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~北区知事杯~瀬古同点打実らず

3月21日(木)柊野グラウンドにおいて北区知事杯二回戦が行われました。

守備が崩壊する中、粘りの攻撃を見せたが流れが変わらず6-7で敗退。

初参加の大会だったが、上位進出はならなかった。

北区知事杯二回戦

仁和ホワイトホース 1 0 2 1 1 2  7

TKドラゴンズ   3 0 0 1 1 1  6

(負投手 瀬古 3勝1敗)

二度目の先発となった井出が3回3失点。

ピッチングは良かったが、守備に足を引っ張られる失点ばかりで投手としては「やってられるか」という感じのマウンドになった。

血の気の多い投手なら、完全に切れているだろうな。

5失策では勝てない。

エラーにも、そのエラーの仕方で相手を勇気づけたり流れが変わるエラーと、そうでないエラーがある。

攻めるエラーは弱いとも思わせないし、流れも変わらないのだが、弱気なエラーは、相手に余裕を与えるし、流れも悪くなる。

この試合は、弱気なエラーが試合の流れを相手に渡してしまった。

井出が本塁打を1本打たれたが、サードベースライン上のきわどい当たり。三塁審はファウルのジェスチャーでレフト堀部は追いかけるのを辞めたのだが、主審がフェアのジャッジをしておりホームランになった。ゴロで三塁ベースをかすめているので、主審がジャッジする打球なのだが、選手としては近くの三塁審がファウルのジェスチャーをすれば、そうだと思う。

ま、プロ野球なら20分くらい試合が中断してもおかしくないケースでしょうね。

私も主審に確認しに行ったが、もちろん覆ることはない。

私が主審に詰め寄ったのが影響したとは思わないが、5回には瀬古が2連続ボークを取られ勝ち越された。

もちろん瀬古への指導がたりていない私に非がある。これは修正すれば良いので、今後のためになった。しかし、なんともアウェー感が漂う試合展開ではある。

ただ、野球にはこういうことはよくあるし、あって当たり前だと思っておく必要がある。そんなことで左右されず、力で勝ち切らないと上位進出はできないし、上では戦えない。私の現役時代でも何度となくそういう経験をしてきたし、そこをぶち破る力があるチームが最後に勝つ。

井出は良くなってきた。

これから夏に向けて頼もしい投手となるだろう。

5回裏、時間によっては最終回となる可能性がある微妙な攻撃。

2アウトランナーなしから2番青山空が四球を選ぶ。

この選手は野球をよく知っていると感じさせる四球だ。私の指示は「出ろ」のみ。

甘い球はヒッティングだが、2ストライクに追い込まれた時点で、青山は四球をもらいにいっている。

TK野球は攻めの野球である。ここで振りに行っても私は文句は言わない。しかし、3番瀬古で同点あるいは逆転できる可能性にかけるという私の意図が青山空は分かっていた。

2アウト1塁。

3番瀬古、期待に応える左中間の2ベース。追いついた。

瀬古のハートは強くなっている。自信もあるのだろう、自分で決めるという強い意志を感じる打席だった。あっぱれ。

これで勝ち切りたかったのだが、最終回に4番に2ランをくらう。

これは私の責任でもある。実はこの時、私がトイレに行ってしまっていた。このグラウンドのトイレがまた遠い・・・

今後、試合前のコーヒーはやめておこう。

樋口には試合後に「もっと考えろ」と言ったのだが、この4番に3本打たれており、4本目が決勝本塁打になってしまったのだ。

指示するべきところで、私がベンチにいないという・・・樋口より私に責任があるよねぇ。

最終回、井出のタイムリーで1点差に迫り、尚1アウト2塁。

しかし5回までに代打とし使う予定の内藤を守備で起用、5回には青山航を代打で投入しており、代打の弾切れ。

5回に決めるつもりで選手を投入していたので、こうなる。

最後は大島が見逃し三振でゲームセットとなった。

大島は前の打席でヒットを放っていたが、アウトコースに手が出なかった。2ストライクまでにとらえる意識を持たないと残念なだけの打席になる。

おとなしいのは良いが、バットを持ってもおとなしいのではレギュラー争いに加われない。歯を食いしばって踏ん張ってほしい。

この試合でこのチームの弱さや強さが見えてくる。

23日の練習では、弱い所を徹底的に鍛えて行く方針のもと、さっそくいろんな取り組みをした。

「野球知らんのか!」

「知りません!それがどうした!」

私と選手達で口に出してこのようなやり取りをした。

口に出すと頭に音として刻まれる。

選手の弱気を強気に変えることができれば、このチームは強くなる。