叱らないから上達する!ひとり一人が輝く少年野球チーム!

「会長のひとり言6」~指導は楽しみの一つであってほしい~

現在TKドラゴンズに表立ったもめ事はない。
今だからこそ指導者の皆さんに伝えておきたいことがあるのです。

TKの指導者はぜひご一読を・・・・・

何かを犠牲にしていると感じたら、指導者はどうすれば良いのだろうか?

TKドラゴンズの指導者(監督・コーチ)はもちろんボランティアである。
給料をもらっているわけではないし時間を拘束されているわけでもない。

ボランティアの指導者は自由でもあるが、チーム方針や活動に沿って行動する必要があるので不自由な面もある。

この「不自由な面」というのは「楽しい野球とは何か?」という根本的な考え方に通じることなのだが、私の考えはこうである。
無秩序で目標の無い野球は自由ではあるが、それをつきつめても楽しくはない。
一定の秩序や礼儀、目標がある野球は不自由な面もあるがそれをつきつめると楽しい。
指導者にしても野球をチームや組織に置き換えると同じだと考える。

私はTKドラゴンズを設立して10年と8ヶ月になる。
その間「何かを犠牲にしている」「辞めたい」と感じたことはない・・・とは言えない。はっきり言うと「ある」。

今思えば自分で掲げたチーム方針にブレが生じ、自分が空回りしていた時期と重なる。
「これだけ自分の時間を割いて頑張っているのに、なんでみんなは頑張ってくれないんだ」
と感じていた時期がある。

しかし、この時期私は大きな間違いを犯していた。
子どもたちを輝かせ、指導者やスタッフを輝かせる立場の私が、「自分」を自分で高く評価してしまっていたのである。
私の自分自身の評価と周りの自分に対する評価に大きなギャップがあったのだ。
私の評価を下すのは私ではなく、周りの人たちや子どもたちなのである。

この失敗を期に「子どもたちひとりひとりを輝かせる」「自分の評価を自分でしてはならない」と強く心に刻み込むようになった。

今、TKドラゴンズの部員は過去最大の27名を数える。
それに伴い指導者の人数も増やす必要がある。

指導者には仕事、家庭、趣味・・・様々な生活がある。
しかし、それらを犠牲にしてまで頑張る必要はないと考える。
TKドラゴンズでの指導が趣味や楽しみとして生活の一部に思えるようなものであってほしいのだ。
指導者が「楽しい」と感じていなければ、子どもたちに「楽しい」と感じさせることはできない。

もしも、指導者としての役割が「何かを犠牲にしている」とか「しんどい」と感じたなら、少しチームに距離を置き休憩するのが良いと思う。
そして「子どもたちを輝かせるのだ」「自分の評価は周りが、そして子どもたちがするのだ」と思い返し、楽しさを見いだすことができたなら指導者としてチームに参加していただきたい。
もし楽しさを見いだすことができなければ、周りから見ていていただければありがたい。

多くのチームで分裂騒ぎや学年別の不和話を耳にする。
犠牲になるのは、子どもたちである。
TKドラゴンズの子どもたちは、どうか幸せであってほしい。
それが私の願いである。
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