10月27日(土)上鳥羽公園において練習を行いました。
この日はスタッフが少なかったため、急遽OBの古賀大智がコーチとして来てくれました。助かったぞ~!また来てや~
6年生も運動会などで欠席が多く7名の参加でしたが、その分密度の濃い練習ができました。
チームの中心選手の欠席者が多かったこともあり、練習に参加した選手には「お前らわき役でええんか!」「もっと明確な目標を持て!」「もっと欲を出せ!」「ブログの見出しを飾ってみろ!」と終始檄を飛ばしながらの練習でした。
ぼんやり野球をしていたのではTKドラゴンズに入団した意味がありません。強い気持ち、強い信念を抱かなければ大きな夢には届きません。しかし、そこから逃げたのでは苦しくないかわりに、何も得ることはできないのです。監督も同じ。はい、私も同じです。勝つ苦しみ、勝たせる苦しみから逃げたいと思った時は、会長・監督を辞める時だと思っています。
10月28日(日)東野公園において、竹の子リーグの公式戦を行いました。
さて、各選手は明確な目的を持って臨めたでしょうか。
竹の子リーグ・リーグ戦
OYZ・小金塚連合 0 0 0 0 0
TKドラゴンズ 5 9 7 X 21x
(勝投手 渡辺 2勝1敗)
渡辺はこの試合「必ず完封する」と宣言していた。参考記録ながらノーヒットノーラン(7回まで終了で公式記録となる)であった。
どんな相手でも完封するのは難しい。「必ず完封する」という強い気持ちが結果となって表れたのだと思う。よく頑張った。
きぬかけ杯までの修正点は不用意な四球を防ぐことだろう。四球は失点につながる。1点を争う試合では、一つの四球が命取りになる。渡辺には強い気持ちと信念を持ってこの課題に取り組んでほしい。
渡辺は打撃でも輝いた。初回、1アウト3塁から先制の1号ツーランをセンターに放つと、第二打席でもライト線に二打席連続となる2号ソロを放った。4打席目もレフト前にはじき返しこの日3安打の大爆発だ!
4番池本も3安打を放つ・・・が、ライト前にヒットを打っても本塁打にならない悔しさがにじみ出る。こういう「欲」がある選手は欲のある限りどこまでも成長する。
5番栄木2安打、6番熊谷2安打、8番石原寛太1安打、9番井上侑宇人2安打。
井上は昨日の練習で足を打撲していたが、「来たら使う」と宣言していたのでスタメン起用したが結果を出した。「少ないチャンスをものにしろ!」と言われて結果を出すのだから、この選手の心臓は強い。
熊谷は2安打しているが、まだもの足らん。もっとエグイバッティングができると思うから言うのである。もっともっと強い信念を持ってほしいのだ。
終盤、代打に送った瀬古がライトオーバーのツーベースを放った。きぬかけ杯で唯一5年生でレギュラーを取る可能性があると思われるのが瀬古だ。瀬古もワンチャンスで結果を残してくれた。きぬかけ杯のスタメン争いは激しさを増してきている。
一つ、素晴らしいプレーがあった。
2回表、渡辺が先頭打者を四球で出し、次の打者の5球目。頭の高さぐらいにいってしまった渡辺の投球を打者がよけた。で、よけたそのバットにボールが当たった。ピッチャー前に転がったゴロを渡辺が捕球してセカンドベース上に送球。捕球した三浦がファーストへ転送してダブルプレー。となったのだが、ここで皆さんに見てほしかったのがショート三浦のベースタッチである。一見、普通のプレーのように見えたと思うが、注目していただきたかったのは三浦の右足。少年野球でこのベースタッチをするショートはほとんどいない。まぁこれを指導する少年野球の指導者もほとんどいないのだが。
詳しく説明します。
三浦はセカンドベースに走り寄って渡辺からの送球を捕球したあと、一歩踏み込んだ左足はセカンドベースを通り越してセカンド方面に着地。そのままワンステップしてランニングスローに移る際に、次のワンステップの軸足となるために引き寄せた右足でセカンドベースをかすめるように触れ、動きを止めず流れのままファーストへ送球している。ダブルプレーでのショートのベースタッチの基本をものの見事にやってのけた。三浦には先日からワンランク上げた守備練習に取り組ませているのだが、練習通りやってくれた。高い技術が要求されるプレーだが、ダブルプレーの基本は「いかに早く捕球・送球をし、二つのアウトを奪いとる」ということにある。とても美しいダブルプレーだった。
試合後のミーティングで選手達には、次回の練習までに「TKドラゴンズの選手として、きぬかけ杯までに自分はどうありたいのか、どうなりたいのか、明確で具体的な目標を持って来るように」と言ってあります。
残り、1ヶ月と少し。私は、今年のレギュラーチームの選手達には、今まで以上の高い目標を持ち、強い信念で目標の実現に向かってほしいと思っています。