9月9日(土)朱雀グラウンドにおいてアカスポさんとの練習試合を行いました。
第一試合は5年生以下、第二試合はレギュラーチームの試合でした。
二試合ともにレギュラーチームの試合として戦いました。

結果・・・6連敗なのでなんとも元気は出ませんが・・・
実力差があるというわけではないんですが、プロ野球でも大型連敗があるように、かみ合わない時は何をやってもかみ合わないもんでして・・・
そのたぐいの連敗です。
ということにしておきます。

しかし、それぞれに良いところはあったんでチラッと振り返ってみましょう。

第一試合(5年生以下) ●7-14 (敗投手 瀬古 1敗、 本塁打 瀬古 1号)

瀬古が5年生以上の試合で初先発。
初回は見事な立ち上がり。
先頭打者を三振。
2番打者のセカンドライナーをこの試合が初出場の渡辺がグラブと腹でナイスキャッチ。
3番打者をキャッチャーゴロに打ち取り三者凡退。

1回裏、先頭栄木がセンター前にヒット、2番に入った瀬古がなんとライトオーバーの1号ツーランホームランを放った!
瀬古はこれが初ヒットなのだが、最近は練習でも良い当たりが出ており、ホームラン競争でもさく越えを2発放つなど、そろそろ出そうな雰囲気はあった。
しかし、ドンピシャの1発だった。
続く3番池本はレフトオーバーのスリーベースヒット!
4番野見山が四球、この日ショートに抜擢された5番長尾がレフト前にレギュラーチームで初ヒットを放った!
長尾は夏前まではサッカーで忙しく、野球の練習にはあまり来れていなかったが最近は詰めて来ておりかなり良くなってきていた。
結局、この回4点を先制した。

2回に連打と四球で6失点とつかまったが、瀬古の球自体は悪くはなかった。
まだまだピッチャーとしての練習を積んでいない中、3回までよく試合を作った。
球速はまずまずあるのでコントロールをつければ勝てるピッチャーになる。
見よう見まねで緩急をつけて投げていたが、マウンドで配球を考えるのは難しい。
なんとかしようという意思は伝わってきたが、まだ緩急を使うピッチングを覚える必要はない。
球威とコントロールを磨くことに専念しようぜ!

この試合、上位打線はレギュラーチームのレギュラーなので良く打ってくれたが、下位打線の三振が目立つ。
ボール球を空振りしてストライクを見逃すというパターンが多い。
ボールを振って「しまった」と思い、ストライクを見逃す。で、また「しまった」と思いボールを振る・・・
「失敗しないように」などという考えで野球をしてはいけない。
小学生のうちから失敗しないようにこじんまり生きちゃぁダメ。

良い例として・・・
野見山を悪く言うわけではないので誤解のないように聞いていただきたい。

彼はレギュラーチームでもレギュラーを張っており18試合すべてに出場している。
打率は1割に満たない。26打数2安打で三振が16個とダントツの三振王なのだ。
なのになぜ使い続けるのかと言うと、彼はフルスイングの三振をするのだ。
ボール球も振るがストライクも振る。
なんとか練習で当たるように頑張っているんだが・・・そのうち当たるだろう。
しかし、彼が見逃しの三振をしだしたらレギュラーからは落とされる。

理由を言う。
相手からするとこれだけフルスイングする選手を「打てない」とは判断しないのだ。
「当たれば飛ぶ」と思うのだ。
ピッチャーも警戒するし精神的にも消耗する。
その結果、野見山はこの日の2試合を含めてチームトップの四死球14個をもらっているのだ。
今シーズンのヒットは2本だが、四死球14個は14本のヒットに近い価値がある。単純に言えば16本ヒットを打っている勘定になるのだ。
出塁できる選手はポイントゲッターにはなれないが、チャンスを生むことができる選手なのだ。
だから1割に満たない打率であっても私はデータを見ながら彼を使い続けている。

それと・・・
この試合を見ていて「オッ!やるねぇ」と思ったプレーがあったので言っておきたい。

3回表、長尾の守備である。
打球は緩いショートゴロだった。
捕ってすぐに送球すれば間一髪アウトというタイミングだったが、長尾はグラブの中でジャッグル(しっかり打球がグラブに収まっていない状態)してしまった。
タイミング的に握り直せばセーフ。
その時、彼は自分がジャッグルしているのを気付いていたはずだが、握りそこなうことを承知で迷わずスローイングの動作をしたのだ。
結果はしっかり握ることができずセーフになったのだが、万が一ラッキーで指に引っかかっていたらアウトにできている。

ランナーのタイミングを見て一か八かでスローイングした長尾。
失敗を恐れない良い選手になると感じた。
なので、第二試合の途中でもショートに彼を使ってみた。まだまだでしたけど(笑)

第二試合 ●5-8 (敗投手 市橋 1敗)

池本が先発予定だったが、成長痛が出ていたために登板を回避。
急遽先発マウンドに立ったのは市橋。
この日の市橋は力が抜けていて良かった。
3回に3本塁打を浴びてつかまったが、2回までは1失点ノーヒットピッチングだ。
打者一巡なら十分に抑えられる。この収穫は大きい。
不意に巡ってきた登板をよどみなくチャンスだと思える市橋は良い野球選手である。

二番手は金城。
コントロールは超適当だが、スピードがあるんで今後ワンポイントで使いたくはなった。

三番手は河野。
球速はチームで一番。
打者一人だけだったが良い感じだった。クローザーとして使える。
ただ・・・何球か投げるとお腹からユニフォームがピロピロ出てくるのだ。
何をさせても面白い選手だ。

攻撃はまずまず良かった。
細川の2安打も効果的なところで出ている。
5番に抜擢した瀬古もツーベースを打っている。
瀬古が打てると幅広い攻撃が可能になるのだ。
全体的に「ここで点を取る」という選手とベンチの意識は合ってきている。

最終回、5点差で負けていたため、この日出場していない選手をどんどん出すつもりで選手にも準備をさせていたのだが、思いのほかチャンスが広がってきたので勝ちに行った。
保護者が応援に来ていただいていた選手には申し訳なかった。

しかし、最後は見ていても面白かった。

最終回、4点差で池本が振りたい気持ちをぐっとこらえて押し出し四球。
3点差まで迫ってツーアウト満塁。
一発が出れば逆転サヨナラという場面で3番河野に回ってきた。
アカスポさんがタイムを掛けてマウンドに集まっているときに、私は河野に「逆転サヨナラ満塁ホームラン打ってこい」と言った。
聞けば当然力むだろう。
しかし、最終回3点差のツーアウトで逆転サヨナラ満塁ホームランが出るかもしれない漫画みたいな状況で打席が回ってくるなんてことは、野球をしていて一生に一度あるかないかというレアな経験である。
こんな最高の場面で「大きいのはいらん、つなげ」などと小さいことを絶対言うべきではないと私は思う。
実は四球を選んだ池本にも「同点ホームラン打ってこい」と言ったのだが、池本は河野に打ってほしかったようだ。

とにかく河野!思いっきり力んで打ってこい!と思った。

打つ映像が頭をよぎったが・・・
ショートゴロでゲームセットでした。

しかしですねぇ、この経験が必ず生きる。
「なんでフルスイングできひんかったんや~」と本人はそうとう悔やんでいるだろう。
この悔いが次に生きるんです。

もしも、もう一度こんな面白い場面に遭遇した時には、この打席の経験を生かして、河野は力まずフルスイングできるかもしれない。
彼にはぜひ、将来漫画みたいなホームランを打ってほしいと思う。

さて、来週も金閣リトルタイガースさんとの練習試合です。
応援よろしくお願いいたします。