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千間2試合5安打大爆発~!森6回完投勝利!

9月26日(日)小畑川グラウンドにて竹の子リーグ公式戦2試合が行われ、TKドラゴンズは1試合目、リーグ戦首位を走る西山少年野球クラブさんに7-4で勝利。2試合目は、松陽ファイターズさんに5-7で敗れた。
千間が2試合で1本塁打を含む5安打と、大暴れしてくれた。1試合目は森が今シーズンのベストピッチを見せ、6回完投で4勝目をあげた。

1試合目
西山少年野球クラブ 0 0 0 1 3 0  4
TKドラゴンズ      2 0 1 2 2 X  7
(勝 森4勝4敗、 本塁打 森3号、川本1号)

1回裏、先頭打者1番千間がレフト前にクリーンヒットで出塁すると、続く2番森がセンターを深々と破り、先制の2ランホームランを放った。

ホームランの先制パンチは効く。いきなりまともに捉えられての2点はダメージが残る。
3回裏、この回も先頭千間がレフト線に2ベースを放ち出塁。
2番3番倒れて2アウトになるが、4番本地がレフトへタイムリー2ベース。これも効いた。チャンスを潰したかに見えたあとだけに、大きな1点だった。

4回裏には、2アウト2塁3塁からまたもや1番千間が、バットの芯でまともに捉えて左中間に2点タイムリー2ベース!4点差とした。これで、この試合千間は3打数3安打2二塁打2打点とした。

先発森は立ち上がりから球が走っていた。
今までとは全く違う。
4回まで1失点とグイグイ飛ばす。
5回にエラーが絡んで3失点するが、5番打者を三振に取りピンチをしのいだ。

5回裏、1点差に詰め寄られあと1点でもほしいところ。
先頭4番西浦がセンター前にヒット。
2アウトとなり、打席には6番川本。
「上から叩け!」の指示にうなづいて2球目を叩いた!
センターオーバー!2ランホームラン!
このホームランは大きかった。3点差に突き放し、流れを呼び戻す一発だ。でかした川本!

最終回、森続投。ここまできたら、森で行く以外考えられなかった。
森はこの時点で90球を投げていたが、6年生の終盤で骨も丈夫になってきているし、球速も衰えていないので、最終回もマウンドに送った。
一段とギアを上げた森。三者凡退。
最後まで打者を圧倒する球威だった。6回98球完投勝利。自身4勝目。
今シーズンのベストピッチだ。
森にエースの風格が戻ってきた。

試合開始前、少し時間があったので森スコアラーから森の普段の様子を聞きました。
プレーを見ている限りでは長男のように見えますが、彼は次男で末っ子なんです。
「次男らしくないなぁ、次男で末っ子ならプレッシャーに強いはずなんやけどな」と言うと「家ではむちゃくちゃなんです。外では賢く振る舞ってますが」というような答えが返ってきました。
私、大概の選手は猫をかぶっていても本性は見えるんです。ただ、森は分かりませんでした。そうとう分厚い猫をかぶっていたようです。
「そうなんや、それなら本性を出してもらおう」
ということで、試合直前に森の傍に行き「本性出して、相手を〇〇〇〇すつもりで投げろ」と言っています。
ニヤリと不敵な笑みをたたえたあと、彼は本性を出して、今シーズンのベストピッチを見せてくれました。
今後の森のピッチングが楽しみですわ。

二試合目
TKドラゴンズ   2 0 1 2  5
松陽ファイターズ  4 1 2 X  7
(負 西浦1勝3敗、 本塁打 千間3号)

1回表、先頭1番千間。
1ストライクからの2球目を左中間にドカーン!目の覚めるようなライナーが飛んでいく。この日4安打目。千間がエグイ当たりを連発するんで、先頭打者ホームランで盛り上がるはずなのに、ベンチの選手は「また打ったんかい」みたいな変な雰囲気になっていた(笑)

続く2番森が四球で出塁。2盗のあと連続ワイルドピッチで2点目。
この1、2番コンビの得点力は凄まじい。
ここ3試合で、初回の攻撃で先頭打者本塁打2本、先制2ラン1本を含め、のべ6打席で5得点を二人であげている。
こんな1、2番コンビは、どこのチームもほしいだろう。
足もある、長打もある、打率も出塁率も高い。理想的な先制攻撃ができる。

先発は西浦。
この日は球が走っていない。
原因は、初めボールの握り方か?と思ったが、途中からピッチングフォームだろうなと思って見ていた。
試合で急にフォーム修正はできないので、次回の練習で修正する。
原因は分かったんで、すぐに良くなる。

西浦は試合後、打たれて悔しがっていたが、まだ5年生だから仕方ない。
5年生と6年生、この1学年の差はでかいのだ。全く違う。特に6年生はこの時期に一気に成長する。体も大きくなるし考え方もしっかりする。
私は打たれて当たり前だと思って見ているのだが、ホントに悔しがるので面白い。

この試合も最終回はよく粘った。
4点差。ランナーをためるしかない。
1アウト後、8番松元が四球を選ぶ。メジャー昇格後、初めて出塁してくれた。
9番代打白崎も四球。

1番千間、この日5本目のヒットで満塁。

千間の5安打は、全てバットの芯で捉えたヒット。
6打数5安打も凄いが、全部会心の当たりというのが凄い。タイミングもドンピシャで、振ればエグイライナーが飛んでいく。
打率も3割7分5厘まで上がり、西浦、森の4割越えの首位打者争いに千間も絡んできた。最多安打も、森の21安打を千間が19安打で追いかける。

2アウト満塁で打席は3番西浦。
「一発狙え」の指示。
西浦が放った打球は右中間を破った!
2点タイムリー2ベース!
この試合のグラウンドは、午前中の雨の影響で右中間が狭くなっていた。
1試合目のグラウンドならホームランだ。仕方がない。
西浦は本当に勝負強い。打ってほしい所で打つ。現在首位打者、打点王の2冠。

2点差まで追い詰めたがここまで。
負け試合でも、なんとか良い形にはなってきた。
守備は鍛え直し、打撃はこのまま好調をキープすれば、最後で優勝も見えるまでになってきた。