3月26日(土)朱雀グラウンドで練習を行いました。
この日の天気予報は雨。
確実に降り出すのは分かっていたのですが、バッティングで確認したいことがあったので1時間でもできれば良いと思って予定通り練習を開始しました。
10時から雨が降り出し1時間で練習は終了しましたが、確認するべきことは確認できました。
今シーズンのチーム防御率は今のところ3.14で過去6年間で2番目に良い数字です。
投手陣と守備陣が安定しているので納得のいくところです。
しかし、チーム打率が1割9分6厘で過去最低の数字なんです。
今シーズンまだ8試合で気温も低く参考程度にしかなりませんし、相手投手も良い投手が多かったので仕方ない部分もありますが、それにしても低い数字です。
8試合で1試合平均3.9本のヒットなんですが、今シーズンの1試合平均の得点は4.6点。少ないヒットに足を絡めてなんとか点を取っている状態です。
過去最高だった2019年の1試合平均が8.7本・チーム打率.359、過去最低だった2017年でも1試合平均4本・チーム打率.234。チーム打率が2割を切っている年度は過去にはありません。
2019年は年間36試合で312安打。今年は8試合で31安打。今のペースで今年312安打に到達するには80試合をこなさないといけません。んなあほな(笑)
今シーズンの試合を見ていて感じるのは空振りや前に飛ばないファウルが多いことです。
バットを振って打球が前に飛ぶ確率がかなり低いと感じます。
バットに当てること、前に飛ばすことは指導する側としては一番指導しにくい分野です。技術というより感覚なんで慣れるしかないというのが本音です。それができてからじゃないとバッティング指導ができないんですよねぇ。
練習でロングティーをしていても空振りや当たり損ねの多いのが気になります。
ロングティーでバットの芯で捉えることができないと試合で相手投手が投げる本気の球は当たりません。
この日の練習は、アップもそこそこにフリーバッティングを行い、各選手のアジャスト率を確認しました。一番ましなのが千間。千間は現在打率.368で首位打者なんで数字通りです。打率.368で首位打者と言うのも少し寂しいですが現在3割を打っているのは千間だけ。
次に前に飛ぶ確率が高いと感じるのは小倉。小倉は打率1割ですが、前に飛ぶのでスタメン起用しており妥当なところ。
あとの選手は打率通りのアジャスト率でした。
当たらないのではしんどいです。
今シーズン8試合を見ていて感じることは、運動能力はそこそこ高いのにバットに当たる確率の低い選手が多いということ。
原因としてはバッティング練習の量の少なさで間違いないでしょう。うそでも数をこなせば当たります。当たれば指導ができます。
現在バッティングセンターもどんどん少なくなり、平日や休日にバッティング練習をする機会も少なくなっていることは事実です。
バッティングセンターに毎日のように通ってレギュラーの大半が3割を打っていた数年前とは状況も変わっているということも確認できました。
練習の中で200本前後打たせないと攻撃力は上がらないということでしょうね。各自打撃練習をしている前提でのフリーバッティング7本なんで、週7本では話になりませんわ。週に7球しか投げないキャッチボールみたいなもんです。
レギュラーの半数以上が打ちまくれば、レギュラーを獲るために必死で各自打撃練習をしてくれるんですが、それを望める環境ではないのでしょう。
団費を上げてでも練習時間を延長して打撃練習に2~3時間費やすことを検討しないといけないかもしれません。
バッティングピッチャーの問題も考えないといけませんので、指導者でミーティングをおこない何かしらの方法を考える必要があります。
さて、卒団してからもボランティアで練習を手伝ってくれていた清水コーチがこの日を最後に京都を離れることになります。
読売ジャイアンツに携わる仕事に就くようです。頑張ってや!
練習の最後に清水コーチのノックの時間を福島・黒田サブMGに用意していただきました。
メジャーも3Aも全員で、そして瀧本3A監督も私も入り清水コーチのノックを受けました。
体は動きませんでしたが、最後に清水君のノックを受けて楽しかったです(笑)
清水コーチ3年間ありがとう!
それと卒団させずに低学年の指導者として引っ張ってしまっていた後藤コーチもこの日で卒団することになりました。
さすがに就職してからも、という訳にはいかず・・・
後藤コーチは福祉関係の仕事に就くとのことです。福祉関連の国家試験も通ったと報告してくれました。おめでとう!
3月いっぱいまでよく頑張ってくれました!後藤コーチは選手として、そしてコーチとして二度目の卒団です。教え子がチームに戻ってきてくれるのは本当に嬉しいもんです。私も年をとるはずですわ(笑)まだ56歳ですけどね!
後藤コーチ、卒団おめでとう!そしてありがとう!
卒団メダルは後日用意してお渡しいたします。
たくさんの人に支えられてTKドラゴンズがあることをあらためて感じる半日となりました。感謝の気持ちでいっぱいです。