8月9日(日)小畑川グラウンドにおいて竹の子リーグ公式戦2試合を行いました。
結果は西山少年野球クラブさんに3-4でサヨナラ負け、大宅アトムズさんには11-7で勝ち、1勝1敗でした。
尚、きぬかけ杯の詳細については、いろいろあって書いていませんが、状況が整えば書きたいと思っています。
「いろいろあってすまないが、ちょっと待ってくれ。必ず書くから」と優勝を勝ち取った選手達には伝えてあります。
あまり溜めると忘れるのでこの試合は書きます。
竹の子リーグ公式戦 第1試合
TKドラゴンズ 1 0 2 0 0 3
西山少年野球クラブ 2 0 0 1 1x 4x
(負 立石 3敗、 本塁打 青山航1号)
きぬかけ杯が終わり、この一戦からまたチーム作りを行う。
一試合目に今までの控え選手を全て使うつもりだったので、何が何でも勝ちに行ったとういう試合ではなかった。
控え選手はレギュラー選手との力の差があるから控えに回ってもらっているのだが、チャンスを掴めば必ず使う。いつチャンスが来ても良いように準備をしておいてほしい。
きぬかけ杯では優勝するために、先発とセットアッパーで打者一巡、その後をエース吉村に託すという通常の形を無視した投手リレーで2試合を戦い優勝した。
しかし、本来は先発が4回~5回を投げぬき、セットアッパーとクローザーが締めるのが一番いい形。
そのためには吉村、宮田を二本柱として育てる必要がある。まだまだ精神的にも体力的にも技術的にも一本立ちできない二人だが、冬までにはしっかりとした柱に育て最後のきぬかけ杯ではあるべきカタチの投手リレーで勝ちたい。
そういう訳で、この試合の先発は吉村。もう6年生の後半に入ったので70球を目途に投げさせた。
球は悪くないが四球が多く、3回2失点。7四球も出して2点で収まっているのは吉村の球威と球速のおかげ。普通の投手なら木っ端みじんになっている。
吉村はまだまだ精神的に弱い。初回四球を連発し指先を気にする仕草を見せていたが、確認すると0.5mmぐらいのチマメにもならない内出血。「あほか」と突き放しておいた。
エースはチームの顔。マウンド上では自分を信じてチームを背負って背番号1を背負って孤独と戦う。
マウンド上に逃げ場はない。助けてほしい仕草をするのはもってのほか。ダメなら自分でダメだと言わないといけない。
私はエースのプライドはとことん守るが、エースの逃げ場は作らない。一度でも逃げたらそのチームのエースとして君臨できない。
吉村の課題はその一点。これから4ヶ月ほど、エースとしての心構えを叩き込む。能力のない選手には言わない。能力があるから言うだけである。
青山航が3回表に同点本塁打を打っている。
彼は勝負強い。打ってほしい時に打ってくれる。ランナーがいなくても集中力は落ちない。青山航が1番を打てるのはチームにとって大きい。
竹の子リーグ公式戦 第2試合
TKドラゴンズ 7 3 0 1 0 11
大宅アトムズ 0 2 3 2 0 7
(勝 宮田2勝1敗1S、 本塁打 宮田2号)
1番青山空のライトオーバーのシングルヒットで出塁、2番宮田が先制の2ランホームラン。2番の一発は効く。
その後打者一巡以上の猛攻でいきなり7点。
先発は宮田。
立ち上がりは三者凡退で上々のでき。2回に2失点、3回に3失点され3イニングスで計5失点。
この選手もまだまだ。気が良すぎる。
捕手としては素晴らしい。性格は捕手向き。投手を上手くリードできるし安心して見ていられる。
チーム事情もあり肩も良いので2本目の柱として育てているが、どうしても優しさと若干の言い訳が出る。優しさは相手の打者に対しても出る。言い訳は結果に出る。なので一発を食らう。
上に行けば捕手でも気が良いだけでは負けてしまう。言い訳は通用しない。
打者を打ち取る投球術を楽しんで自信を持って投げられるよう育てていく。そうすれば捕手としても成長できる。
久しぶりにというか今シーズン初めて森にいいヒットが出た。
センターオーバーの3ベース。
ここしばらく試合前にアドバイスをしていたのだが、やっと分かったかな・・・
彼は真面目。スイングも真面目。遊びがない。できるだけ無駄な動きを入れるように指導していた(笑)
セカンドとしては良い雰囲気が出てきている。上手い。少し野球が分かってきたかもしれない。
控え選手の下村がこの日2打席目でヒット。
控え選手の中で唯一結果を出した。
それは評価するが、直後の盗塁のサインを見落とし、即交代。ヒット1本打っただけで気を抜いていたんじゃレギュラーはとれない。
4回5回は青山空に投げさせた。
フラフラになりながらなんとか締めたが、吉村が盗塁を刺し、立石、森が守り彼を助けた。
青山空は体もまだ小さいし体重も軽い。吉村や宮田のような体であれば力でねじ伏せることもできるが、今の体で気持ちだけ力で抑えようと思っているうちはダメ。
コントロールと緩急と左投手の武器である右打者のインコースに食い込む、あるいは左打者のアウトコースに逃げていく球で試合を作るという考えがないと使えない。
素直になれるかどうか、本人次第だ。
この日、立石が3本のヒットを放った。
今シーズン47打数24安打で打率は5割1分1厘。ダントツの首位打者である。
TKドラゴンズではメジャーチームの通算個人記録もつけている。
立石はメジャーチーム通算安打数を54本に伸ばし、12期のスーパースター池本に並んで堂々のTKドラゴンズ歴代2位タイに上がってきた(池本は4年生秋からレギュラー獲得)。
立石は新5年生1月からレギュラーを獲得。1年7ヶ月でこの数字は素晴らしい。
その上にいるのは11期のスーパースター河野が残した59本。河野は4年生春から4番を打っている。
立石が60本の大台に乗せ歴代1位に輝くのは時間の問題になってきた。あと6本。歴代のスーパースターを抜く日がもう少しでやって来る。
ちなみに、14期はずば抜けている。
青山空(新5年生1月からレギュラー獲得)・通算45本(歴代6位)、吉村(5年春からレギュラー獲得)・通算43本(歴代7位)と数字を積み上げている。
通算安打数歴代1位から3位を14期が独占する可能性も出てきた。