プロ野球選手育成・甲子園球児育成 少年野球チーム

楽しい野球から面白い野球へ

416日(土)横大路グラウンドにて練習を行いました。

この日は外野手のカバー練習を集中的に行いました。

先日のスタッフミーティングで外野手でカバーに動いていない選手がいるという話が出ましたので、カバーの基礎を指導しておきました。

外野手のカバーは大切です。

相手の進塁を防ぐという役割があります。

打球や内野手のプレーによって外野手がどこのカバーに動けばいいか変わってきます。

細かい技術は必要ないので選手達は指導すればすぐに理解して動いてくれていました。

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さて、2年間の移行期間中ではありますが、今年からTKドラゴンズはプロ野球選手育成・甲子園球児育成に特化したチームになろうとしています。

昨年までは選手の将来は考えているものの、やはり卒団が一つのゴールだったような気がします。

これからは、卒団は通過点に過ぎず卒団後も選手をフォローできるような体制を作り、甲子園球児やプロ野球選手を輩出することを目的とします。これは選手を輩出するという意味でのゴールです。また将来的にはプロ野球選手引退後もフォーローできるような組織作りを目標にしています。これは組織としてのゴールです。

チームの目的が変わっても指導する内容としては大きく変わる点はありません。ただゴール地点が変わりました。

いざやってみて感じていることですが、ゴール地点が変わると指導者の視点が変わってきます。

目先のことに惑わされず選手の将来を見ようとするようになってきました。

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例えば、打てない選手がいるとします。昨年までなら次の試合から打てる確率を上げ試合に勝つための指導をしてきたんです。

今この選手ができることを最大限生かす即効性のある方法を探しました。タイミングの取り方でバットに当たる確率を上げ、打つ時のちょっとした技術や意識でできるだけ強い打球を生み出す方法を指導してきました。

今シーズンの初めは、まだ次の試合に打てるようなアドバイスを何度かしたことがあります。その時、これでは将来この選手の為にならないなと感じ、今はこういう指導はしなくなりました。今年の練習をずっとご覧いただいている方はなんとなく感じておられるかもしれませんが、最近は即効性のある技術指導は一切せず、バッティングをじっと見ているという状態です。

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次の試合で打つよりも、3か月後、半年後、1年後、数年後に打てる指導をしようと心掛けています。というか探しています。

これが指導と言えるのかどうか分かりませんが、練習すれば伸びるという当たり前のことを長いスパンで感じてもらう練習に取り組んでもらっています。

自分で工夫し、努力を重ね自分のカタチを作るという経験を持つことがプロ野球選手になるためには一番必要な要素だと私は思うわけです。

指導者は選手が伸びるための指導をするのですが、選手が欲しいと望んだ時にアドバイスしたり手伝ったりすることが指導者の本質のような気がします。もちろん基礎は教えます。ただ基礎から上は指導者側からの一方通行では大した成果は出ないということでしょうね。

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2ヶ月前に始めた練習の一つなんですが、ロングティーで飛距離を毎回計測し点数化しており毎回宮﨑統括MGから数字の報告をもらっています。個の練習ではけっこうスタッフの人数が必要なので保護者の皆さんにも手伝ってもらってます。皆さんにはホントに感謝しております。

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体重を増やし筋肉をつけバットを振り、少しずつ打てる体を作ってきました。

真面目に取り組んでいる選手は飛距離が伸びてきています。2ヶ月かけて少し伸びてきました。あと半年もすればもっと伸びるでしょう。そうなればホームランも打てるようになりますし試合で結果も出てくるでしょう。

飛距離が伸び、ヒットやホームランが打てるようになると選手は自信がつくと思います。そしてこれは指導者が教えたことではなく自分が努力した結果だということが実感できるはずです。

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努力して結果が出ると「やればできる」という誰でも知っている言葉が、ただの知っている言葉ではなく「本当にやればできるんだ」という実感を伴った経験に変わります。

これは将来「自分を信じて努力すればいいんだ」という大きな柱になります。柱があると悩んだ時はそこに戻ることができます。これはとても大きなことです。

努力の末の結果を知らない選手は「打てないのは自分には生まれつきセンスがないんだ」とか「打てる選手は生まれつきセンスが良いんだ」とか思ってしまうものです。打てる選手を否定し打てない自分を肯定する理由を探してしまいます。

しかし、努力の末の結果を知っている選手は「打てないのは自分の努力が足りなかったからだ」とか「打てる選手は自分より努力したんだ」という考え方になります。打てる選手を肯定し自分をもっと向上させようという気持ちが生まれます。

どちらが選手にとってプラスになる考え方かお分かりですよね。

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ブログのタイトルにも書きましたが、楽しい野球と面白い野球の違い。

以前のTKドラゴンズは楽しい野球を追求してきました。

楽しい野球とは、すぐに結果を出し楽しいと感じることで選手をその気にさせようとする指導者目線の野球なのかもしれません。

これからのTKドラゴンズは面白い野球を追求しようと思っています。

面白い野球とは、自信に満ちた選手達が最高のプレーを見せてくれることを期待するファン目線の野球なのかもしれません。

さてさて、この先TKはどんなチームになっていくんでしょうかね。

なんだかワクワクします。