叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

きぬかけ杯V奪還へ!最後の調整練習

12月1日(土)御所グラウンドにおいて練習を行いました。

来週のきぬかけ杯に向けて、最終調整です。

 

先週の練習試合で多少気になった点を少し修正したあと、戦略的な面で誰にどういうサインを出す可能性があるのかを選手達とも確認しています。きぬかけ杯では、それを踏まえた打順ということになります。

その後、ピッチング、バッティングの調整。バッティングについてはいつものことですが量的には足りません。この1週間の素振りは必須です。

 

技術的にこの期に及んでどうのこうのということはありません。今の時点で最高のパフォーマンスができると思っています。

あとは体調を整え、来週のきぬかけ杯に臨むということです。卒団式前の最後の大一番、選手たちはきぬかけ杯で最高に輝いてくれると思います。

 

あと2試合、この子たちと野球ができる喜びを感じて試合に臨みます。

・・・ただ、子どもたちは大人ほどそんな気持ちはないようでして・・・(笑)

朝、練習前に何を話しているのかちょっと耳を澄まして聞いてみると・・・

中学の硬式野球の体験練習、「どこに行く?」とか「一緒に行こうぜ」とか、もう先のことを見ているようです(笑)

彼らにとっては通過点なんです。それでいいと思います。それが自然です。逆にTKドラゴンズが最終地点だと思われても困りますしね(笑)

毎年毎年、この時期、感傷に浸るのは私やコーチ陣やスタッフだけなのかもしれませんねぇ。

私は、TKドラゴンズが彼らの出発地点であることを願っています。

 

 

話は変わりますが、この日、珍しく元会計で保護者OBの松山さんが陣中見舞いに差し入れを持ってきていただきました。

ちょっと相談もあったんで、先日連絡したんです。

団員も増えて、近い将来団員が50名になりそうな気配が漂います。今のうちから明確な体制作りを手掛ける必要がありますので、来年度から新たな仕組みを作って行く予定なんです。その相談を少しさせてもらいました。

どんな組織でも人材というのは重要です。自分で言うのもなんですが、TKドラゴンズのスタッフは非常に優れた人材が揃っています。優れた人にお願いしてるんでそうなるんですが・・・来年のスタート時は2チーム編成になると思いますが、団員が36名ぐらいになると3チーム編成が必要になります。今年はスタート時点から3チーム編成を行い、3チーム編成を運営するために何が必要かということをいろいろ試しておりました。その経験値を基に来年の見通しを立てており、準備を進めています。

チームを分けるとぎくしゃくしたり、スタッフ間や保護者間でトラブルが発生したり、だいたい少年野球チームがもめる原因はここです。いろんなチームを見たり聞いたりしているとよく分かります(笑)

この同一チーム間や保護者間のトラブルを発生しないようにしているのがTKドラゴンズなんです。2チーム編成では十分な効果が出ていますので、基本的には間違っていないことが分かりますが、それ以上の人数ということになると話は変わってきます。世の中の流れや考え方の変化にも対応する必要がありますし、単純に足し算では賄えないということです。その戦略というか方向というか、ま、しっかりしたものが私の中でまとまりましたので、来年度から取り組んでみたいと思っています。

 

 

この日は体験にも3名ほど来てくれていました。

きぬかけ杯への最終調整ということもあり、体験の子どもたちには満足な練習をしてもらうことはできませんでしたが、TKドラゴンズのトップクラスであるレギュラーチームの雰囲気はなんとなく分かっていただけたと思います。練習時間は短いですが、コーチ陣がいちいち説明することなく、やるべきことをしっかりと自覚して各自がやっているという印象を持っていただけたと思います。TKドラゴンズのチーム方針である「自主性を尊重するチーム」というのは、裏を返せば「自主性がなければみんなから置いて行かれる」という面も併せ持っています。もちろん興味を持って野球に取り組んでもらえるような指導はしていますし、高いレベルの技術指導をしていますのでかなりの知識や技術は身に付けられます。あほみたいな反復練習をさせることもありません。しかし「目的なしに練習している選手」と「試合で活躍したいと思いながら練習している選手」とでは成長のスピードが違ってきます。一番わかりやすいのは顔つきが変わってくることでしょうか。ぽわ~とした顔つきの選手やおどおどした顔つきの選手は6年生のこの時期では見当たりません。例えレギュラー選手ではなくとも、です。

一つ成功体験をするとそれをきっかけに成長のスピードは増します。今の時期、レギュラーチームの6年生は全て自信を持っていますし、それぞれに取り組む課題を意識しながら練習しています。この1年でクリンナップを勝ち取った選手もいますし、熾烈なレギュラー争いを勝ち抜いた選手もいます。言うなれば、チームとしてほぼ完成した状態をご覧いただけたと思っています。

 

 

さて、スタッフや保護者の皆さんには、強化合宿~きぬかけ杯~卒団式というハードスケジュールをこなすため、お忙しい中、打ち合わせや準備やお手伝いなど貴重なお時間を割いていただき感謝申し上げます。

あともう少し、ともに頑張りましょう!よろしくお願い申し上げます!