叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

初めてづくしの2日間

Mチームのみなさん、2日間お疲れ様でした!
初めての実戦を終えて、今までとは違う色々なことを感じている1週間ではありませんか?
きっと嬉しかったこと悔しかったこと、沢山あったと思います。ですがまだまだ始まったばかり。反省することは大事ですが、1試合で一喜一憂していては1年間持ちませんよ!

僕は、初めての会長がいないMチームの練習、初めてのベンチに入っての試合。この2日間で初めての経験が沢山でき、今後に繋がる2日間になったと思っています。

まず土曜日の練習。
率直な感想として、やっぱり会長いないと締まった練習にはならないのか、という感じです。
これは完全に僕の力不足です。
ビシッと言おうと思っても、TKの指導方針に反してたらどうしよう、という不安から飲み込んでしまうこと。その逆で、どうしても言ってやらなきゃいけないと思ったことは言ってしまうこと。
会長の下でオンライン指導などを通して、TKの野球を理解してきたつもりでしたが、まだまだ迷いがあることが露呈してしまいました。

「迷い」
これが今後のキーワードになってくるのではないかなあ、と僕は思っています。
今日はあまり詳しく書きませんが、思い当たる状況が出てきたら、それと共に書きたいなと思っています。

さて、挟殺プレーの練習をしましたね?
あの練習を始める前、僕がなんて言ったか覚えていますか?
「ランナーの練習でもあるぞ!」
僕はこう言いました。

この言葉を聞いていてくれたのかはわかりませんが、ランナーもアウトにならないように楽しそうに練習しているように見えました。
一見、鬼ごっこのように見えて、締まった練習とは言い難かったです。しかし、アウトにしたい守備、アウトになりたくないランナー、という試合で起こり得る状況を練習できたと思い、僕なりに満足はしていました。

しかし、、、
なんで試合でそれをできない。
あんなに楽しそうにやっていたのに、あんなに必死に守備から逃げていたのに、

僕がたまに言う、「楽しむ」と「考える」の掛け合わせがまだ全然できていないんだなと痛感しました。
遊び感覚で「楽しむ」のは非常に良いことだと思っていますが、ただやっているだけでは身になりません。
それが試合で証明されてしまいました。

おそらく、次回以降の練習で挟殺プレーの練習が増えると思います。
みんなの動きがどう変わるのか、試合で活きる練習になるのか、それとも変わらず練習のための練習になるのか。こんなことを思いながら指導していきたいと思います。

土曜日の少し暗い話はここまでにして、初めてベンチに入って試合に参加した感想や今後へ向けての考えを書きたいと思います。

結論から言うと、「あ、試合を観ておくことで自分の指導の質がかなり変わるだろな」と思いました。

上で書いたような挟殺プレーでの課題や、守備の一歩目の課題など、実際にリアルを体感しないと見えてこない課題が沢山ありました。
試合を見てもいないのに、あーだこーだ言っても、選手からしてみれば「それはできてるし」て思っていたかもしれません。ごめんなさい。

そして選手の試合中の振る舞い方なんかも、観てて非常に面白かったです。

楽しそうにプレーする選手、怒られても飄々としている選手、自滅していく選手、様々なパターンがいました。僕も野球をやっていた身として、全員の気持ちが分かります。

ノってる時は楽しいし、「なんか言ってるわ」と思えるメンタルの日、もはやどう動いて良いのかわからなくなってしまう日。全部体験したことあります。(笑)

これはもう自分のスタイルを見つけて!
としか言いようがありません。でもまだ小学生、かなり難しいですよね。
苦しいな、少しでも助けが欲しい。なんて感じた選手がいたら、僕のところへ来てください。
必ずしも優しく慰める保証はできません。ですが、メンタル面でのきっかけ作りは全力でサポートしたいと思っています!もちろん技術でも!
怒られてもめげないこと、結構大事ですよ!
実際、僕もこの前の試合で一つ会長から怒られています。(笑)

さて長くなってきてしまいましたが、今後試合が続くと思います。
僕から一つ提案というか、お願いがあります。

エラーした選手に、「落ち着け!」と言って励ましてるのか発破をかけているのかわからない言葉をかける文化なくしませんか?

エラーをした選手を擁護するわけではありませんが、エラーが続くと、もうどうしていいかわからなくなるんですよね。もはや「あー、またやる」なんて逆に自分自身で落ち着いてしまってるケースもあるはずです。(笑)

「落ち着け!」に代わってミスした選手にかけてあげて欲しい言葉は、具体的な言葉です。
「次は待たないで一歩前出ようぜ!」、「腰が高い」、「一歩目が遅い」、こんな感じでミスをみんなで分析してあげませんか?

言われた選手はちょっと傷つくかもしれません。ですが、全員でしっかり分析することで自分の反省にも活かせるのではないかと考えています。
そして、ただ声かけてあげればいい、ただ声を出しとけば良い、といった考えもなくなってくるはずです。

野球は考えるスポーツです。
Mチームも本格的に始まりました。
TKのトップチームである、Mチームとして恥ずかしくない野球を目指していきましょう!

来週は初めての公式戦。
ミスが無いことにこしたことはありませんが、きっと出るでしょう。
ですが、責任を負わないミスは無くし、積極的な責任を負ったミスだけが出ることを期待しています。

試合で見つかった課題は次の練習で直せば良いんです!

勢いよく試合に挑みましょう!