叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

楽しむとは

オンライン指導も6回目が終わりました。

友達との付き合いなどもあり、1ヶ月間毎週連続でTKの練習に参加したことがありませんでした。
僕は会長の補佐役で、1週間に1人指導をする程度です。それでも全員の指導が終わった後は、「疲れたな〜」と感じます。

ですが不思議なことに、

「今週も楽しかったな〜」
「来週はどんな発見があるのかな〜」

とそんな達成感と次回への期待が大きいのです。選手のみなさんも合宿で厳しい練習をやり遂げた後や緊迫した試合を勝ち抜いた後に、そんな感覚になったことがあるのではないでしょうか?

「なぜ達成感が生まれるのか?」

僕は楽しんだからこそ生まれる成功体験ではないかと考えます。仮に成功しなくても、楽しんでやり切ることができれば、達成感は生まれるのだと思います。

「Play Ball」

審判のこの声から野球の試合が始まります。でも意味を考えたことは、あまりないのではないでしょうか?

“play”という英単語には「遊ぶ」という意味があります。「そう、野球で遊ぶぞ!」という掛け声なのです。せっかく野球で遊ぶのに楽しまなくては損なのです。

では「楽しむとは?」

普段、選手たちも小学校の友達と遊ぶことは、もちろん楽しいでしょう。
僕自身、修学旅行は楽しかった。けれど、なにが楽しかったかと聞かれたらイマイチ具体的に思い出せない。

なにも考えずに漠然と楽しむ。楽で楽しいかもしれません。しかし野球ではただ仲良しこよしするだけでは、ある一定以上伸びません。

自分で考えて目的を持って練習する。仲間との共通認識を持って戦う。ライバルと競ってポジションを勝ち取る。などなど、挙げればどんどん出てくるでしょう。

時には少し厳しい試練を乗り越えてやっと辿り着く。これが本物の達成感を得るということ、本物の「楽しむ」ではないか。僕はそう考えます。

その中でも僕が大事だと思うことは、ライバルとの競争です。

特に伝えたいこと。
「自分だけではなく、ライバルも同時に成長してるよ。」ってことです。

その成長しているライバルに勝つ為に自分はどうする?どうすればいい?そんなことを考えながら自分のために練習する、練習の成果が出てライバルに勝てる。試合に出られる。

そんな未来を想像したら楽しくありませんか?「ただなにも考えずに楽しい」ではなく、「自分のやってきたことが間違いではなかった!と思える楽しい」を増やして欲しいです。

新型コロナウイルスも、医療関係者の皆さんのおかげや日々の一人ひとりの努力によりだいぶ落ち着きが見えはじめました。オンライン指導も残り何回できるかわかりません。

僕としてはグラウンドで練習ができる喜びの反面、会長の指導を間近で観ることができなくなることに対しての寂しさもあります。

会長の指導には毎回新しい発見があり、野球人としての知識が広がっていく感じがしています。そんな新しい発見に対して、僕は「楽しい」という感覚に陥るのです。

「会長がライバル」なんてそんな恐れ多いことは言えません。(笑)

ですが新しい知識を身につけることによって見える、違う野球観があります。今後も数少ない機会を大事に成長したいです。

選手のみなさん。家にいるしかなく暇な今の時期、バットを沢山振っているのは君だけじゃないですよ!

負けるはずがないと思っていたチームメイトがグラウンドに出たら、侮れないライバルになっていた。

逆に勝てないと思っていたチームメイトに引けを取らないな、と感じて自信になる。

様々なパターンがあると思いますが、みんなが通常練習再開初日にグラウンドでどう感じるのか。
とても興味深いです。

最後にオンライン指導のちょっとした裏側です。会長と僕、もちろん指導に全力を尽くします。ですが全力を尽くすのは指導だけではないんです。ブログに載せる写真撮影にも全力を尽くしてます!

今回なんて10枚近く撮り直ししました。(笑)

こういったやり取りをできなくなってしまうのも、オンライン指導が終わりに近付いている寂しさの一つです。(笑)