叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

Fチーム観戦

10月13日(日)、孫の保育園の運動会も延期になり、時間があったので園部公園までFチームの試合を見に行ってきました。

試合には負けましたが、選手たちがTKドラゴンズらしい野球をやっていたんで機嫌よく帰ってきました。

 

TKの投手陣は四球連発で、ノーヒットで11点取られ、TK打線はホームラン、ロングヒット、相手エラーなどとにかくよく打って9得点。

ん、これのどこがTKらしいって?

 

まず投手陣です。この日は二人の投手が投げましたが、二人とも球が速いです。

相手打線はストライクが入ればほとんど空振りか見逃しです。アウトは三振かピッチャーゴロだけで他のポジションには打球は飛んでいません。見ていて気持ちいいよね~

四球連発でもったいない印象を持たれた応援の保護者の方もおられると思いますが、私は全く気にしてません。コントロールが付けば勝てますから。

球が速いと四球も多いんです。なぜかって、球が遅い投手はリリースポイントが数ミリ狂ってもそんなにストライクゾーンから外れることはありませんが、球が速い投手はリリースポイントが数ミリ狂うだけで、大きくストライクゾーンから外れてしまいます。ゴルフをされる方はお分かりいただけると思いますが、パワーのない方はOBになりにくいのですが、パワーがあると少しのずれで大きく曲がりOBになりやすい、ということと同じなのです。

少年野球チームの中には球速よりもコントロール優先で投手を選ぶチームもありますが、TKドラゴンズは球速で投手を選びます。

理由は簡単で、私の打者としての経験上、どんな変化球よりも速い球が一番打ちにくいからです。私が高校2年の夏に箕島高校の吉井投手(のちに近鉄~メジャー)と対戦しましたが、球速140kmのど真ん中をかすりもしませんでした。その当時の高校生は140kmの球なんか見たことなかったのです。

速い球があるからこそチェンジアップなどで緩急をつけられると打ちにくいわけですから、投手として大成するには基本的に速い球を持っている必要があるのです。

昔の少年野球では、コントロールが良い投手は試合を作れるので、球が遅くても投手として成立していましたが、最近では少年野球の打撃力が上がってまして、球の遅い投手では強いチームには通用しない時代になっています。一定の球速を超えないとボコボコに打たれますし、TKドラゴンズのレギュラーチームも、普通の球速ならボコボコに打ちます。

TKドラゴンズでは、まずコントロールをつけることよりも、その選手が故障せず最も速い球を投げられるフォームを指導します。その後で、速球でのコントロールやピッチング理論を指導するのです。今、Fチームの投手陣は、より速い球を投げることに重きを置いた指導をしている段階です。四球か三振、良いじゃないですか~

しかし、ここ数か月でFチームの投手陣は球が速くなったと感じました。1年後2年後が楽しみですよ。

次に打線です。全員とは言いませんが、バットを振れている選手が多かったですね。ヒットもたくさん打ってましたしねぇ。気持ちいですよ。

打者は打ってなんぼです。ファーストストライクを見逃して四球を狙う打者は成長しませんし、高価なバットがもったいないですよね。

どうせ高学年になるとコントロールの悪い投手はほとんどいなくなりますから、打つ意識を持たないと勝てません。

見ていても打って得点する方が面白いです。

何年か前、高校野球で追い込まれるまでスイングせずに、追い込まれたらちょこんとファウルで逃げて、投手に10球以上投げさせて四球を選ぶ選手がいましたが、それ以降チョン当てファウルは禁止になったんです。「せこすぎる」という理由で(笑)見ていても面白くないですし、その選手にそんなアホな戦術を指導した監督も野球の楽しさを分かってないよね。

ベンチも盛り上がってましたね。7点ビハインドから同点、逆転!そのあと逆転されたけど、最終回もあと1本出れば同点というところまで相手を追い込みました。

そりゃ、ベンチの選手達も興奮しますわな~(笑)

でも、久しぶりにFチームの試合を見て、面白かったですよ。負けたんですが気持ちいい試合だったんで、千葉監督と握手して帰路につきました。

前に、大宮小学校で見た時とは大きく変わっていました。

千葉監督、牟田コーチの指導力もついてきたんだと思います。やるね~

あとは勝たせる采配を勉強できるか否か。がんばってや~