叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

「個人ミーティングとポジション変更」

6月4日(土)横大路グラウンドにおいて練習を行いました。

シーズンで言うと中盤ということになるでしょうか。
ここからあと半年間でチームを仕上げることになります。
半年と言うと短いようで長い、長いようで短いですね。
私はいつもそうなんですが、1年間チームを指導するにあたって、2週間を一つの単位で見ています。

2週間を25回積み上げると約1年になります。ただ、2週間を1年の25分の1と見ているわけではありません。

練習をして試合、試合をして練習という考え方なんです。試合を見て、足らない所やもっと伸ばすべきところを見定めます。

そうして1年をかけそのチームの最高到達地点を目指す。今まではこれを1年間の目標としていました。

しかし今シーズンはみなさんご承知の通りチームの目標が変わりました。
プロ野球選手・甲子園球児育成が目標になったわけです。
前にもブログで書いていますが、ゴール地点が変わりました。
卒団がゴールではなくその先にゴールがあるのです。
ゴールが変わったことで、1年間の組み立ても変わります。
チームとしての最高到達地点を意識する必要がなくなった分、卒団という通過点で各選手をどのレベルに上げていくかに焦点を当てようとしています。
今まで意識していない部分ですので、こうすればこうなるだろうといった仮説は立てますがどちらにしても正解を探しながらの取り組みになります。

ここ2週間で行った選手一人一人とのミーティング(個人面談のようなもんですが)なども新しい取り組みです。


昔なら試合で気のない負け方をしたあとは、嵐のようなノックややみくもに走らせる、てなことが多くのチームでよく見かけられましたが、そんなことしてもけが人が出るだけなんでいろいろ話を聞いてみよう話をしてみようと思っただけなんですが(笑)
今までは投手とはピッチングフォームや将来像についての意見交換はしていましたが、全員とはなかなか話す機会がありませんでした。
ただ、こういうことができるのも瀧本3A監督や喜多コーチや塩山コーチやMGなどのスタッフが揃い、私が練習を見なくても練習が成り立つからなんです。
ホンマありがたいことですわ。


一人一人と話をしてみると、いろんな悩みも出てきますし今こんなことを考えてるんだという発見もあります。
私の話も全体ミーティングのように大勢に話すような全体的な内容ではなく、その選手に特化した内容になり耳に入ってきやすいだろうと思います。
必要な時に個人ミーティングをすることで、どのような変化があるのかを今後見ていこうと思っています。
余談ですが、個人ミーティングで笑ったのは「何か悩んでることないか?」という私の問いかけに「野球でですか?」と聞いてきた選手。
野球以外の悩み相談は今のところ受け付けてないですが、聞いてみたい気になりました(笑)

目標の変更によりメインポジションの変更も時期にとらわれず行うことができるようになるんだろうと感じています。
通常夏以降のポジション変更はチーム力を落とすだけなのでやりませんが、ゴール地点が変わった分ポジション変更した方がこの選手にとって良いと判断した時点で、時期に関係なく変えることができますし、そうしないといけないと思います。
私は小学生のうちにいくつものポジションを経験することは必要だと思っています。ポジションによって動きも考え方も違いますし、野球の見方が変わってきます。
一つのポジションだけを守るとやらなくても良いことや知らなくても良いことが多いのです。でも知らないともったいないんです。野球を見る角度が多ければ多いほど野球は面白くなりますし自分の野球力が上がります。
こういう話をすると終わりがないのでこの辺でやめておきますが、まぁそういうこともあり多少のポジションの変更をしてみます。


自分の希望するポジションとはいかない選手もいるでしょうが、野球力の幅が広がると思ってチャレンジしてほしいと思います。