10月20日(土)は御所グラウンドにおいて練習を行いました。
この日はOBが二人来てくれていました。二年前に卒団した櫻井日向汰は弟の体験の付き添いで、昨年卒団した金城維治は京都北シニアの練習が休みになったため練習の手伝いに来てくれました。二人とも元気な顔を見せてくれてありがとう!また来てや~
10月21日(日)は東野公園において竹の子リーグの公式戦を2試合行いました。
1試合目の小金塚ファイヤーズさんが5年生中心のチームでしたので、1試合目はBチームのメンバーで戦いました。この試合は私が藤原コーチに監督の指導をしながら指揮をとらせてもらいました。で、20-1で勝ってくれました。詳しくはBチームのブログで書いてもらいますが、みんな良く打ってくれました。
レギュラーチームで挑んだ2試合目は、竹の子リーグで現在3位(16チーム参加)につけている陵ヶ岡クラブ・山科ヒーローズ連合チームとの対戦でした。
5-0で勝ち竹の子リーグ戦4連勝となりました。
その試合を振り返ります。
陵ヶ丘・ヒーローズ連合 0 0 0 0 0 0
TKドラゴンズ 0 0 0 5 0X 5X
(勝投手 池本4勝)
両チームのエース対決となったこの試合は立ち上がりから息詰まる投手戦となった。
先発池本は立ち上がりから完璧な投球内容だった。初回、先頭打者を三振にとり三者凡退。2回、4番三振のあと内野安打でランナーを出すがファーストライナーをダブルプレーとする。3回、内野エラーでランナーを出すが、けん制で刺し8番9番を連続三振。3回まで二人のランナーを出すが4三振を奪い得点を許さない。
相手チームの先発投手も良かった。右の本格派で、球威、球速もあり両サイドを投げ分けるコントロールも良かった。3回まで四球とエラーで二人のランナーを出すが、ノーヒットで5三振を奪われ得点には至らない。
3回を終わってほぼ互角の戦いである。
この投手戦はやりごたえがあります。少年野球でこういう試合展開は少ないですよ。3回を終わって私、楽しくてしょうがなくなってきました。ぞくぞくしました。どうしても勝ちたいと思いました。
3回終了時点でどちらにもかすかなチャンスはあった。終盤までに必ずもう一度チャンスが来る。ワンチャンスをものにしたチームが勝つ。いかにそのワンチャンスをこじ開けるかが勝敗を左右するという試合展開だった。
4回表、池本のピッチングは更に上がる。先頭1番を三振、2番をピッチャーゴロ、3番をショートフライに打ち取り三者凡退。
3回あたりから相手投手攻略のための手を打った。球速に対応するためバッターボックスの最後部に立つことと、選手達からの情報で両サイドに厳しく投げ分けているとのことだったので、2ストライクまではインコースかアウトコースのどちらかにヤマを張るように指示を出していた。
4回裏、先頭打者は4番池本。初球をヒッティング、ファーストゴロをファンブル!エラー。ノーアウトでランナーが出た。5番熊谷の初球に池本が2盗に成功。5球目がワイルドピッチとなりノーアウト3塁。願ってもないチャンスが来た!この時点で6番の栄木を呼ぶ。熊谷の結果に関わらずTKスペシャルを出すことを伝える。石原スコアラーに初球のデータを確認。2球目に勝負と決めた。
熊谷はフルカウントから四球を選びノーアウト1塁3塁。このワンチャンスをものにすれば勝てるはず。
6番栄木。初球ボール、熊谷が2盗に成功。ノーアウト2塁3塁。
2球目、TKスペシャル発動!頼むぞ栄木!
3塁ランナー池本スタート!真ん中低め!フルスイング!ファウル~
TKスペシャル失敗。これは仕方ない。ファウルにしてくれたので仕切り直せる。あとは栄木に任せるだけ。「お前が決めろ!」と檄を飛ばした。
2ストライク2ボールからの5球目、真ん中低めの速球を栄木が振りぬいた!打球は!前進守備のショートのグラブをぶち抜いた~!値千金のヒットだ!ワンチャンスをこじ開けた!欲しかった1点が入った!よく打った!
7番中村は三振に倒れ1アウト2塁3塁。8番三浦。ここでもう一押しがほしい。まだ使えるかなと思い、2球目にTKスペシャル発動。三浦見逃し!えっ!3塁ランナー熊谷スタート切らず!オイオイ!お願いしますわ~反応してよ~
反応できなかったものは仕方ない。なんとかしてくれ三浦~
これで燃えたか三浦のバットが火を噴いた!ドンピシャでとらえた当たりは左中間を破る2点タイムリーツーベース!3点目!
まだ続く。9番立石。初球ヒッティング!ライト線タイムリーヒット~!4点目!恐るべし下位打線・・・
まだいく。立石は盗塁とワイルドピッチで3塁まで進み、1番石原寛太。スピードランナー立石にはゴロGOのサイン。このサインの意図を理解した寛太がパチッと転がす。立石がホームイン。渋い。ダメ押しの5点目が入った。
一気の5得点だった。1点目をこじ開けたことで拮抗していたバランスが崩れた。
5回表。相手クリンナップを迎え池本のエンジンは全開。マウンドで躍動する池本。球速はマックスに到達していた。3番5番を三振。三者凡退。シャットアウトだ。
5回裏の途中で時間切れゲームセット。
池本は肉体的にも精神的にもおよそ小学生とは思えない異次元のピッチングで、強豪チームを1安打7奪三振66球で完封し4勝目。
打撃では3番から6番に打順を下げた栄木が決勝打を放ち意地を見せた。
しかし、良い試合でした。相手投手は本当に素晴らしいピッチングでした。
私、こういう試合をできるようになった選手たちに感動してしまいました。フィールドでプレーをしている選手たちを、この1年でよく成長したな~と思いながら眺めていました。技術も判断力も知識も1年前とは見違えるほど身に付けて生き生きと野球をしている選手たちを、誇らしげな気持ちと卒団を目前にした少しの寂しさを感じながら見ていました。
おかげで、今日は思いっきり二日酔いですわ。
さて、来週も1試合リーグ戦です。トーナメントまだかな~