッティングが良くなった。ピッチングと同様、加減したスイングが目立っていたのだが、スイングが前の試合とは全く違いフルスイングをしていた。痛烈な当たりで2安打を放っている。こういうヒットは見ていても気持ち良い。

この日、初めてセカンドを守った内藤が良い守備を見せた。瀬古の球威に押されてセカンドへのゴロが多かったのだが、全てさばいてくれた。それにファーストとピッチャーが捕りに行った当たりに反応してベースカバーに入ったのだが、反応が早かった。

センターの守備で出場機会があった谷川が良いプレーをしていた。

最終回、センター前に転がってきた強いゴロを身を挺して止め、シングルヒットに抑えた。あれが抜けていれば3ベース以上である。瀬古の完封はなくなっていた。

良い動きだった。次も谷川を使いたいと思わすプレーだった。

もう一人、一皮むけてくれそうな手ごたえを感じた選手がいる。

ここまで3試合で一人乗り遅れていたのが樋口だった。

彼は野球センスのある良い選手である。しかし「楽しくないだろうな」という野球をしていた。

彼は前チームを退団して、昨年からTKに入団している。

私は、そういう選手のプレーを見ると今までどんな野球をしてきたのか、何を考えて野球をしていたのかがおおよそ分かる。

樋口は「大人に怒られない野球」をしていた。これは一番楽しくない野球だ。

樋口は「大人に怒られない野球」をしてきたことで、ことごとく開花するはずの芽を自分で摘み取っていた。

今シーズンの3試合で樋口は、大きなチャンスに3回打席が回ってきているが、全て力の無いバッティングで凡退していた。

この試合でも走塁、守備と2回ほど首をかしげるプレーが出ていた。その後、満塁のチャンスに凡退した後、私は樋口を呼んだ。

「小さいバッティングをするな。ロングティーのように外野の頭を超す気持ちで打って見ろ。お前が思いっきりやらんと、このチームは強くならん!」と少し強く言っている。

次の打席で、彼はサードを強襲する痛烈な2ベースヒットを放った。

その後のキャッチフライもアウトにしている。

これが本来の樋口の能力である。それをやっと普通に出すことができた。彼は変わると思う。

「大人に怒られない野球」とはなんだろう?

野球は怒っても上手くはならない。教えると上手くなる。

怒る指導者は、自分のイメージとは違う動きの選手に対して、自分のイメージ通りプレーしてほしいと思うのだが、どう教えて良いのか分からず、選手にイメージだけをぶつけて「なぜわからない!」と怒るパターンが圧倒的に多い。子どもが駄々をこねているようなものである。

こういう指導者は、昔の野球解説者の言葉や雑誌やスポーツ新聞の記事から得た知識しか持っていない。

実際に自分がレベルの高い野球を経験していない。

結局、野球の本質が分かっていないのだ。だから、教えることなどできないのだ。だから、ただただイメージを選手にぶつけているだけなのだ。

怒られた選手は、散らばったイメージの中から少ないヒントを寄せ集めてなんとなくやるしかない。そうやっているうちに「これは怒られない」「これは怒られる」というように自分でプレーを分類していくのだ。そういう風に分類していくと、とてつもなくとんちんかんな野球が出来上がる。

トンチンカンな野球の例を出そう。

チャンスにフライを打ったら怒られた➡ゴロを打とう。と、選手は思う。

なら、チャンスに外野の頭を超すホームランを打ったら怒られるのか?

捕手がキャッチャーフライを捕ろうとして打球が飛んだと感じた方向に走り出したが、方向を間違えてしまって捕れなかった時「まず上を見ろ」と怒られた➡飛んだ方向は考えず、ボールも見ず、まず上を見よう。と、選手は思う。

ならば、ハーフフライが上がってチラッと見えたボールの軌道を信じて反射的に飛びついて捕球したら怒られるのか?

樋口は、こういう野球を今までやっていたのかもしれない。

可哀想に・・・

どうか自分を信じて、自分のために、自分が楽しいと感じる野球をしてほしい。

私は、フルスイングして三振しても、ボールを捕りに行って後ろにそらしても怒らない。

私が叱るのは、バットを思いっきり振らない選手、ボールを捕りに行かない選手、自分の考えでプレーをしない選手。こういう選手だけだ。