叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

B・Jチームを魅力的にする

ここしばらくHPを見て所属チームを退団し入団してきてくれる選手が多くなってきている。
同時に、ここ数週間で4年生2名が退団し他のチームに移籍している。

入団してきてくれた選手は一応に所属チームに対して何らかの不満を抱いていた。
TKドラゴンズを退団した2名の4年生は表面上は「土日とも野球がしたい」という理由であったが、基本的には何らかの不満を抱いていたことが予想できる。

原因が何であれ、4年生2名に不満を抱かせてしまったのは事実である。
本当にTKドラゴンズの野球が楽しいと思っていたのなら、いくら同級生に勧誘されても、それが自分が通っている学校であったとしても移籍するという考えにはならない。
逆に勧誘してきた友達をTKに勧誘しようとするだろう。

Aチームになり「練習で身に付けた高度な野球の知識や技術を試合で発揮する」という他の少年野球チームではやっていそうでやっていない指導を経験すると、野球の楽しさの神髄を垣間見ることができ、モチベーションは急上昇する。

しかし、現状ではAチーム以外は楽しい野球を与えられていないのだ。
約2年間、Jチームの整備に力を注いできたがはっきり言って失敗の連続。
当初、常に土曜日はグラウンドに来れる人材をJチームの監督にしていたのだがこれが大失敗。
TKドラゴンズの野球を理解していないという以前に、周りから理解されずに孤立。

責任者というのは肩書上はなれても、本質的にはそう容易くなれるものではない。
お客さんのつもりでコーチをしていて、その延長で監督になっても誰もついてこない。
この「お客さん」ということについては、また機会を見てお話しするが、非常に重要なことなのだ。

今のB・Jチーム(Aチームの練習や試合に参加していないメンバー)ではいずれそういった不満が出てくることは予想できたが、責任者・監督不在という状況の中、どう策を講じるか悩んでいた矢先の出来事であった。
退団した2名が氷山の一角であるならば、相当数の不満を抱いているB・Jの選手や保護者が存在する。

これを機にB・Jチームに信頼できる監督を据える準備にとりかかろうと思う。
B・Jチームの選手や保護者の皆さんはもう少し我慢してほしい。
移籍することを防ぐという策を考えている暇があったら、TKドラゴンズ全体をいかに魅力的なチームにするかを考えるべきである。
Aチームは夏のきぬかけ杯、天一杯に向けて順調に進んでいるが、Aチーム以外の整備のペースも上げていく。

移籍した4年生の一人の父親はコーチだったことから、お客さんコーチはやはりチームの事は他人事だと思っているということも再確認できる。
お客さんコーチがいらないわけではない。ただ、お客さんコーチがトップになって指導をすると勘違いする傾向がある。
お客さんコーチでない運営サイドコーチなら、不満がある場合は必ず意見のぶつかりが生じるし、ぶつからなくともミーティングなどでの発言が変わってくる。
その根本的な考えはチームを良くしようとする情熱とチームの選手たちに対する愛情なのである。
私の発言力が大きいのも事実だが、野球に対する情熱と選手たちに対する愛情があれば、私など怖くないはずなのだ。
たとえ怖くともぶつかれるはずなのだ。
参考までに・・・昨年のブログにも私がウィングスのコーチ時代に監督とぶつかった話を「TK memoryes1」に載せている。

私は、野球を指導している時間はTKドラゴンズの選手たちを我が子だと思っている。特にAチームになればその気持ちは強い。
時には保護者の皆さんに、踏み入ったことも言う。
そこまで言われるんか?と気分を害される方もあるかもしれないが、我が子だと思うとついつい言ってしまう。
勿論、実際には我が子ではないので、かなり遠慮はしているつもりなのだが。

で、どうする?

何度も失敗して経験は積んでいる。
その失敗は何のための失敗なんだ?
このチームを魅力的なチームにするために失敗を重ねてきたんだ。

失敗を糧にもう一度チーム全体がTKドラゴンズの楽しさを感じることができる体制をスタッフのみんなと作ってみよう。


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