9月28日(土)朱雀グランドにおいて練習を行いました。
いよいよ運動会シーズンです。
ということは、あと何週間かは誰かが運動会で欠席という状態になりそうです。40校近い小学校から団員が集まるTKドラゴンズでは、秋の風物詩になっています(笑)
ということで、この日の練習は15名。バッティングは普段通りでしたが、走塁と守備を普段より密度濃い目でやってみました。
特に走塁は野球の知識が必要な分野です。
状況によって「どう走る」かが変わります。
アウトカウントやボールカウント、相手の守備位置や点差などでも「どう走る」かが変わります。野球ってこういうところが難しいし、また面白いんですよね。
慣れてくると簡単なことなんですが、身に付くまでにはそれなりの経験が必要になってきます。
話は変わりますが・・・
守備や走塁の練習をしているといつも、野球センスって結局、「急アクセルと急ブレーキを踏めるかどうかなんだよな」と思うのです。
守備について言うと、捕れる捕れないではなく、「どう捕りに行く」なんですよね。
例えば、内野手の前にゆるいゴロが飛んできたとしますね。この時、要求されるプレーは、ダッシュで打球を捕りに行き、できるだけ早く送球しアウトにすることです。
そのプレーを瞬時にイメージし、急アクセルを踏んで実行できる選手がセンスのある選手なんだろうと思うわけです。
ゆるいゴロが飛んできても、ゆるやかに前進して捕って慌てず送球してもアウトにならないんですよね。
エラーをした後のプレーでも同じことが言えます。
捕球できなかったあと、急アクセルで拾って送球できるかどうかです。
相手のランナーの動きをイメージできる選手はそれができます。できない選手はゆっくり拾ってアウトの可能性を失くしてしまうわけです。
外野手ならば、ノーバウンドで捕れるかどうか微妙な打球を急アクセルの全力ダッシュで捕りに行けるかどうか、2~3歩走ってノーバウンドは無理だと思った瞬間に急ブレーキを踏んでワンバウンドで捕りに行く体勢を作れるかどうかなんですよね。
走塁にしても同じです。
相手の野手がフライを落球した瞬間にアクセル全開で走れるかどうか、ライナーを捕られた瞬間に急ブレーキを踏んですぐさま急アクセルで戻れるかどうか。
一瞬の判断でアクセル全開にできるかどうか、一瞬の判断で急ブレーキを踏めるかどうかなんです。
ただそれだけの差です。
ただそれだけのことなんですが、それって知識や経験や自信がないと多分できないことなんですよね。
だから練習するんです。