7月6日(土)御所グラウンドにおいて第4回きぬかけ杯夏季大会が行われ、上鳥羽友愛ジュニアさんとの決勝戦を1点差で制したTKドラゴンズが3年ぶり2度目の優勝に輝きました!TKドラゴンズの選手、スタッフ、サポーターのみなさん、優勝おめでとう!

準優勝は上鳥羽友愛ジュニアさん、第三位は京都ルーキーズさんでした。ご参加いただいたチームの皆様、ありがとうございました。

尚、TKドラゴンズからは、最優秀選手・大島、優秀選手・井出、優秀選手・吉村の3選手が表彰されました。おめでとう!

 

第一試合

TKドラゴンズ 0 6 6 1 4  17

京都ルーキーズ 0 0 0 0 0  0

(勝 瀬古 7勝4敗、 本塁打 樋口4号、井出2号、立石2号)

 

先発は瀬古。

初回、先頭打者にレフト前にはじき返されるが後続を打ち取り、その後危なげなく4回無失点の好投を見せた。

瀬古は合宿でピッチングフォームを修正し、球速と球威を取り戻していた。負けたらほぼ終わりの第一試合、よく投げてくれた。

2回表、6番金城の内野安打で先制すると、1アウト満塁で9番大島がセンターオーバーの走者一掃タイムリー3ベースを放った!この3点は大きかった。

その後2番吉村が左中間に2点タイムリーを放ちこの回6点を奪った。

3回以降も打線が爆発。3回には先頭打者5番樋口が右中間を破る4号ソロホームランを放ち勢いは止まらない!

その後2番吉村がこの試合4打点目となる2点タイムリー3ベースだ!

5回には2アウトから4番井出がレフトへ2号ソロ、7番立石がレフトオーバーの2号3ランを放つなど11安打3本塁打で17得点をたたき出した!

 

最終回、マウンドに送ったクローザー大島が0で締めくくり、初戦をものにした。

瀬古は49球で余力を残し今季7勝目。

 

この試合は強力打線も見ごたえがあったが、守備でも見事なプレーがあった。

2回裏、瀬古が先頭打者に四球を与え0アウト1塁の場面でそのプレーは飛び出した。

相手5番打者の打球はセカンド立石のやや左に強めのゴロ。立石は待ってましたとばかりに1、2塁間に向かって半身で捕球するとそのまま逆回転でセカンドスロー。セカンドカバーに入ったショート樋口が捕球し、セカンドベースを右足でかすめるようにタッチしその流れでファーストへ転送!4(セカンド)-6(ショート)-3(ファースト)のダブルプレーを完成させたのだ。これは本当にすごい。菊池(広島)と坂本(巨人)のオールスター戦でのダブルプレーを見ているようだった。

4-6-3のダブルプレーを少年野球の試合で見ることはほとんどないと思う。このプレーがいかに難しいかはやってみないと分からない。条件が揃わないとできないプレーだし、普段の練習でダブルプレーの細かい動きを習得していないとできないプレーなのだが、これをいとも簡単に立石・樋口の二遊間コンビがやってのけた。機会があれば詳しく解説するが、TKドラゴンズの真髄である最先端の高度なプレーの完成形はとても美しかった。

 

この試合、レフトを守った井上も良かった。これまで井上にはサードを固定して任せていたのだが、先日から瀬古がマウンドに立つときは井出をサードに井上をレフトに守らせるシフトを採用している。打球の追い方が上手いし捕球が安定している。この試合でもレフトオーバーの当たり2本を半身で下がりながら捕球している。安心して見ていられた。

 

第三試合

上鳥羽友愛ジュニア 0 1 0 0 2 0 3  6

TKドラゴンズ   0 5 1 1 0 0 X   7x

(勝 井出 4勝2敗、セーブ大島 1勝2S)

 

上鳥羽友愛ジュニアさんが第二試合で京都ルーキーズに勝ったためこの試合が決勝戦となった。

得失点差ではTKドラゴンズが上回っていたため、引き分けでも優勝という条件ではあったが、大荒れの末の大接戦となった。

 

上鳥羽、TKともにエースの直接対決となったこの試合。

1回、井出3奪三振、上鳥羽2奪三振の投手戦で始まった。

上鳥羽のエースは球速100km近いストレートを投げ込む。情報では相当速いとは聞いていたが、実際に見ると球威もあり打ち崩すというよりも、どうやったら2~3点こじ開けられるのだろう?という印象を持った。厳しい試合になることは間違いなかった。

 

2回表、相手6番に2ベースヒットをくらい、1アウト3塁からセーフティスクイズを決められ1点を先制される。序盤の最少失点、問題なし。だが、相手投手の出来からみてあと1点が限界だと感じていた。

2回裏、先頭打者4番井出の初球。100km近い球が井出のヘルメットをガツン!と直撃した。

衝撃とショックで呆然とうなだれる井出。TKベンチは凍り付いた。4番エースの緊急事態。臨時代走を出して、アイシングをしながら井出の、表情、様子を見る。もちろん故意のデッドボールではないがTKベンチはざわついた。

TKナインを鼓舞した。

ベンチの選手からも大きな声が出る。

5番樋口四球、6番金城四球、7番青山空死球で同点、8番井上三振。1アウト満塁。

9番大島が2球目を打った!センターオーバー!走者一掃!3点タイムリー2ベース!第一試合に続き序盤に大島の走者一掃打が飛び出した!

この回5点。

井出の目に生気が戻っていた。絶対に無理はさせない。少しでもぼんやりしていたら病院に送ろうと決めていた。「行けるか?」「大丈夫です」とは言っていたが何かおかしければすぐにベンチに下げるつもりでマウンドに送った。

しかし、今後これはダメだと思った。きぬかけ杯の決勝戦であっても交代させる。試合なんかどうでもいい。

 

私はあらためて投手の難しさを感じた。投手にとって剛速球は最大の武器だ。しかし、それは危険と引き換えに使わねばならないということ。コントロールを磨いてこそ、その武器は力を発揮する。上鳥羽のエースの投げる球はすごかった。縦回転している体の動きを横回転に修正すれば、高めに抜ける危険な球は防げる。是非、そういう指導をしてあげてほしい。この試合では死球をきっかけに崩れてしまったが、投手の厳しさを知って、その上でもっと上の選手を目指して頑張ってほしいと思っています。

最後は泣きながら謝りに来てくれてありがとう。頑張ってほしい。

 

4回を終わって7-1。

5回井出が60球に達し四球とヒットで0アウト1、2塁となったところでクローザー大島を投入。

2点を取られ、尚1アウト2塁3塁のピンチで、好プレーが出た。サードゴロを井上が迷わずバックホーム!クロスプレーだったがキャッチャー吉村が冷静にスライディングしてくるランナーにタッチしピンチを脱した。

6回表を終わり7-3。

大島は良く投げた。残り試合時間6分。6回裏の攻撃中にタイムアップで試合終了が見えてきていた。

ここまで来たら、時間を使って十分逃げ切れるし、ベンチとしては時間を使って逃げないといけない。

8番井上がじっくり四球を選び1アウト1塁。残り時間2分。勝ったと思った。念のためタイムをかけて代走を送った。

9番大島、1番立石。もし時間的に微妙ならタイムをかけて代打を出せる。

 

9番大島、ライトフライ。1塁ランナー、ハーフウェイから戻れずまさかのダブルプレー💦残り時間50秒で7回に突入💦

まいった(笑)・・・こんなことがあるんです。

「盗塁するな、アウトになるな、時間を使う」と言って出した代走だったが、この試合展開でそうとう緊張していたんだろう。

アウトになってガックリしていたが気にするな。自分を責める必要はないよ。気楽にやろうぜ!野球は失敗のスポーツなんだ!

 

最終回、投球数に余裕のあった瀬古をマウンドへ送ったが、緊張した(笑)準備はさせていたが、ま、緊張するわな~。それも第一試合で投げてるし。最後、瀬古に花を持たせようと余計なことを考えた私が悪い。

余裕はあった。笑顔で「頼むぞ」と大島をこの試合二度目のマウンドへ送った。

1点差に迫られたが最後の打者をサードゴロに打ち取り試合終了!優勝~!あ~しんど!(笑)

TKドラゴンズが3年ぶり2度目の栄冠に輝いた!

 

いろんなことがあった決勝戦だった。

選手たちは立派に戦ってくれた。彼らは、この試合でまた少し成長したかもしれない。

心から「おめでとう」と言いたい。

ベンチの一人一人が輝いていた。

 

応援に来ていただいたサポーターの皆さん、立石MGを筆頭にきぬかけ杯を運営していただいたスタッフの皆さん、アップやベンチでの補佐をしてただいた瀬古・樋口コーチ、スコアラーの成合さん、2試合主審をしてくれた千葉F監督、塁審の皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。皆さんのおかげで、無事に大会を終えることができました。心より感謝申し上げます。

あと半年、天一杯、竹の子リーグ、冬のきぬかけ杯と続きます。どうかよろしくお願い申し上げます。

 

~~~表彰選手・選出理由~~~

 

最優秀選手・・・大島

2試合続けて序盤に勢いをつける走者一掃のタイムリーを放つ。2試合4イニング1失点とクローザーの役割を果たす。6打席5打数2安打1四球6打点、1セーブ。

 

優秀選手・・・井出

決勝戦、エース対決を制する。7打席5打数2安打1本塁打2四死球3打点、1勝。

 

優秀選手・・・吉村

2試合通して5年生捕手として6年生投手陣を強気のリードで勝利に導く。第一試合で効果的なタイムリー。7打席7打数2安打4打点。

 

優秀選手には選ばれなかったが、樋口、瀬古など優秀選手の候補選手多数。