9月1日(日)、勧修寺グラウンドにて天一杯二回戦が行われ、長岡京BBさんに5対15で敗れました。
TKドラゴンズ 0 2 3 5
長岡京BB 9 6 × 15
(負 森、敢闘賞 森)
先発は森。
ファームチーム一番の制球力と球威を兼ね揃え、田中会長からピッチング理論を指導していただいてから日々成長している森を、私は自信を持って先発投手に抜擢しました。
しかし、一回裏、先頭打者の本塁打を皮切りに連続安打や味方のエラーなどが続き9失点。
森も決してコントロールが定まらなかった訳ではないが、やはり守備のミスで森の投手としてのリズムが上手く作れなかったことが大量失点の原因の一つだと言えます。
それに加え、長岡京BBさんの各選手のスイングスピードが速かったことも明らかです。先頭打者の本塁打も、低めの厳しいコースでしたが、レフトを遥かに越える所まで上手く運ばれました。
TKのファームチームも思いっきりのいいスイングという点では負けていませんが、どうしてもフルスイングと大振りを一緒に考えてしまいます。
フルスイングは、自分のスイングの形で力強く振ることであり、大振りはスイングの形を気にせずただ思い切り振ることです。この最大の違いを理解し、実践することがこれからの打撃面での課題でもあります。
ただ、二回、三回の攻撃での計5得点はファームチームにとって大きな成果であり、これからの成長を感じさせる攻撃となりました。
まずは二回表の攻撃。
四番杢谷の三塁打!アウトコース高めのボールを逆らわずに右方向へ運びました。杢谷の打球スピードは他の同学年と比較してもズバ抜けています。ここからTKのベンチの盛り上がりが加速して行きました。頼れる四番です。
そして五番本地のタイムリーヒット!
初球から集中しており、甘い球を見逃さず三遊間に鋭い打球を放ちました。本地は余計な力は入れず、インパクトの瞬間に身体の回転とタイミングを合わせ強い力を生み出しスイングしていました。
積極的な姿勢で打席に入れたことはもちろん、こういったスイングの向上は本地の練習の成果だと思います。
三回表の攻撃も、安念のボールを選ぶ力や代打で出場した千間の打席での執念が緊張と共に垣間見えました。
見逃し三振は一つもなく、各打者が各打席で一番のパフォーマンスをしようと奮起していたことは、ファームチームにとって勝利以上に価値があることだと思います。
また、本地さんが撮影して下さった試合の選手達の写真を見ても、ベンチで一生懸命声を出しムードを明るくする選手、一球一球集中力を切らさずボールを見つめる選手など様々なファームチームの選手達の成長が見て取れました。
今回の天一杯Jの部では、全選手にチャンスを与えることは出来ませんでしたが、日頃の練習では、私含めスタッフ陣全員が選手達を観察していることはもちろん、選手達一人一人に自分自身のパフォーマンスを発揮する場面がたくさんあります。
選手達にはそのチャンスを無駄にせず、自分にとってただただ楽しい野球をして欲しいです。
来週も頑張りましょう!
お忙しい中、応援に駆けつけてくださったサポーターの保護者の皆様、また、レギュラーチームのサポーターの保護者の皆様、ありがとうございました。
そして、ファームチームの試合と同時刻に違う試合の審判をして下さった瀬古さん、ありがとうございました。