2月15日(土)上鳥羽グラウンドにおいて練習を行いました。
この日は午前中にレギュラーAチームの練習試合が同グラウンドであり、午後からBチームの練習でした。
Bチームの指導者が誰もいないということで、私(田中)が見ることになりました。
最近思うんですが、レギュラーAとかBチームとかなんかややこしいですね。
少し前は6年生と5年生で20名もいませんでしたので、5・6年生プラス4年生数名をレギュラーチームとして活動していたんです。
ですから、レギュラーチームとファームチームの2グループだったんです。
現在では4年生以上で各学年10名以上の団員がいます。今年は天一杯でもA、B、J(少年野球では6年生以下をA、5年生以下をB、4年生以下をJとしています)の3チームを登録しているように、各学年で試合ができるようスタッフミーティングでも話し合っています。団員数増加に伴う対応はある程度順調にできているんですが、チームの名前がね・・・
レギュラーチームなのにBチームって何なんですかね。なんか付け足しみたいな感じですよね。これ、なんとかしましょう。
私にアイデアはありますが、各MGと至急相談してみたいと思います。
さて、この日の練習は内野ローテーションノックから行いました。内野の各ポジションに数名ずつ守り全ポジションを回ってノックを受けてもらいます。
このノックはTKドラゴンズ・レギュラーチームの定番です。ノックの最中に暇な選手が出ないのが特徴で、効率よく数を受けることができるのです。
捕球や送球と同時に声とダッシュ力を磨けます。
内野手も外野手もバッテリーも全て内野ノックを受けるんですが、内野ゴロが守備の原点であるという私の理念に基づいてのことです。
この日は少し強い打球を打つことにしました。5・6年生になると体も大きくなりますし、打球も速くなります。そのスピードに慣れることが大事です。
千葉監督には優しく分かりやすく指導するように言っていますので、私が指導する時は若干厳しめの方が千葉監督の良さを強く感じてもらえると思います(笑)
打球を怖がっている選手もいましたが、しっかり打球を見て捕球できる選手もいました。すぐにでもレギュラーチームAのベンチに入れたい選手もいましたよ。
強い打球が怖い選手は、捕り損ねて体に当たると痛いとか怪我をするイメージを持っている選手だと思います。失敗のイメージが強いんです。
失敗のイメージをなくすために、一度勇気をもって打球をグラブに当てるチャレンジをしてほしいんです。一度グラブに当てるとこれぐらいの衝撃なんだということが分かりますし、手で十分防げる衝撃だということも分かります。人間の手って強いですからね。それに手って意外と機敏に動きます。頼りになる楯ですよ。
確かに打球が体に当たれば痛いですし、当たり方が不運だと怪我をすることもありますが、打球を直接体や顔に当てるのが一番怖いです。捕れなくてもグラブでのワンクッションがあれば、打球は弱まります。打球をグラブに当てることが最大の怪我防止なんです。
ゴロよりもフライの方がバウンドしない分、捕球は簡単です。外野フライを捕れない選手は、捕球することが出来ないのではなく、打球が体にあたるのを怖がっている選手だと思います。
お箸でエビフライを口に運べる能力があるのなら、フライは捕球できます。勇気をもってグラブでフライを叩き落としてみましょう。何回か叩き落すことができたなら、すぐに捕れるようになりますよ。
ローテーションノックでは、大きな声も出してもらいました。
野球の声って大事なんですよ。
ただ大声を出しゃいいってもんじゃないんですが、まずは大きな声を出すことから始まります。
暇があれば6年生の試合を見ていただければ分かると思いますが、プレー中の選手同士でいろんなポジションからいろんな指示の声が飛んでいます。
この日は午前中から三塁側のブロック塀の工事が行われていて、試合中もけっこううるさかったんですが、工事の音を押しのけて選手達の声が響いていました。
内野フライが上がれば、「ピッチャー!」とか「ショート!」とか、ゴロが飛べば「ファースト!(へ投げろ)」とか・・・
特にキャッチャーやショートは指示を出す機会が多いので、試合が終われば声が枯れていることもあります。観客の声や騒音などで小さな声だと指示が聞こえないんですよね。
TKドラゴンズでは、プレー中のベンチ(指導者やスタッフ)からの指示は禁止なんですが、選手間で指示ができるようにするためなんです。プレーヤー同士の近い距離からの指示には反応できますが、距離の離れたベンチからの指示に従っていたんでは遅すぎます。自分でやる野球ってことですけどね。
ちょっと私の言い方が厳しすぎたのか、みなさん顔が引きつったり、涙がにじんできたりしていましたが、最後は大きな声が出ていました。やればできるじゃん。
怖くてごめんね~💦
実力のあるチーム同士の試合では、1点差や2点差の試合はよくありますし、そんな試合を勝ち切らないと喜びも楽しさも少ないです。
私は試合中、選手達を子どもとして扱うことはありません。一人の野球選手として扱います。それぐらい私も選手も本気にならないと勝てないんです。ベンチでは選手たちを信用し、投手起用やポジションの変更や代打や代走など、様々な心の準備をしてもらうために色々な指示を出しています。普通の顔と普通の口調で。
そんな時、いちいち子どもだからと優しく言っていたんでは、間に合わないんですよね。
10点差のゲームでは、ニコニコしてると思いますけど。
後半は、新6年生も残ってくれていましたんで紅白戦を行いました。
桝添が良い当たりを打っていましたね。
みんな天一杯に向けて頑張ってくださいよ~!