11月10日(日)上鳥羽グラウンドにおいて若竹杯2回戦が行われTKドラゴンズは藤ノ森スーパースターズさんに5-11で敗れベスト4進出はならなかった。
TKドラゴンズは、一度は4点差をひっくり返し逆転したが、最後に逆転され悔しい敗戦となった。
TKドラゴンズ 0 0 0 3 0 2 5
藤ノ森スーパースターズ 1 0 3 0 0 7x 11x
(負 井出 8勝5敗)
いや~悔しいね~
先日のリーグ戦では勝たせてもらったが、トーナメントでは借りを返された。
さすがはリーグ戦優勝チーム。
もちろん、厳しい試合になるだろうとは思っていた。相手も先日の試合でTKドラゴンズのチーム力は感じているだろうし、こちらも勝ちはしたがいつでも勝てる相手ではないと感じていた。
TKにミスが出る。けん制で二度刺され、タイムリーエラーで先制される展開。
しかし相手にもミスが出る。4回に5番樋口のタイムリー2ベースと相手の2点タイムリーエラーで3点を返す。
相手にしても思うような攻撃はできていない。盗塁を試みるが二度吉村が刺している。吉村が素晴らしい。
ともにミスで失点するが思うように攻められない試合展開になっていた。
TKドラゴンズの選手も緊張感で硬くなっていたが、相手も同じく硬くなっていた。
それだけ難しい試合だということ。
先にTKベンチが動いた。調子の出ない先発大島に代わり4回裏から井出をマウンドに送った。予定より1イニング速い交代だったが、1点差に追い上げてはいるが負けているので動くしかない。
大島をベンチに下げて守備力のある井上をサードに起用。
5回表、2アウト2塁のチャンスで3番金城のところで内藤を代打に送ったがサードゴロでチェンジ。
6回表、先頭4番井出がレフトへのヒットで出塁。6番吉村セカンドエラー。7番立石のレフト前ヒット。
けん制で二度刺され足が使えなかったのが響き2本のヒットと一つのエラーで得点できず1アウト満塁。
どうにか1本欲しいところで打席には8番青山航。土曜日のバッティング練習で良い当たりを連発していたので、内藤に変えてスタメン起用していた。
大事な場面だというのは本人が一番理解していただろう。緊張していたがレフト前に2点タイムリーを放ち逆転に成功した。
プレッシャーに負けることなく、しびれる場面で良く打った。
続く9番井上。もう1点欲しかった。しかし勝負に出たTKスペシャルを外された。
これは私の責任。相手のベンチにやられた。
6回裏、2アウトランナー無し。
時間的には7回まで行きそうな気配だったが、次の打者は6番。6番で切れば最終回は7番からの下位打線。
これで勝ったと思ったのだが・・・野球は最後までわからない。
2アウトから四球、ヒット、四球で満塁。タイムをかけ、流れを止めたが、井出のスタミナが切れていた。
2回3分の2で40球程度の投球だったが、1点ビハインドの場面でマウンドに上がり、逆転し1点リードで最後まで投げ切る展開。渾身の力で投球していたんだと思う。最後は力が入らなくなった。
逆転されたところで瀬古をマウンドへ送ったが、もう打つ手がなかった。そのまま押し切られ時間切れ試合終了。
残念な結果に終わったが、選手はよくやった。
強いチーム同士の対戦なので、どう転ぶか分からない。
負ける時は負ける。そんなものだ。
私もいろいろミスっている。
負ける時はベンチの判断ミスもある。
大島で4回3点は大丈夫と思っていたところに3回で4点リードされ、焦った。
5回に金城に代打を送っているのだが、これが最悪の一手。
2打席、相手投手に全く合わずに凡退している金城より内藤の方が確率が高いと踏んでの代打なのだが、これは采配の基本を無視した代打。
打線の顔というべき3番4番には代打は出してはならない。本来ならそのまま金城で勝負するべきである。金城に代打を出すなら3番で起用してはいけない。
金城には申し訳なかった。
内藤を早い段階で代打で使ってしまったのも最後で響いた。
本当は最後まで残しておいて、ここという場面で使うつもりだったが、先に仕掛けたので仕方ない。
最後に代打の選手が足りなくなった。
土曜日の練習中から、明日の試合の難しい場面では調子も上向きでメンタルも強い青山空を投入するイメージもあったのだが、今まで使ってきたパターンではなかったのでそれに対応する練習はしなかった。結局、6回1点リード2アウト満塁の場面で、「ここか」と思ったが、心の準備ができない青山空を投入することはできなかった。
あらためて予感には素直に従うべきだと思った。
若竹杯は優勝を狙っていたので残念だが、それは選手達も同じ。悔しい気持ちを次につなげるしかない。
残すはきぬかけ杯のみ。
優勝で締めくくりたい。