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簡単そうで難しいこと

メジャーチームマネージャの崔です。
10月21日(土) 古曽部防災野球場(高槻)にて高槻杯親善野球大会がありました。
内野は黒土、外野は天然芝の素晴らしい球場でした。

向日レジェンド  0 4 1 3 8
TKドラゴンズ           2 0 0 0 2

結果は、負けでした。
与四死球が11、被安打4。対してTKは四球7、安打0で終わり、これらが点差になって現れた試合でもありました。

初回1死2、3塁のピンチを何とか凌ぎ、その裏の攻撃で連続四球と相手エラーで2点先取したところまでは良かったのですが、2回表に四球とエラーで出したランナーをタイムリーヒットで返され逆転されました。
その後も流れを取り戻すことが出来ず、試合終了となりました。

過去のメジャーブログでも皆さん触れてますが、キャッチボールの大切さを改めて思い知らされた試合でしたが、ここでは選球眼に触れてみたいと思います。

TKの攻撃というと、相手投手のボールを中々捉えることが出来ず、無安打で6三振を喫しました。試合を見ていて感じたのは、「明らかな」ボール球に手を出すことが多かった点です。

初球を狙って行くことは良いのですが、明らかなボール球に手を出し、空振りやファールになると、徐々に投手有利になっていきます。
※ボール球でも、きっちり捉えてヒットに出来るゾーンなら打っていくのはありだと思ってます。

2ストライクに追い込まれると打者はストライクゾーンを広げて、多少のボール球にも手を出さざるを得なくなります。

逆に、ボールの見極めが出来ると、打者有利になり、投手は四球を防ぐ為、真ん中周辺にボールを集めざるを得なくなります。
ストライク、ボールの見極め次第で投手打者の心理状態、結果も変わり、その積み重ねが試合の流れにも影響していきます。

私は練習試合等で主審を務めることが多いのですが、ヒットやホームランが飛び出す時のボールって、真ん中周辺がほとんどです。

メジャーリーグの大谷選手のコース別打率を見てもわかりますが、ストライクゾーンの打率は3~5割で、ボールゾーンは1割台です。

●エンゼルス 大谷翔平選手 コース別打率(2022年)

メジャーリーガーでもボールになる様な難しいコースをヒットにするのって、ホントに難しいので、やはりストライクボールを振っていくことが、打率アップにもつながる様に思います。
選球眼が大事。そんなの当たり前のことって言われそうですが、結構難しい技術の一つだと思います。特に中学、高校になると変化球も加わるので、更に見極めは難しくなります。逆に、選球眼を意識し過ぎて、絶好球を見逃すこともあるので、その点は注意が必要ですね。。

試合で直ぐに出来ることではないので、バッティング練習の中で意識し過ぎず、少し意識しながら取り組むことが必要だと思います。