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努力の意味

5月15日(土)3回目のオンライン指導を行いました。
毎週オンライン指導を受けられるよう、この日はそれぞれの指導者が担当を決め、ほぼ全員に指導を受けてもらいました。

メジャーは、私、清水コーチ、小林コーチが選手4名ずつを見ています。
私は6年生4名を見ましたが、先週よりも随分良くなっていました。
今年の6年生はどちらかというと不器用な選手が多いんですが、コツコツ努力する真面目な選手も多いのです。
この1週間、指導された通りに振れるよう、そうとうバットを振ったんだと思います。中には見違えるようなスイングになっていた選手もいました。
スイングを見れば、どれだけ努力したかは見当が付きます。

1週間でこれだけ変われるということを、親子で実感されているご家庭も多いと思います。
今まで集中して素振りをしていなかった選手は、1週間の努力の凄さを実感していることでしょう。
で、これからが大切なのです。
この1週間の努力をあと半年間続けた場合と、誰も見ていないので素振りをしたことにして、あと半年間なんとなく野球を続けた場合では、とてつもなく大きな差が生まれることが、容易に想像できるはずです。
私、何度もいろんな言い回しでブログに書いていますが「努力をした人にしか分からない」というのはこのことなんです。
自分が集中力を持って努力をしていない時は「自分にはセンスがないんだ」「できる人はセンスがあるんだ」「だからいくらやっても仕方ないんだ」とか思うものです。そう思うことで納得したいんですよね、多分。
ところが、努力をしてみると、どんどん良くなることに気付きます。それに気付くと、センスがあるように見えていた選手が、凄く努力をしていたことに気付きます。そうなると、自分の不器用さを恨むよりも、努力してきた優れた選手を尊敬できるようになるのです。グラウンドに立つ選手が互いに尊敬しあっている状態こそ、私は真のチームワークだと思っています。
そういうことに思い至った時、目標を定めて努力する勇気が湧いてきます。
6年生はこの3週間で、努力の凄さを知る段階まで来たような気がします。本当によく頑張りました。
そして大切なのは、これから努力を継続することです。

野球選手の中にはごく一部ですが、体も大きくセンスもあり、あまり努力せずとも中心選手になれる人がいます。
私は、長い間いろいろな選手を見てきていますし、プロ野球選手も見てきています。
言えることは、最終的に成功する選手はコツコツ努力する選手です。それは圧倒的な確率だと感じています。センスがあり体に恵まれていても、努力してこなかった選手は努力の仕方を知りませんし、体とセンスしか信じていないので、努力をする大切さを知らず、いつの間にか野球の世界から消えていきます。不器用でも努力を続ける選手は、一流選手になれます。
プロのスター選手も、努力をしなくなった時からその輝きがなくなります。

おそらく、野球に限らず何に関してもそうなのだろうと思います。大人も子供もです。
私もそんなことを言いながら、実は常に自分に「コツコツ努力せよ」と言い聞かせているのです。

さて、次回はオンライン指導の成果を、グラウンドで確かめることになりそうです。
楽しみですね。