11月4日(月)横大路グラウンドにおいて下京JUクラブさんとの練習試合を行い、瀬古の決勝5号2ランとタイムリー2ベース、樋口の2点タイムリー2ベースなどで後半に得点を重ね、投げては大島5回、井出2回を無失点とダブルエースの完封リレーでTKドラゴンズが完勝した。
練習試合
下京JUクラブ 0 0 0 0 0 0 0 0
TKドラゴンズ 0 0 0 2 3 1 X 6x
(勝 大島5勝2S、 本塁打 瀬古5号)
下京JUクラブさんとは4月の竹の子リーグ公式戦では5-18と惨敗していた。
現在進行中の若竹杯では準々決勝でTKドラゴンズが勝ち上がれば、準決勝で下京JUさんとの対戦が予想される。もちろん準々決勝でリーグ戦を制した藤ノ森スーパースターズさんに勝たないと実現しない。いずれにしても決勝まで厳しい試合が続く。
下京JUクラブさんはこの試合の直後に若竹杯1回戦が入っており、どういう戦力でくるのか分からなかった。こちらとしてはこの試合に勝って次の対戦がある時にはプレッシャーを感じてもらうつもりの試合だった。
序盤、3回を終わって0-0。
両先発投手が良かったので、どちらも相手の先発投手をどう崩していくかという試合展開だった。
均衡を破ったのはTKドラゴンズ4回裏の攻撃。
1アウトから5番樋口が四球で出塁。
打席には6番瀬古。
初球、ドンピシャのタイミングで振りぬいた!
ドカーン!いった~!
久しぶりに瀬古のバットが火を噴いた!
ライトの頭上を遥かに超える先制5号2ランだ!
結果的にこれが決勝弾になった。
先日の試合では1番打者で出場したがあえなく4タコ(4打数ノーヒット)に終わり、この試合では打順を6番に下げていた。
プライドも実績もそんなこと言ってられないぐらい今のTK打線は層が厚い。調子を落とせば打順が落ちる。
4年生からレギュラーを張っているプライドに火が点いたか。
瀬古は5回裏の第3打席でもライトオーバーのエンタイトルタイムリー2ベースを放ちこの日3打点と勝利に大きく貢献した。
5回裏、2番吉村が相手エラー、3番金城がレフト前ヒットなどで2アウト1塁3塁から5番樋口が2点タイムリー2ベースを放ち相手を突き放す。
勝負強い良いバッティングだった。
先発した大島が良かった。
2安打されたがいずれも相手に3塁を踏ませない。
5回5奪三振60球無失点。言うことなし。
大島は今シーズン5勝目。
6回から2イニングをリリーフした井出も良かった。
6回7回を三者凡退で締めくくった。
大島、井出のダブルエースは、先発でもクローザーでもどちらを任せても力を出してくれる。
大島はこれ以上ない仕上がり。井出はまだ伸びる要素がある。頼もしい。
実はこの試合、久しぶりにTKスペシャルを決めている。
選手達には3回ぐらいから「TKスペシャルあるよ」と言ってあったのだが、6回裏、もう1点取れば試合は決まるという場面で1点を取りに行った。
先頭8番立石が相手エラーで出塁、即2盗を決め9番井上のファーストゴロの間に3塁へ。1アウト3塁。
打席は1番青山空。
初球ボールのあとの2球目に出した。
青山空はインコース低めを上手くたたき前進守備のショートへ強いゴロ。スタートを切っていた立石がホームインしてダメ押しの1点を取った。
器用な選手の打席でしかこのサインは出せない。青山空にしてみれば犠打にもならず打率は下がる不本意なサインだろうが、よく決めてくれた。
打ちまくるイメージのTKドラゴンズだが、相手投手次第ではホームが遠い場合もある。0-0でロングヒットも出ない中、ワンチャンスで勝ち切るときの野球を知っておいても損はない。