- 3月30日(土)御所グランドにおいて練習を行いました。
31日の試合には2試合で21人が出場する予定でしたので、1試合目と2試合目のオーダーに分かれて、ゲームノックと紅白戦を行いました。
結局、今日は昨夜からの雨の影響でグランド状態が悪く、朝7時の時点で中止の連絡がありまして、試合はできませんでした。う~ん残念。
天一杯二回戦が終わってから、また全員出場の試合の予定を組みたいと思います。
この日は、新中学生5名が練習に参加してくれました。昨年の12月に卒団した12期生です。
中学校の部活で野球を続ける子らが3名、硬式野球チームに入る子らが7名です。
なんと全員野球を続けてくれるんですねぇ。
全員が野球を続けるというのは、TKドラゴンズの歴史の中で初めての事です。10名もいるのに、、、
野球ができる環境が整ってきたというのも一つの要因かもしれません。
TKで野球の楽しさ、苦しさ、喜び、悔しさ、いろんな野球の本質に触れてくれての結果なのかもしれません。
私は、指導はします。でも結局やるのは子どもたち自身なんです。
私に任せておけば勝手に良い選手になるなんてことはありません。
卒団生たちは、自分で努力し成長したという自信を持っているので、恐れずに希望を持って次のステージに踏み出すことができるんだと思います。
みなさんの今後の活躍を期待して、応援していきたいと思います。頑張れよ!
さて、前回ご報告しましたように、サポート体制も整ってきました。
しかし、これだけでは足りないんです。
一番肝心なことは、選手を育成する練習環境というか練習内容を作り出すことなんです。
現在は、レギュラーチーム二十数名がひしめき合って練習をしています。
グランド確保の問題やコーチ陣の人数の問題など、少しずつ環境を整える作業をしなければなりませんが、基本的には全ての5年生、6年生については、合同で指導できる体制を作りたいと考えています。
高学年となる5年生以上には、TK野球の神髄を選手全員に体験してもらえるようにしたいのです。
次回のスタッフ定例ミーティングで、その内容についてお話をし、意見交換をしながら、または相談をしながら進めていきたいと思っています。
この日の練習に話を戻します。
今の時期、レギュラーチームでは、一貫して積極性を育てる指導をしています。
朝の集合時間前からご覧になられている方はお分かりだと思いますが、挨拶の声から指導をしています。
体操の声、プレー中のあらゆる声に関する練習をしているのはお気づきでしょう。
昔も今も言えることですが、小学生のうちから明らかな積極性を持っている子どもはそんなに多くはおりません。
積極性丸出しの子ばかりいたら逆に怖いですよね。
ただ、野球をやる上では、ある程度の闘争心や積極性がある方が、技術的な成長も早いですし、優れた選手に育つ可能性が高いです。
野球ではレギュラー争いやベンチ入り争いを勝ち抜く必要があるわけですし、「お先にどうぞ」なんて言っていたらいつまでたってもレギュラーは獲れません。
闘争心や積極性が備わっていなければダメだと言っているのではありません。
それを芽生えさせるのも指導者の役割だと考えているのです。
ただし、私は積極性より技術指導が先だと考えてはいます。
技術の上達、知識の構築があって初めて、「もっと上手くなりたい」「もっと野球を知りたい」という欲が出てきます。
その欲が出てきて初めて、積極性や闘争心のようなものが芽生えだします。
技術指導と違うところは、闘争心は誰かに教えてもらうという質のものではなく、自ら自然発生的に芽生えるという質のものなんだということです。
何年か前の「会長のひとり言」で書いていますが、少しずつ「頑張りのボーダーラインを上げる」という手助けで、自信が付き、欲が出てきて、積極性や闘争心が芽生えることがあります。
「頑張りのボーダーライン」とは子どもたちが「限界ぎりぎりまで頑張った」と思う上限のことなのですが、それは子どもたちからすると「人生で経験した中で一番すごい頑張り」という意味を持ちます。
子どもの人生、それはまだわずか十年そこそこの人生なので、ボーダーラインの新記録は次々と塗り替えることができます。
面白いもので、挨拶やプレー中の声にしても、自分では人生で最大限の声を出しているつもりでも、「小さい、やり直し」と言われれば、人生新記録の音量の声が出ます。
少しずつ頑張りのボーダーラインの新記録を積み重ねることで、卒団する時には見違えるような選手に育っているんです。
この日は卒団生の親も大勢来ていただいていたので「会長、今日は厳しめの練習ですね」なんて言われましたが、ちょうど頑張りのボーダーラインを上げているタイミングだったんで、厳しめに見えたでしょうね。皆さんが知らない間に、皆さんのお子さんのボーダーラインも上げさしてもらいましたけどね。
来週は、天一杯二回戦です。
はっきり言いますと強敵です。子どもたちにも言っています。
やりまっせ~!