5月12日(土)御所グラウンドにおいて、練習を行いました。
いや~
1週間抜けると、随分長い間活動をしていないような気になるもんです。
レギュラーチームはBBQ以来の活動となりました。
授業では、前回に引き続き声の出し方を説明しています。
「誰がどこにどうする」という声が基本なんで、徹底的にやっておこうということです。
声が出せると言うことは野球を知っているということ。
知らなければ出せないので、声を出すということは、野球を理解しようという姿勢を産むということなのです。
授業の内容を踏まえて、ゲームノックを行いました。
守備側とランナー側の2チームに分かれて7回裏まで計14イニングのゲームノックです。
レギュラーチームはこの日15人。
瀬古と樋口は2チーム掛け持ちで守備をしてもらいました。
5月20日にBチームの大会を控えてるんで、レギュラーチームの守備位置とBチームの守備位置をこなしてもらいました。
あと一人守備が足りないんで、
藤原コーチに「Bチームのセカンドは誰?」と聞くと、
「堀です」とのこと。
ということで堀を途中からレギュラーチームに合流させました。
堀はレギュラーチームで練習するのは初めてなので戸惑ってはいましたが、運動能力は高いと思います。
時々合流してもらい、細かい野球を覚えてほしいと思っています。
取って投げるだけのゲームノックはあまり効率が良いとは言えないんですが、ランナーの動きや指示の出し方を細かく指導したうえでゲームノックをすると効率の良い練習になります。
各ポジションの役割や動きや声に意識を集中してこなそうとするので、効率的に身に付きます。
1試合分集中して守って走ると、かなり疲れるようです。
レギュラー陣は守備、走塁ともにだいぶん高い意識を持つことができています。
夏に向けて楽しみですよ。
面白かったのは、立石雄大が内野ゴロで暴走気味に三塁ベースを回りホームに突っ込んできたんですが、5年生を中心とする守備チームは三本間で立石を挟み、捕手樋口・三塁井上緑・投手瀬古・一塁内藤・ショート立石詢人が絡んで、ランダウンプレーで普通にアウトにしています。やや動きのおかしなところはありましたが(笑)
このメンバーで特にランダウンプレーの練習はしていないんですが、いろんなポジションで経験していることを生かしています。
「実に頼もしい」と思って見ておりました。
ゲームノック中に、コーチやスタッフに塁審をしてもらうとともに、野手の声がどれだけ出ているかもチェックしてもらっていました。
「完璧に出てるのは2~3人、他は出てることは出てますが、声がまだ小さい」
というのが大方の見立てでした。
確かに。
時間をかけて大きな声になってもらいましょう。
ゲームノックが終わってから数人の選手に声を出してもらいましたが、何回か出すと大きな声が出ます。
大きな声が出ないのは「恥ずかしい」というのと「出しているつもり」というのがほとんどなんでしょうけど、思っているより大声を出さないとグラウンドでは聞き取れないんですよねぇ。
慣れてしまえば簡単なんですがね。
全員大声が出るまで、しつこく練習していきます。
昔・・・7~8年程前の話ですが、
TKドラゴンズに、声が小さく、おとなしい選手がいまして、声を出す練習をしていたんです。
5年生だったかなぁ。
何回声を出しても「まだ小さい」と言われるんで、何十回とやっているうちに、これでもか~!と開き直ってかキレてか知りませんが「はーいっ!」と見事に大きな声を出したんです。
でもその子、声を出した直後に、自分の出した声に驚いて泣いてしまったんです
今まで聞いたことなかったんでしょうね、自分のそんな声(笑)
私もびっくりしました・・・そんな感じで泣かれた経験がなかったんで・・・
腹から出した声がこんなに大きなものなのか、喉ってこんなに響くもんなのか、頭に伝わる声の振動ってこんなもんなのか・・・
本当に驚いたんでしょうねぇ。
声の力というのは凄いもんなんです。
大きな声は、指示だけにとどまらず、チームの選手にとっては大きな力となり、相手チームの選手にとっては大きなプレッシャーとなります。
野球やサッカーでホームチームが有利なのは観客の声援があるからです。
大きな声はエネルギーを持っています。
自分の声にエネルギーを宿すことができて、初めて良い野球選手になれるんです。
エネルギーを宿した声は武器となります。
この武器を持った選手は強いです。
どこに行っても通用しますから。
今シーズンはレギュラーチーム全員にこの武器を手にしてもらいます。
で、あとはフリーバッティングとピッチング指導を並行して行いました。
瀬古は体重移動が良くなってきましたなぁ。
三浦はちょっと悩んでる感じかなぁ。
三浦はもともと綺麗なフォームなんで大きく変えることは無いんですが、体重の増加を待つよりも、もう少し体の使い方でスピードを出さそうとしてるんです。
連休前に指導したフォームより一段階進化させてるんで、本人も少し戸惑っていたようです。
「難しいか?」と聞くと「いいえ」と答えてますが、しっくりきてない感じやなぁ。
選手によって骨格も違えば体の使い方も違います。体のバランスも違います。
どれがその選手にとって、一番スムーズに体重移動ができ、ボールに力を加えられる最善のフォームなのかを見極めるのも指導者の役目です。
三浦については、次回も彼と相談しながら体の動きを考えて行こうと思います。
なんせうちのエースなんで、マウンドで自信に満ち溢れている姿が一番似合います。
渡辺は球が速いよね。
肘がねぇ・・・まだ下がってますなぁ・・・
ただ、大分良い感じにはなってきています。
この肘さえ上がれば使えるんですけど。
まだ時間はかかりそうですが、夏までには間に合うと感じてます。
井上緑は、まだまだこれからですなぁ。
今後指導を重ねましょう。
フリーバッティングで井上有宇人、立石詢人が当たってました。
GWにかなり振り込んでたんでしょうね。
そのまま続けてくれると必ず結果は出ると思います。
次回は練習試合を入れる可能性があります。
まだ決まってはいませんが、楽しみです。