叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

スピード&テクニック

1月25日(土)上鳥羽グラウンドにおいて練習を行いました。
今年に入って初めての本格的な練習を行いました。普段より1時間多い4時間練習でしたので、濃い目の練習ができました。

先週の試合でレギュラーチーム、Bチーム共通して走塁ができてなかったですよね。
レギュラーチームに関しては盗塁がむちゃくちゃでしたよね。
Bチームに関しては内野のフォーメーションができてなかったですよね。
ということで、そこらへんから手を付けていきました。

アップのダッシュから急発進、急ブレーキ、再び急発進を練習してもらいました。
要するにゴー・バック・ゴーを全力で切り替える練習です。
野球では瞬発力が要求されます。長距離を走ったりゆっくり走ったりという動きはありません。
フェンスオーバーのホームランを打った時だけゆっくりダイアモンドを一周できますけどね。

で、次はランダウンプレー。
1・2塁間、2・3塁間、3・本間とそこそこ時間をかけて練習しています。
もちろん全選手が交代で守備についてもらいました。ランナーも全選手にやってもらいました。
ランダウンプレーは、内野フォーメーションの基本です。
知らないとできませんが、覚えると簡単です。新5年生は初めて練習したとのことでしたが、終盤はコツを掴みかけていました。
挟まれたランナーもゴー&バックを全力で繰り返すことで守備に乱れが生じ、局面を変える可能性が出てきます。

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フリーバッティング、ピッチング指導、バッティング指導をみっちり行いました。
バッティングでは、吉村を指導しています。
彼は真っ先に修正するつもりでした。ビデオを確認しながら下半身の使い方を指導しました。修正点を意識しながら素振りをすると効果は出るでしょうね。
バッティングで気になる選手は随時行っていきます。

ピッチングでは、安念のフォームを大きく修正しました。
先週の試合を見ている限りでは、加減しないとボールが浮いてコントロールが効きませんって感じでしたので、回転軸の修正と左投手専用の体の使い方を指導しました。
随分良くなったと思いますよ。家でフォームを固めておいてくれると忘れることもないでしょう。

で、盗塁&セカンド送球の練習を挟み・・・

走塁の練習。
先週の試合では、走塁で後ろを振り返りながら走っている選手が目立ちました。
ランナーコーチの指示を見て走る練習で、前を向いて走ってもらいました。
これはランナーコーチを見るタイミングだけです。もちろんランナーコーチの指導もしています。

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最後はゲームノック。
新6年生、新5年生同時に行いました。
これは、学年の差というよりは経験の差がはっきり出ます。経験を積めばその差は埋まります。
今のところレギュラーチームで内野のレギュラーを張っている選手と他の選手では大きな差があるんですが、何が違うんだと思われますか?

スピードが違うんです。
その違いの大きな要素は「捕って投げるだけではアウトにできない」という当たり前のことを知っているか知らないかということなんです。
特にダブルプレーはそうですね。無駄な動きをせず流れに沿って早く力強く投げることが要求されます。
この日のゲームノックで4-6-3のダブルプレーを森、立石の二遊間コンビが決めた瞬間、ギャラリーから「おー!」というどよめきとともに拍手が起こっていました(笑)
試合で決めたらもっと感動してもらえると思いますよ(笑)

昨シーズンは4-6-3を二度、6-4-3を二度、5-4-3のダブルプレーを一度成立させています。この結果を見るとTKの内野手のレベルは高いと言えます。
少年野球では時間をかけてダブルプレー指導するチームは少ないんですが、TKドラゴンズでは指導しています。
なぜかと言いますと・・・
TKのレギュラーチームでは、しっかり捕ってしっかり投げるのが基本ではなく、アウトにすることが基本だという指導を行うからなんです。
しっかり捕る、しっかり投げるという基礎はファームで作っておいてもらうわけですね。
ダブルプレーを成立させるには、捕ってからセカンドへ送球する時間、セカンドベースタッチからファーストへ送球する時間をどれだけ縮められるかがカギになります。
送球の球速も大切なので、肩の強い選手をセカンド、ショートに持って行くわけです。
指導者はダブルプレーの基本的な動きは指導しますが、選手たちはプレー時間を短縮するために、個々で体の動きを研究します。ですから時には「へ~」と思うような動きをするんで面白いんです。
選手たちが自ら研究することで、それまで「これが動きの基本だ」と思われていたことが変わることがあるんですね。(詳しくは会長のひとり言~守備の考えが変わった日~をご覧ください)それが面白いんです。

ゲームノックのダブルプレーでギャラリーからどよめきが起こったのは、おそらく「上手い」と思われたからだと思います。
「上手い」と思わせる要因は、プレーのスピードとテクニックを感じるか否かです。
あと1年ぐらい経てば「おー!」っとどよめかれた新5年生のお父さん方のお子さんたちも、こんなプレーをしてくれるようになりますし、そうなれるように指導していきますので、楽しみにしておいてください。

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今回のブログでは、新たにレギュラーチームに加わった選手の保護者の方も多いということで、練習の詳細を書いてみました。

さて、来週の土曜日は練習です。日曜日は試合が入るかもしれません。
楽しくいきましょう!