6月10日(土)、高島遠征で地元の新旭少年野球さんと現地で合宿中の上鳥羽友愛ジュニアさんとの交流戦が行われました。
第一試合は上鳥羽友愛と新旭、第二試合TKドラゴンズと上鳥羽友愛ジュニア戦、第三試合はTKドラゴンズと新旭少年野球戦、そして第四試合で上鳥羽友愛ジュニアとTKドラゴンズの連合ジュニアチーム(4年生以下)で新旭ジュニアと対戦が予定通り行われました。

では、振り返ります。


第一試合 
上鳥羽友愛ジュニア VS 新旭少年野球  
6−4で上鳥羽が勝利

第二試合 
TKドラゴンズ VS 上鳥羽友愛ジュニア 
●4−6(敗投手 細川 4勝1敗)

この日は、先日からギアを上げた細川・池本のピッチングを見て今後の指導方針を固めるという大きな目的があった。

先発は予定通り細川。細川を第一試合に登板させ試合を作ることができるかを見極める予定だった。
立ち上がり2四死球と2本のヒットで3失点。
3回にも2本のヒットと2四球で3失点。
先週のピッチング練習で、まだしっくりこない感じそのままで今シーズン初黒星。
無敗記録も途絶えることになった。

もちろん勝つに越したことはないのだが、細川自身連勝記録が途絶えた方が次に進みやすいのではないかと思う。
修正点は見えているので、それをどう具現化していくかなのだが、細川の体のバランスを見ながら夏までには仕上げる。

細川にしてみれば、久しぶりの敗戦投手でショックは大きかったであろうが、ここからが本当の野球である。
これで次のステップに入れると思って楽しみにしておいてほしい。

打線は良くなっている。
河野が土曜参観で第一試合は欠場していたが、3番金城が2安打するなど1番細川、2番田辺、3番金城、4番池本、5番栄木の上位打線で6安打。
7番野見山も久しぶりのクリーンヒットを放つなど、打線は上向きである。
バッティング指導の効果も出てきており、夏に向かって順調だと言える。

第三試合
TKドラゴンズ VS 新旭少年野球
〇4−1(勝利投手 池本4勝3敗1S 本塁打 河野4号③)

池本がどえらいピッチングをやってのけた。

立ち上がり、ライト前に抜かれた当たりをライト野見山がファーストへ送球しライトゴロに打ち取る。
エラーと四球でランナーは出したもののショートへのハーフライナー2本で無失点。
これで池本は今までと自分の球の威力が違うことを自覚したと思う。

3回に送球エラーで1失点するが、今までの池本とはまるで別人だった。
これが、先々週アカスポに10四死球を与え10失点をくらって涙ぐんでいた投手だと誰が思うだろう。

先週のピッチング練習で掴んだものを出し切ってみせた。
合計6個のエラーが出たが、全く動じない。与えた四球は初回の1つだけ。
奪った三振は6個と池本からすれば少ないが、これは予定通りだった。

キャッチャー栄木には、この試合全球右打者のインコースに構えろと指示を出していた。
池本は踏み込んだ右足に体重を乗せ、ズバズバとインコースをえぐる。
バットに当たればTKドラゴンズが陣取る1塁側ベンチに食い込まれて行き場を無くした打球が飛んでくる。
なんとか当てても力のない打球が内野へ飛ぶ。
少し指にかからずアウトコースへ抜けた投げミスの球に打者が反応できずに三振を奪う。
狙って奪った三振は2つか3つ。
この試合は右打者に食い込ませて打ち取ることができるか否かを見極める予定だった。
緩急は一切封印。
全球ほぼ全力で投げているが、81球を投じても下半身で投げているので最後まで球威が落ちることはなかった。

1−1で迎えた5回表の攻撃。
時間的にもこの回が最終回である。

ワンアウトから2番細川がエラーで出塁。
三番池本が四球を選び、ワイルドピッチの間にワンアウト2塁3塁のチャンスを掴んだ。
4番は土曜参観終了後、大急ぎで駆けつけアップ無しで試合に臨んでいた河野。
1打席目は体が動かずに三振を喫している。
ツーボールツーストライクから1球ファウル、ボールでフルカウント。
7球目もファウル。
少し消極的なファウルを見て、とっさにだが確信を持って今季2度目となるTKスペシャルのサインを出した。
サードランナーの細川は「出た」と思っていただろう。この回の始めに、金城が出れば「出すぞ」と伝えていたので、ここで来たかという感じだったろう。
池本は分かっていたかどうか定かではないが、この場面は点を取りに行くTKスペシャルではなく、振るしかない状況を河野に与えるTKスペシャルだったので、セカンドランナーの反応は気にしていなかった。
8球目、真ん中低めに河野が見事に反応。
ギュイギュイギュイ〜ン!という到底小学生の打った打球とは思えない物体が、レフト上空を切り裂いた。
勝ち越しのスリーランホームラン。

私、TKベンチで指揮を執っていてスタンディングでランナーと打者を迎えたのは初めてだと思う。
それぐらい衝撃的な一発だった。

そして圧巻は5回裏の最終回。
ワンアウトから二つのエラーでワンアウト2塁3塁。
池本は特に動じている様子は無かったが、マウンドに行き一呼吸間を置く。
ここからがすごかった。
3点差であったが、ファースト河野からは「点やるな!」と檄が飛ぶ。
それぐらい池本はこの試合の1時間二十分の間に野手から絶大な信頼を受けていた。

2番打者に対し、初球ボールのあと3球で三振。
3番打者に対してはスリーボール。
4球目少し抜けてアウトコースで1ストライク。
マウンドで集中力が再び高まり、5球目、指にかかった球がインコースにズバッと刺さり2ストライク。
ラストボール。
私はマウンド上で呼吸を整える池本の姿を眺めていた。投じた球は若干抜けたがアウトコースいっぱいに決まった。打者は反応できなかった。
三振に打ち取りゲームセット。

練習試合ではあったが、これほど興奮した試合は珍しい。
エラーが出ても負ける気がしなかった。
最後の二人は狙って三振を取りに行っている。
先週の練習後1週間で、池本という選手はここまでたどり着くのか・・・

エース池本の誕生である。

TKドラゴンズの試合を始めて見るという保護者もいたが、この試合は少年野球ではめったに見られない試合だと思ってほしい。
投打の主力が力で試合を決めるという・・・野球理論も采配も緻密なサインプレーも関係ないところで勝ち切るという・・・
TKドラゴンズが目指している野球とは程遠いが、これほどまでに魅力的な野球はない。

第四試合
TKドラゴンズ・上鳥羽友愛連合 VS 新旭少年野球 (ジュニア戦)
〇7−5(勝利投手 瀬古1勝【参考記録】)

最後にジュニア戦。
先発は瀬古。
TKからは、児島、金城和来、吉村、藤本もフル出場を果たした。
ただ一人、3試合フル出場したのは瀬古。
第一試合では「お腹が痛い・・・」と苦しんでいたが、体調も戻りよく頑張ってくれた(笑)
ピッチングも上出来!
Aチームでも登板できる内容であった。

普段、Aチームで6年生相手に四苦八苦しているジュニアだが、同学年ではやはり輝いている。
児島、金城の2打席連続での連打や藤本のタッチプレーなどそれぞれに大活躍だった。

私は采配を黒ちゃんに任せて、のんびり観戦させていただいた。

クタクタになったが、みんな満足げな表情をしていました。
野球三昧ですなぁ・・・
黒ちゃんもこの日は3連勝で、機嫌の良い事といったら・・・
「次も勝つで〜」
「あほか!次は完封したる!」
負けたら、何を言っても負け惜しみに聞こえるのでこれ以上は言わず、さっさと引き上げてきた(笑)
黒ちゃん、またお願いします〜

京都市内から車で約1時間半の道のりでしたが、運転していただいたスタッフの皆さんありがとうございました。
ゆっくり休んでくださいませ・・・


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