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田中会長直伝!ピッチングの極意!

6月22日(土)、御所グラウンドにて練習を行いました。

この日は数名欠席者がいて、いつもより参加人数が少ない練習になる分、ファームチームの選手達の持ち前の元気も半減するのかと思いましたが、いつも通り元気に楽しんでプレーに励んでいました。

また、この日の練習は、田中会長が教えに来てくださり、ファームチームの選手達も何かを感じたのか、いつもよりしまった練習になりました(笑)

さて、ファームチームの練習の中身に入ります。

この日は人数の兼ね合いもあり、2班構成で守備練習、打撃練習を行いました。

その中でも、森·杢谷·渡辺は、会長直伝のピッチングの極意で、それぞれの修正点を提示してもらいました。私もしっかりと勉強させていただきました。

森のピッチングの修正点としては、第一に、投球時のグローブの使い方です。

森は、投球時にグローブを背中の方に引いてしまう癖がありました。これは、一概に悪いとは言えませんが、回転軸が曖昧になるため強い球は投げられません。

投げる目標(捕手)に向かってグローブを突き出した後、投球に合わせて突き出したグローブを脇の下の方に強く引きます。この引く動作で、投げる方の腕がスムーズに前に出ていきます。要するに、投球前と投球後で肩の位置を入れ替える動作をする感覚です。

第二に、軸足のタメです。

この軸足のタメを作る動作を怠ってしまうと、次の体重移動の動作を妨げ、体重移動が不十分なまま投球してしまうので、「開き」「突っ込み」といった現象が多くなります。結果、抜け玉や腕の振りが安定しなくなるので、投手としての生命線であるコントロールや球速を失ってしまいます。

要するに、軸足にしっかりと体重を乗せ、タメを作り、そのまま軸足を主導させてバッター方向へ進むことが重要です。肝であり、スタートである「軸足」のタメが上手く作れないと、上手くフォームを作り投げることは出来ません。

渡辺のピッチングの修正点としては、リリース時の肘の位置です。

渡辺は強く投げようとすると、どうしても肘が下がってしまいます。肘が下がることで、ボールに力が伝えられず、弱いボールしか投げられなかったり、肘への負担が大きくなり、故障のリスクが高まったりしてしまいます。

リリース時というのは、肩から肘、ボールがなるべく一直線に近い状態でリリースしていくことでボールに力が伝わりやすくなります。いわゆるパワーポジションと言われるものです。しかし、肘が下がってしまうことでこのラインというのがズレてしまい、押し出すようにリリースしてしまうため、力の発揮が難しくなります。

渡辺は野球に対して素直で器用な選手なので、投球フォームの動画を見せて、肘が下がっていることを指摘すると、まだまだ投げ方はぎこちないですが、肘の上がり具合を意識して投球出来ていました。ただ、やはり速球を投げようと少しでも力んでしまうと、肘が下がることが多々あります。

森、杢谷、安念にも同様に言えることですが、この日修正した点を一気に直そうと意識してしまうと、ストレスが溜まってかえって逆効果なので、キャッチボールからじっくりゆっくり確かめながら投球していき、8月の天下一品杯までに自然な状態でピッチング出来るように私もしっかりと観察します。

今回はピッチングについてピックアップし、修正点を取り上げましたが、守備・打撃も同様に修正しなければいけない点が先週の練習試合で各選手見つかったので、天下一品杯までに少しずつ確実に修正していきます。

さて、来週は合宿です。
各自体調を崩さないようにしておいてくださいね!
来週も頑張りましょう!