3月2日(土)は嵯峨野高校グラウンドにて練習、3月3日(日)は太陽が丘球場にて市長旗杯1回戦が行われました。
市長旗杯1回戦
TKドラゴンズ 1 0 0 0 1 0 2
西山少年野球クラブ 3 2 0 0 1 X 6
(負 髙倉 1勝2敗)
「両チーム、スターティングメンバーの紹介をいたします。先攻TKドラゴンズ、1番ショート前田君、背番号6」
スタンドからはその時を待っていたかのように歓声と拍手が沸き起こる。そして選手達からも歓声が上がる。
太陽が丘球場の電光掲示板に両チームのスターティングラインナップが並び場内アナウンスが響く。
次々に紹介されていくスターティングメンバー。彼らはどんな気持ちで自分の名前を聞いたのだろう。
こんなことがあるんだろうか。
昨年までみどりが丘グラウンドで行われていた市長旗杯が今年は太陽が丘グラウンドになった。
事前に予定を見たら第一球場とある。まさかと思って現地に行くとどうやら本当に本球場で試合をさせてもらえるらしい。
しかも電光掲示板には得点ボードとラインナップが表示され、場内アナウンスもしてもらえるらしいのだ。
「どういうこと?決勝戦で使えるかどうかという場所で1回戦からできるの?なんで?」
素直にそう思った。
詳しい事情は分からないがとりあえずこんなラッキーなことはない。こうなればもう楽しまないと損ではないか!
というわけでテンション爆上がりで私はベンチに入ったのです。
スターティングラインナップの場内アナウンスが流れると選手達と同様に私もはしゃいでいました。
なんか高校生の時のことを思い出すわ~懐かし~とか思いながら選手紹介を聞いていました。
試合はね、負けました。
昨秋の新人戦決勝戦で敗れた西山さんが相手でした。
先日、天一杯で敗れたあと何もできないままこの一戦でしたので、仕方ない仕方ない。
夏に照準を絞って今から積み上げますので、目先のことは気にしません。
夏には勝たせていただきます。また西山さんと当たりそうな予感がします。
昨秋は何もできず0-6で完封負け。でも今回は手ごたえがありました。
夏は勝てます。
この日は前半はリードされても後半にまくって勝つという青写真で臨みました。
5回にチャンスは訪れます。
0アウトから先頭7番洸之介(こうのすけ)が四球を選び出塁。
終盤、下位打線の入り口で今年は打率は伸び悩んでいるものの四球が多く出塁率の高い洸之介が突破口になると踏んでの7番でした。
8番康介(こうすけ)に代わって代打竜惺(りゅうせい)を送ります。
ここが勝負所だと思いました。下位打線でつなげば上位打線で大量得点の可能性が見えていました。
竜惺が繋ぎます。四球をもらい0アウト1塁3塁。
竜惺には前日から「明日は代打で起用したいからベンチに残しておく。勝負所で出す」と伝えてありました。
9番蒼真(そうま)に代わってこの日3Aからベンチ入りしていた柾貴(まさき)を迷わず代打に送ります。
柾貴2球目をスイング!
とらえた!レフト前~!代打タイムリーだ~!
1点入ってなおも0アウト1塁2塁のチャンス!
ベンチが沸く!押せ押せムードだ!逆転の準備は整った!
柾貴は昨年末に入団してきた新5年生です。少しの期間しか私は彼を見ていませんが走攻守揃った良い選手だということはよく分かっています。
本来ならメジャーチームに入っている選手なんですが、今年のメジャーは6年生のみでいくと決めていますので、ベンチ入りした時はこういった起用方法になるんだろうと思います。
私のベンチワークもだいぶん戻ってきましたよ。
昨年はしびれる試合をほとんどしてないんで、ベンチワークが少し鈍ったのかもしれません。天一杯でも自分の判断の遅さでチャンスを作れない感覚がありました。
いろいろ修正した結果、直感と連動した判断力は戻ってきました。今後はもう大丈夫そうです。
チャンスは作ったんですが、上位打線が不発で万事休す。
まあ上位打線とは言え打てない時は打てませんから。野球とはそういうものです。
代打タイムリーを打った柾貴の代走に幸之助(こうのすけ)を送っていました。
彼、右手の小指を骨折していて、代走ならいけるとのことでしたのでせっかくなので出てもらいました。
守備にも就いて「ベンチ入りの選手を全員出せたな。良かった良かった」と思っていたら、最終回最後の打者で打順が幸之助に回ってしまって・・・
代走に出そうかという時に舟瀬コーチから「打席回るかもしれませんよ」と言われていたんですが、そこしかなかったので「大丈夫やろ」って出しちゃったんです。
前日の練習で「投げるな」と言っていたのに守備練習で投げてたんですよね。「大丈夫です」って言ってたんで痛くないんだろうなとは思っていました。
打席の前に幸之助に「いけるか」と一応聞いたら「いけます」って言ってくれたんでそのまま打席に送りました。
「いけるか」って言ってももうベンチには誰も残っていなかったんで「いけません」って言われた場合「見逃しの三振をしてこい」と言うしかなかったんですが。
その幸之助、フルスイングで三振してきてくれました。ええやん、ええやん、ええやんか~ええ根性してるがな~
小指、大丈夫やったかなあ。
さて、ここからがスタートです。
これから積み上げていきます。
このチームは強いチームになりますよ。
みなさん、楽しみにしておいてくださいね。
新6年生、あと2人募集中です。
体験お待ちしています!