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全選手出場!敗因は防御の打撃?

監督の千葉です。
4月14日(日)上鳥羽公園にて、OYZパンサーズさんのJチームと練習試合を行いました。

結果は完敗。OYZパンサーズさんの堂々たるプレーに圧倒されました。
しかし、練習通りの落ち着いたプレーが出来ていた選手や常に試合を観察し、自分なりの声掛けが出来ていた選手などが増えていたので、選手·監督のためになる練習試合になりました。ありがとうございました。

TKドラゴンズ 0 0 0 0 0 0
OYZパンサーズ 2 6 5 0 ✕ 13
(負投手 安念)

先発は安念。2回途中まで投げ7失点。雨でボールが多少手につかないこともあり、安念の思い通りの投球は出来なかった。
ただ、四球を与えてからの「三振を取る」「俺がアウトを奪う」という気持ちの入った投球が私には見えた。こういった投手の心理は時に空回りすることもあるが、チームを救うことに繋がる重要なポイントだ。
また、安念の体を大きく使ったフォームから投げられる伸びのある球はそうそう打てるものではない。「俺が投げればチームが勝つ」というような自信を持って投げて欲しい。

今回の練習試合で、育成大会からの成長が著しく見られたのは4番でスタメン出場した本地である。
育成大会では、自信のない弱いスイングや見逃し三振が目立っていた。しかし、練習を経て今回の試合では、相手投手のボールに負けない力強く、俊敏なスイングが出来ていた。本地はボールを遠くに飛ばす技術に長けている。だからこそ空振りを恐れず、常にフルスイングを心掛けて欲しい。

5番でスタメン出場した白崎も育成大会から大きく成長した選手の1人だ。
前日の練習で行ったロンティーでも実感したが、明らかに他の選手と打球スピードが違う。これは、もともとのパワーもあるだろうが、前より腕だけじゃなく体全体を使ったスイングに変わったからだろう。

ただ、今回の練習試合では得点が出来なかった。これはファームチーム全体に目立つ「防御の打撃」が原因だろう。
防御の打撃とは、三振を防ごうと当てに行くことや初球の甘いストライクを悠々と見逃すことである。結果として、自分のスイングが出来ないことはもちろん、カウントを自分自身で追い込んでしまい、見逃し三振という最悪の結果に終わるのである。

選手達には全打席の全ストライクでホームランを狙って欲しい。簡単に言うと、常にフルスイングを心掛けて欲しい。空振り三振、凡打でも、それがフルスイングであれば褒めちぎります。ホームランを打てる選手はさらに野球というスポーツを楽しめるのです。

今後の打撃練習では、フルスイングを意識、強化させます。

スタメンマスクを被った桝添は、捕手としての成長を見せた。
もともとどのポジションもそつなくこなせる桝添だが、キャッチング能力が他の選手より優れているため、捕手として出場させている。
今回の試合では、キャッチング技術はもちろん、ボディーストップが非常に優れていた。ボディーストップが出来る捕手は投手だけでなく野手全体から信頼される。そして、投手も気持ち良く自分の投球ができる。
また、これは野手全体に言えることだが、特に捕手は野球を深く幅広く理解しておく必要がある。チームを統率し、相手の戦術を警戒して自らプレーに繋げる、グラウンド上の監督と言える捕手として育てていきたい。

3回途中から出場した千間は、TKに入団して初めての試合であった。
普通の選手だったら緊張して足がおぼつかないプレーをするのだが、千間は違った。
三塁手というポジションを楽しみ、常に自分が打球を捕りに行くというボールに向かう姿勢が見られた。結果として、千間1人で2つのアウトを奪った。
4回裏の無失点は、桝添の落ち着いた投球の活躍もあったが、千間のエラーを恐れずボールに向かう勇気があったからこそだろう。

千間のような、自分のプレーに自信を持ち、エラーを恐れず、常にボールに向かう姿勢がある選手をどんどん起用していきたい。

今回の試合では、攻める野球、積極的な野球スタイルの重要性が改めて分かりました。

まずは20日の練習で選手達にホームランを打ってもらいます(笑)
何としてでも選手達に、自分の中の最大限のフルスイングを導き、覚えてもらいます。

20日の練習も頑張りましょう。

お忙しい中、そして、小雨ではありましたが、応援に駆けつけてくださったサポーターの保護者の皆様、ありがとうございました。
今後もよろしくお願い致します。